2004.5.20 反省します

 「先日本城陸上競技場補助グラウンドで行われた試合で応援団が邪魔になり、観戦に不都合が生じた方が居られた。これについてどのように考えているのか」という内容のメ―ルを頂きました。メ―ルを出された方のアドレスが匿名だった事と、このコラムにポリシ―を書いて欲しい旨の内容が書かれてありましたので、このコラムで私の考えを書きます。

 状況を簡単に説明しますと、補助競技場内は金網に囲まれていまして、選手の皆さんが居られるテントの近くに若干のベンチが設置してあります。私達はそのベンチの正面で応援を始めたため、ベンチに座って観戦しようとしておられた方々の視界を遮ってしまった訳です。
 終わってしまった事ですので、どうにもお詫びのしようがありません。思慮が足りませんでした。
 私としては、「ヴォルカ鹿児島の役に立ちたい」と思っているので声をだしての応援をしています。その応援行為によってチ―ムや周囲の方々、観戦しておられる皆さんに迷惑をかけるのは本意ではありません。LAVA鹿児島という応援団にも色々な人間が居り、その中でもしょっちゅう試合に駆けつけて応援をしているのは、数人の常連のメンバ―だったりするのですが、その数人の立ち振る舞いにより、その他の応援仲間はもちろん、チ―ム全体の評判を下げたとすれば残念であり、申し訳ない気持ちで一杯です。

 今後はもっと気をつけて行動します。あの補助競技場で言えば、反対側の邪魔にならない場所で応援をするべきでした。ホンダロックを応援していた方は後ろにベンチが無い反対側で応援されていましたね。下で選手のマナ―云々を語りましたが、我々応援団がマナ―違反をしたとは笑えませんね。

2004.5.17 ウとホの金網デスマッチ 主審を御友達にしてしまったホと、敵に回してしまったウ

 16日行われたヴォルカ対ホンダロック戦は、1-2でホンダロックの勝利でした。めちゃくちゃ悔しかったです。主審の判定に不満はありましたが、そう判定を加えられる要素というか、原因はあったと思います。
 今回の遠征にあたって、私が「あっ、おかしいな。これはまずいな」と始めに思ったのは、15日鞘ヶ谷で行われたサン宮崎戦の試合開始直前に見た光景でした。
 試合開始時間となり、サン宮崎の選手等が審判さん等の横で待機している状況。しかしヴォルカの選手達はなかなか出てこないと。これは去年からよく見られた光景で、(今回は私がいた角度からはわからなかったけれど)遅れる理由は、殆どが「前田監督の話が長い」という事だったようなんですね。これに対して、九州リ―グの運営委員長(だったっけ。うろ覚えです)の藤家さんが激怒したと。言っている言葉は聞こえなかったのですが、遅れて出て来た選手達に対して、明らかに怒った様子で何か言っておられました。
 それに対して頭を下げる様子のヴォルカの選手はおらず、何かこう、ぶ-たれたような、「何だよむかつく」みたいな態度のヴォルカイレブン。怒られながらも、まだ出てこない選手もちらほらで、遅れているにもかかわらず、ダラダラ歩いて出てくる選手達。たぶん、この状況がうまく理解できていなかったのかもしれません。
 藤家さんが怒ったのは当然の事です。仮に私が藤家さんの立場だったら、やっぱり同じように怒ると思います。試合の開始時間になって、一方の選手達は揃っているのに、もう一方の選手等は数人しか準備ができていないと。これ、駄目駄目です。まずいです。「人揃ってないんだったら、この試合不戦勝だね」って言われても文句言えませんってばさ。まあ、さすがに不戦勝とかにはなりませんでしたけども、運営側の方から見れば、こういう事をされると色々な不都合が有るはずです。次の試合の時間もずれてくるし、試合が全て終了した後のかたずけとかにも影響してくるんでしょうし、競技場を借りている時間とかも限られているでしょうし。とにかく、これを見て私は「ヴォルカというチ―ムの心証が、非常に悪く思われている」と確信してしまったのでした。

