2018年7月分

音楽雑記帳

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7月25日(水) 倍音と爆音

猛暑のためか唐突にジミヘンが聴きたくなった。(笑)

で、ワイト島ライヴのDVDを鑑賞した。

涼しくは感じなかったものの満足できた。(苦笑)

聴き終えて意外に小さな音量で聴いていたことに気が付いた。

即座に理由が分からなかったのは高温のためか。(汗)

少しして、倍音だ、と思った。

以前に書店で倍音関連の本を立ち読みしたら冒頭でジミヘンにふれてたっけ、と思い出したのがきっかけだ。

倍音が豊かな音は迫力を増す、ことを実感したのだ。

結果として「エコ」なので、今後はジミヘンをエコひいきすることとする。(意味なし)

話かわって野外フェスの大音量。

普段イヤーフォンやヘッドフォンで音楽を聴いているとスピーカーから発せられる重低音に身体を揺さぶられる快感に身をゆだねてしまうそうな。

危なっ。

EDM作りのハウツー本に、ベース音に1オクターブ下のサイン波を加える、という手法がよく使われるとあった。

誰が最初に始めたかは知らないが、楽器音の倍音構造に基づいた理にかなった低音迫力増大法だ。

が、低音を強くすれば中高音もそれにつれて大きくなってしまう。

倍音を付加して音の迫力を増すのとは真逆の発想に思える。

日常的には耳に直接、非日常として身体ごと大音量をあび続ける怖さ。

高齢化社会がますます進んでいるなか、将来難聴老人だらけになってしまうかもしれない。

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7月5日(木) 視聴欠く作品

買ったまま未読の本、一度も聴いていないCD、と並び見ていない音楽DVDとブルーレイディスクもかなりの数所有しています。(苦笑)

数日前にテレビ番組を録画したディスクを収納していた時、ふと1枚のDVDが目にとまりました。

記憶が正しければアマゾンでおすすめされて買ったロリー・ギャラガーの「IRISH TOUR '74」です。

どうやら7年ほど前に購入していたようです。(汗)

彼の作品をアナログ盤時代の大昔に聴いたことがあっとことはありました。

自分が持っていたのか、友人にかりたのか、当時時々あった姉が友人にかりてきて聴かされたのか、今となっては定かではありません。

悪い印象は残っていなかったものの、当時は他に大好きなバンドが沢山あったために手が回らなかったのだと思います。

それでも心のどこかに引っかかっていたからこそ、7年前に買ったのでしょう。

思い付きで2回にわたってボーナス映像まで全部見終えました。

思いのほか良かったのです、これが。

群を抜く個性があるわけでもなく、際立った技量を持っているとも思わないのですが、なぜか引き込まれる演奏をする人だったんですね。

ロックが燃えていたあの時代に充満していた熱気を全身全霊で体現していた自然体の好人物なんですよ。

彼について詳しいことをまったく知らない私ですが、少なくともこの作品の頃の彼からは、ロックのダーティーな面であるドラッグや暴力を感じません。

酒は飲んでましたけどね。(笑)

IRAなど難しい問題をかかえていた時代にあっても、アイルランドの気のいい兄ちゃん、です。いや、でした。

このような視聴欠く作品を見ることはめったにない私なのですが。

不思議なことに同じタイミングで高校の同期会のお知らせメールが届きました。

確か卒業したのは1975年。

1年違い。だ。

受験地獄をさまよってはいてもロックから離れられなかったあの頃。(遠い目)

魂の抜け殻の中に、果たしてふたたびロックの炎は燃え盛るのか!

ってな気分にしてくれる作品でした。

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