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サンタナ

サンタナのチケット(jpg,35.8k)
No.12 : 1973/7/7

何と「D席」で1,000円じゃありませんか!v(^o^)v

私の記憶では、この時はカルロス・サンタナ本人の「あまり豊かではない人達(要するに貧乏人)にも見る機会を提供したい」という要望により1,000円チケットが実現したのだったと思う。

ステージに向かって左の真横にあたるこの席は、正面の2階席よりはずっと近い距離にあるのだが、それでも何だかずいぶん下の方で演奏してるなぁ、ってな感じだった。

「くちなしの花」似のヒット曲「哀愁のヨーロッパ」を演奏した時に、ブギーのアンプを使うと本当に奇麗にフィードバックすることを知った。(^^)

全般的には、ラテン系の白熱ノリよりもむしろスピリチュアルな雰囲気が強かったという印象が残っている。スリ・チンモイに傾倒していた時期だったのかな?

ステージとの距離感からか今一つ演奏に集中しきれないでいる私に左隣のお客さんがいきなり「飴食べませんか?」と尋ねてきた。

「飴って、なめるもんじゃないの?」という言葉をかみ殺しながら丁重にジェスチュアでお断わりした私。
(^^;)

貧しい者同士の互助精神から声をかけてくれたのに、失礼な対応をしてしまったことに後悔したことは言うまでもない。<嘘

その件以降無性にその人のことが気になり余計に演奏に集中できなくなってしまった。

何故かというと最後までその人が男か女か判別できなかったからである。(笑)

ユニ・セックス時代も70年代に始まったのだった。

それにしても人間ってつまんないことをよく覚えているもんですねぇ。
(1999.06.09記)



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