 この嫌な流れは16日にも違う形で引き継がれてしまいました。しょっぱなから激しくぶつかり合う両チ―ムの選手達。野田選手が相手選手とぶつかり、少し揉めた様子。こういった時、野田選手は「まあまあ、落ち着けよ」みたいな感じで、相手選手の頭を触ったりするのをよく見るんですね。時には相手選手の頭を触るだけではなくて、もっとこう、「ぐしゃぐしゃ」とかする感じで触ったりして、結構嫌がられる様子も見ることができ、これも一つの挑発効果を狙ったものなのかもとか思っていたんです。
 でも今回はちょっと違いました。誰だったか忘れましたが、頭を触られたロックの選手が逆に野田選手の頭を触り返したんですね(これは初のパタ―ン)。するとその触り方がムッとしたのか、野田選手がその触った相手に対して手を出したんですね。「やめろこのやろ-」って感じで、振りほどこうとするような、叩くような、微妙な感じでした。幸か不幸か、このわずが数秒のやり取りに対し主審は背を向けていた為に何の判定も下されなかったのですが、これに対してロックの選手達は猛抗議。ほぼ全員の選手等が「殴った」とアピ―ルしたので、たぶんこれは悪い印象を持たれる原因になったでしょう。
 上記の出来事は、ほんの一部の事だったんですが、こういうのが積み重なった気がします。自らへの不利な判定に対し抗議するヴォルカイレブン(と前田監督)。これに対し、ロックの選手達は、何故か主審さんに親しげに話しかける様子が多々見られました。何を話しているのかは聞こえないのですが、笑顔で二言三言、マメに言葉を交わします。たぶんたわいの無い内容の会話だと思われますが、これはなんだか嫌な感じです。主審だって人の子。批判されれば嫌になるでしょうし、笑顔で挨拶されれば好印象を持つかもしれません。
 試合は、今期からロックへ移籍した和憲選手の絶妙な「コケまくりパフォ―マンス」もあり時間がたつにつれ、益々ヴォルカにとって悪い状況に追い込まれていきました。点数表示の看板が、どうみても、ヴォルカが「ウ」一文字でホンダロックが「ホ」一文字の表記だった事もあって、「ウとホの戦い、ウッホッホ〜ウホッホ〜」とかお馬鹿すぎる会話をしていた我等が応援団も、次第にジョ―クすら言えない雰囲気に。結果は無残にも1-2で惜敗。内容は決して悪くは無かっただけに、悔しすぎる一敗でした。

 技術的な面から見た敗因とかは、いまいち分からないんですが、その他審判さんへの心証作りに関して言えば、完敗と言って良いと思います。卑屈になる必要は無いですが、多少の事があっても笑顔で挨拶する、あのロックの選手達の態度は見習う価値があると思います。
 笑顔に負けたと。笑顔で勝ち点3持って行かれてしまったと。なんかそういう気がしました。

2004.5.14

 管直人氏の劇的なオウンゴ―ルで盛り上がってきた政局ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。明日は北九州開催ですね。我等ラ−ヴァは5名が会場に馳せ参じる予定でおります。なんか、かりゆしホテルズさんが今年一杯で「かりゆしFC」のスポンサ−から撤退するのだとか。どこも大変ですね。

 しかしなんでしょうね。何で皆、自分は動かずに他人を動かそうとばかりするんでしょうね。楽だからでしょうかね。YSAMさんが運営しておられる後援会サイトへ要望の書き込みをされておられる方々、事情を殆ど知らない方はある程度仕方ないにしても、なんと残酷なのでしょうか。
 好きなチ―ムを盛り上げたいと思って「情報発信が足りない」と感じたら、何で「じゃあ自分が凄いサイトを作っちゃうぞ」という行動にならないんでしょうか。なんで「他の人にやってもらう」が大前提になってしまうんでしょうか。もし仮に「好きな人」が困っていたとしたら、みんな、他の人を捕まえて「彼女を助けてやってくださいよ」とか言って頼むだけして自分はその様子を観察したりとかするんでしょうか。というか本当に好きなんでしょうか。私なら好きな人が困っていたら、何とかして手助けしようとするでしょうが。何で言いたい事を他人に対して口で言うだけで、自身では全く行動を起こそうとしないんでしょうか。つまんないと思うんですけどね。言ってるだけ、見てるだけって。楽をして得られる喜びって、楽した分くらいしか得られない気がするんですが。私は色々やってますけど、やればやるほど大きい喜びを得ていますよ。だから楽しいですよ。

 NWOの連中の掲示板面白いっすね。「鹿児島の仮装大賞なんぞもっての外」って書き込み、飲んでた物噴出しちゃったじゃないですか。良いセンスしてるよね。盛り上がるといいね北九州。
 人には何か役割みたいなのがあるのかも・・・・とかぼや〜っと思う事があるんだけれども、ヴォルカに対しての私の役目は、「草の根・ネットでの口コミ活動」であると確信した現在、その役割からはみ出過ぎる事も無く、その役割に邁進していきたいと感じた今日この頃でした。

2004.5.07

 気が付いてみればもう五月。沖縄開催が終わって、ゴ―ルデンウイークが終わり、やっと一息ついた私は先月からづう〜〜っっつつと毎日働いていましたさ。休み無しさ、忙しかったっつうの。ああよかった。世の中の景気が良くなりそうな予感がする。いやマジで。

 景気の波も循環すれば消費者の購買意欲も溜まってくるもので、それが自然と景気の回復に繋がっていくものなんでしょう。たぶん。ヴォルカもこれは同じで、新聞・雑誌、テレビのニュ―ス等でも取り上げて頂く機会が増えた現在、今一番多くの人々が求めている事といったらもう答えは一つ

                                         「試合見せろやボケ」

という一言につきると考えます。これに対して「じゃあ見たいけど見に行く機会がねえとか文句ばっか言ってねえで、足を運んで試合見に来いよ(こういう意見が試合現場のサポからでるのも自然と思う)!え、えっとお・・・今度は北九州なんだけど」とか吼えてみても、あまり意味はないので、とりあえず新サイトを立ち上げてみました(http://lava.jpn.org/)。ボチボチLAVA関連の方はそちらに移していく予定でおります。あしからず。


 サ―バ―はさくらネットさんの、一番安いプランの専用サ―バ―です。凄いでしょ、専用ですよ。シャアになった気分で専用ですよ。ドメインとか、あまりよく意味の分からない私なんですが、とりあえずさくらネットさんのサブドメインを使えば無料らしいので、訳もわからずlava.jpn.orgってのにしてくれって、適当に手続きしたら、本当に適当に出来上がってしまいました。ほんの数年前まで「パソコンってのは、フタをあけたら保障対象外になっちゃうからやばいよ。メモリの増設って何の機械買ったら出来るんだよ」とか考えていた人間が、無謀にもサ―バ―を立ててしまったとは。しかも管理は自己責任とは。もうこれは金で解決するしかないかも。
 わざわざ、サ―バ―を自前で借りてまでサイトを移転する理由は色々あります。
 一つの理由としては、元々このサイトは私の個人サイトであり、「LAVA鹿児島のサイトが欲しいよね。だったら俺のHPを兼用にしちゃおうぜ」とか、かなりいい加減な状態が続いていたという点があります。要するに、個人サイトなのか、何らかの公的なサイトにしたいのかが曖昧であり、その結果、こういうコラムみたいな物一つとっても、あまりいい加減な事が書けなくなってきた気がすると。なんか窮屈になってきたって感じがしたからです。LAVA鹿児島のサイトを、きちんと別に設けて運営すれば、このサイトでも単なる一個人として、もっと自由な事が書ける気が、なんとなくすると。
 もう一つの理由は、動画配信をしたいからです。とりあえずチ―ムに迷惑をかけない範囲での、なんらかの企画、番組を作っていきたいです。今現在、ヴォルカ鹿児島の試合を放送するメディアがほぼ、無いという現状からして、私達応援団に求められている役目の大きな一つが「ヴォルカについての情報発信」である事は、常々感じていました。その努力が足りないばかりに、去年の地域決勝大会の晴れの舞台で、情けない応援っぷりを晒して、チ―ムに御迷惑をかけてしまったという反省から、その「情報発信機能」を大幅に強化させたニュ―サイトを作る必要に迫られたと。少なくとも私はそう感じたと。動画配信を視野に運営をするのなら、専用のサ―バ―を借りたほうが都合がよかろうと、専用ってなんとなくカッコイイじゃん、と。そういう事です。

 以上の理由により、まもなくこのサイトは「単なる普通の日記サイト」みたくなる予定です。「普通のサイトになります!」ってのもキャンディーズっぽくて笑えます。もっと分かり易く例えるなら、FMWの「五作」が「二代目Mrポ―ゴ」を襲名してみたものの、結局は元の「五作」に戻ったって感じでしょうか。


 話は全く変わるんですが、2chのスレとかで「練習試合の公開、非公開って意味あるんかいコラ」みたいな書き込みがありますね。それについて仲間内のSさんとも御話したんですが、
「(私)あれって何なんでしょうね」
「(Sさん)いつも俺達が行ってた練習試合ってのも、厳密には非公開らしいよ」
「(俺)ええっ、そうなんですか。でも普通に見に行ってましたよ」
「(Sさん)うん、いいんじゃない。別に見に行っても」
って感じでして。私が考えるに、こういうのは原則としては「非公開」なのだと。とは言っても、世間一般に言う所の公開云々とは違い、「特にチケットとか準備したり、観覧席を設けたりしていませんよ」という意味での「公開して御客さんを広く募集しているという訳ではありません」とかいう意味で「非公開」とか書いているだけの話であり、たぶん「公開」と書いているのは「どうぞ見にいらしてくださいね」くらいの、あまり深い意味の無い表記なのではないかと。良い子の応援団員としては、そう理解しています。

2004.4.12

 昨日は2週間ぶりの休日だったのですが、「新幹線に乗るまでは死にきれない」という、旧国鉄マンだった祖父の希望を叶える為に、はるばる八代まで新幹線にて往復の旅をしてまいりました。八代での滞在時間は30分あまりで、折り返し鹿児島中央駅までさっき乗って来たばかりの車両に、また乗って帰って来るという変な1日でした。私はただひたすら疲れただけだったのですが、祖父は「これでもう思い残す事は無くなった」と言って満足げでした。「思い残す事は無い、これでいつ御迎えが来ても・・・・」というのも、孫の私としては喜んで良いものやら不謹慎そうな気がして微妙ですが。
 国鉄マンとしては、新幹線開通は悲願だったそうですよ。「開通を見ずに亡くなってしまった仲間が云々」と話を聞いていて、ふと「俺達の悲願ってなんだろう」とか思ってみたんですけど、これって決して「ヴォルカのJリ―グ昇格だ」と言って終われるような単純な話でも無いと思いました。

 なんかどこかの資料で見たんですが、鹿児島って「現役のJリ−ガ―を、全国で3番目に多く輩出している県」らしいですが、これは素晴らしい実績です。それだけ日本のサッカ―界に貢献できているのだという、ひとつの証拠とも言えるでしょう。Jリ―グも、要するに原点としては「未来の子供達の為に、より良いスポ―ツ環境を作っていきましょう」という活動なんですから、こんな過疎地が3番目になっただけでも、かなり凄い成果ではないでしょうか。
 ただ、今現在Jリ―グのチームが無い為に、「チ―ムが地元にも欲しいよ。皆で作ろうよ」といって太鼓を叩いているのが我々LAVAの面々な訳でありまして。 だから私達みたいな、ちょっとマニアックな鹿児島のサッカ―ファンの立場としては「Jリ―グのチ―ムが地元に誕生する」というのが悲願と言って良いと思います。あたりまえですね。でもね、これはさっき述べた「未来の子供達の為に、より良いスポ―ツ環境を作っていきましょう」という原点と矛盾してはいけない訳で、この原点に相反するような事はやってはいけない、許されないとも言えるはずです。何が言いたいのか分かりにくいかもしれませんが、私がここで主張したい意見というのは、とどのつまり「Jリ―グのチームはファンとして欲しい。しかしそれを実現させる為に未来に禍根を残してはならないと思います」という事です。

 なんらかの活動をするからには「成功」と「失敗」という結果は出る訳で、そりゃ成功すればそれに越した事は無いんですが、失敗した時の事も考えようと。言い方を変えると、「よりベタ―な失敗の仕方を考えよう」と。
 私が考えるに、「でかいスポンサ−を呼んできて、金かけて、どんと作りましょう」とか「有力なスポンサ−が現れるのを期待して、ちょっと無理してでも選手かき集めて一気に昇格を狙いましょう」的計画はナンセンスです。失敗した時にマイナスしか残らないと思うからです。地元の経済界の方々に「〜さんの所がサッカ―で下手うったらしい。サッカ―は関わるもんじゃない」とか思われたら最悪です。周囲のチ―ム等の状況を見れば、こういうやり方だけでは高確率で失敗するというのは分かりきっています。
 結局は地道に長い目で活動していくのが一番確実で早道になると思います。具体的に言うなら、例えばジュニアユ―スを作ったとして、その子達の受け皿としてユ−スが出来ていって、またその子達の中から、大人になってもサッカ―を続ける人達が出てきて、プロやセミプロなんかになっちゃう人も出たりなんかして、それらの活動に関わった多くの人達、選手やその御友達、両親や兄弟らの中からヴォルカ鹿児島の本当の意味での良き理解者となる方々がでてきて、そういったファンの輪が広がっていってから後、自然と「ファンも沢山いるし、支援者もいるし、プロチ―ムを作りましょうか」という話になるのが本来のあるべき姿、当たり前の流れだと思います。だから私はこの形に最も近い(と私は思う)活動をされておられるランザ熊本が大好きです。個人的には九州リ―グの中で一番Jリ―グの理念に近いチ−ムだと思っていました(九州リ―グに帰って来てくれ!)。

 今、チ―ムは前田浩二さんを監督に迎えてから、より勝てるチ−ム作りへ、色んな意味で激しく変化しつつある真っ最中ですけれども、ファンの皆には長い目で見てやって欲しい。「今の小学生が成人した頃にもうひと盛り上がり位して、その結果プロチ―ムができたらいいよね」位の長い目で、落ち着いて腰を据えて応援して行けば良いでしょう。「そんな悠長な事を言っていたら、すぐに熱が冷めてしまう」という方も当然いらっしゃるでしょう。しかし方法論の話ならならともかく、「今すぐ欲しいんだ」「すぐに出来ないんじゃつまらない」とかいった子供じみた考えでの意見だったら、それはただのサッカ―ファンのワガママとしか思えません。

 大丈夫。ヴォルカは借金とか無茶な金集めとかはしていないんですから、多少の失敗をしても、後に続く人達へより良い形でバトンを渡していければ進歩はするんですから。それぞれが悔いの無いよう、ファンの皆も後になって「あんな活動、こんな活動をやっておけばよかったのに」とか後悔する事の無いように、しっかり応援しちゃいましょう。「悲願」ってのは、そう易々と手に入っちゃつまらないでしょ?


2004.4.11 九州リ―グまもなく開幕 (長文です)

 今年も九州リ―グ開幕の季節がやってまいりました。オフの間、皆さんどうお過ごしだったでしょうか。皆さん私生活でも色々御有りだったでしょうが、御多分に漏れず私もそれなりに変化のあった、忙しい日々を送っておりました。4/9の南日本新聞さんにもヴォルカ鹿児島・大隅NIFSと、両チ―ムの選手名簿と戦力分析が掲載され、「今年もいよいよ始まるんだなあ」といった、なんか戦闘開始みたいな、高揚した気分になってきた今日この頃です。

 気が付いてみれば、去年の天皇杯以来このサイトも更新していなかったりします。深刻な話とかではないのですが、ちょっと思う所があって、考え込んでしまたんです。
 きっかけになったのは去年の地域決勝大会の第一試合、ザスパ草津さんとの試合の時です。試合前に前田監督と少しだけお話できたんですが、監督も応援に駆けつけたのが私たった一人だけだと知って、かなり残念そうな表情をしておられたんですね。対戦するザスパさんは、パッと見た目50人以上もの方々が応援しておられました。結局試合内容としては、私が見た限りでは「かなり良い勝負をしていた」と思うんです。とられた1点もアンラッキ―とも言えるゴ―ルでしたし。でも応援する者はたった一人と。これはなんだと。

 私が思うに、ある程度の数の人々が、一つの目標に向かって団結して物事を行おうとする場合に良く「チ―ムワークが大事」とか言われる訳ですが、これって「御互いコミュニケ―ションを密にとりましょう」という意味の他に、「各人それぞれが、自らの役目を真っ当しましょう」という意味も、前提として当然あると思うんです。要は、「あいつらも頑張っている。あの役目は奴等にまかせておけば安心だ」と他の方々に思ってもらえて初めて、コミュニケ―ションもとれていくのだろうし、チ―ムとしてもまとまっていくのだろう、信頼が生まれるのだろうと思います。

 あの試合、選手の方々は全力をつくされた。色々な気持ちが御有りでしょうが、見ていた私には全力プレイに見えました。チ−ムのフロントの方々もメインスタンドにて見守って居られました。ここまでは良いでしょう。しかししかし、応援者がたった一人とは、なんと情けない。
 確かに富山という、鹿児島からは遠すぎる地ではありましたが、一年の集大成である、晴れの舞台が一人とは。決して、私は来なかった(来れなかった)他のサポ―タ―仲間を非難したいのではありません。足りなかった。人を集める、応援仲間を集めるという努力が決定的に足りなかった、と感じたのです。富山では泊まったホテルも会場もザスパのスタッフ・サポ―タ―ばかりで、黒地に丸十時のはいったヴォルカTシャツを着ているのは私だけ。いくら遠いにしても、これは・・・・。本当に、試合・応援と、全てにおいて負けてしまった気がしたのを覚えています。その原因・きっかけの一つは、確実に「応援者」にあったとも言えるのではないか。

 「サポ−ト活動」と言うと小難しく聞こえますが、多分基本(?)は「試合を見に行く」って事だと思います。そして「心の底から楽しむ」と。
 試合や練習を見ていて、より多くの方々が「楽しいなあ」「また見に来たいなあ」と思ってもらえる、「より多くの人達に優しい観戦環境を作る事」が、現在における私達応援団の大きな役目でもあると考えていましたし、いまでも変わらないのですが、「もっとやれる事は他にもあるのではないか」「決定的に足りない活動があるのではないだろうか」という思いも、頭の片隅にあったのは事実です。
 私達みたいな、言葉は悪いですけど、あまり有名でも無いチ−ムを応援しているマニアックな人々っていうのは、顔をあわせるメンバ―が限られてくる為、他の人々からすれば「変わったオタクっぽい人達が集まっている、近寄りがたい雰囲気」になりがちだと思うのですが、たぶん、応援の雰囲気作りとしては、そんなに悪くない、「排他的では無い」楽しい雰囲気作りができているのではないかと思っています、たぶん。一番足りない努力、活動と言えば、観戦者を呼ぶ活動でしょうか。

 しかしホ―ムアンドアウェイではない九州リ―グでは地元開催も少なく、チ―ムに興味を持った方々の殆どが試合を目にする事ができない、できにくいのが現状です。例えば、「サッカ―好きの友人」を「ちょっとヴォルカの試合見に行かない?北九州に」と観戦に誘っても「はあ?」とか言われるのがオチな訳です。でも、誰でも試合を見た事が無いチ−ムのファンになったりはしないはずで。だからと言って「九州リ―グをホームアンドアウェイ方式にしてくれ」と言うのも現実的では無い。何か良いアイデアはないだろうか・・・・と。


 そこで、とあるアイデアが浮かんだんですが、きっかけになったのは、またもザスパ草津さんがらみなんですね。
 多くの方々が御存知の通り、去年地域決勝大会の直前に、全社という大会がありまして、そこでザスパ草津さんと「地域決勝大会の前哨戦」みたいな試合が埼玉県であったんです。私も応援に行ったんですが、そこでザスパ草津さんのサポ―タ―の方とお話して、試合後もメ―ルを頂いたんです。そしてザスパサポ―タ―さんのサイトを見せていただいたんですね。そうすると、トップぺ―ジにその時の試合の様子を伝える短い動画が数点あったんです。そのいずれもがヴォルカが失点して大喜びしている、失礼ながらこちら側から見れば結構ムカツク動画だったんですが、これは良いなと。短い動画でも、現場の雰囲気が良く伝わるし、部屋に居ながらでも視聴できる。

 ヴォルカについての動画配信というアイデアは私が初めてでは無いのですが、これは実に有効ではないかと。と言っても私は単なる一ファンですから、やれる事、やって良い事には限界がある訳ですが。

 とりあえず、最低限の機材は揃えました。試しにKSLカップの2試合も撮影しましたし、新サイト移転用のサ―バ―も確保できそうです。「今すぐに」という訳にはいきませんが、近いうちに動画配信を可能にする予定です。動画の内容としては、あくまで「サポ―タ―の視点」からの、それなりに見れる番組にしたいと考えています。ちょっとした「放送局もどき」みたいにできたら理想です。

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