うちのペット  


〜出逢い〜

 昨年のことですが、私の勤め先の 段ボール置き場で、どうやら イタチの出産が行われたようなんです。

もちろん、人に飼われてたような感じではないので 野イタチです。(ここはどこだーっ!)

 廃材置き場のパレットの下に、イタチのBABYたちは、まるで外敵から身を守るかのように 兄弟で身を寄せ合っ

て 一つの塊になっておりました。親は・・・いませんでした。まだ、目も明かず、きゅ〜んきゅ〜んと 啼いてる姿は

とても、かわいかったのです。

 でも、ここは、会社。どうしよう・・・。確か、フェレットって、いまブームだったよな。フェレットもイタチもいっしょでし

ょ、と私は、さっそく同居の母に連絡して イタチをお持ち帰りしてよいか尋ねました。『どうせ、NGだろうな・・・。』

ところが、この母もものずきで、驚いてはいたものの「とりあえず、連れてこい。」との返事。

 そうこうしているうちに、同僚達と私は 仕事そっちのけで 盛り上がってしまい、イタチのBABYに 名前まで付

けてしまったのです。「きゅー、きゅー」啼くから、”サカモト”!ゲラゲラ

 そんな私達の意と逆に サカモト達は どこかへ連れて行かれてしまいました・・・。

 ひっどーい!鬼ーっ!

でもね、それで良かったのかも知れません。イタチの飼い方なんて知らないし、飼った話も聞かないし。私の家で

兄弟全員を 引き取れるわけでもないし。それでも、サカモト達の安否を思って 涙する女子社員までいたのです

から・・・サカモトも幸せだったことでしょう。


 それからしばらくして、同僚が、「行きつけの美容院で ハムスターを譲ってくれるらしいけど、いらない?」と聞い

てきたのです。サカモトを引き取るとき、唯一名乗りを上げたのが私だったからなのか、彼女の中で私=動物好き

という図式が できていた模様です。別に、私は ムツゴロウさんではないのです。 もちろん、嫌いじゃないけ

どものすごーく好き、でもないし。そういいながらも、とりあえず そのハムスターをさっそく見に行きました。思って

いたよりちっこくて、臭いもなくて、とってもかわいかったのです。あぁ〜だめぇ、やっぱり飼いたい〜!

 うちのたぁくんは、ひとりっこだし、情操教育をかねて 何か飼いたいと思っていたのは事実で、結局、1匹だけ

雄を譲っていただくことにしました。お名前は たぁくんに 決めさせました。(私)「お名前、何にする?」 (た)「んー

とね。ぎゅうにゅう!」 (私)「・・・・。」

 由来はなんなのでしょう・・・。彼に何が起こったのでしょうっ!いまだにわかりません。でも、うちでは 今となって

は何のためらいもなく、呼んでいます、「ぎゅうにゅうちゃ〜ん!」。 こうして、我が家に 新しい家族が仲間入りし

たのでした。

 今日も元気にぎゅうにゅうは、くるくる回るおもちゃの中で 走りまくってます。飼って初めて知りました。ハムスタ

ーって、夜行性なのね。夜中けたたましく 鳴り響く、カラカラカラカラーッッッの音。かーなーりっ、元気です・・・。


〜別れ〜

 出逢いの次は・・・いきなり、別れ・・・ですっっっ!

うそでしょー!?数行前で、かーなーりっ元気って 書いたばっかりなのにぃ。

掲示板にも書いたけど、とうとう・・・ぎゅうにゅうちゃん、天国へ。

ぎゅうにゅうちゃんの餌、最初は いろんな種とかドライフルーツとかの入った

カラフルなご飯だったんだけど、その餌が終わってから ちょいと変えてみたんです。

今度のは、ドッグフードみたいなタイプ。こっちの方が 栄養価高そう・・・と思ってね。

でもね、ぎゅうにゅうったら これ、キライだったみたいで あんまり食べないんですよ。

そこで おかーさんは、「わがままは 許しませんよっ!めっ!」と、しばらくそのままに

してたんですね。それでも、ちょっとしか食べないんで 仕方がないので ひまわりの種を

足してあげたりしたんだけど、そうするとひまわりの種だけ食べるんです。これでは

栄養が偏ってしまう・・・と思い、結局 最初のカラフルご飯をまた買ってきたんです。

んで、ぎゅうにゅうちんに 餌入れてあげようと思って 声かけるけど・・・反応がない。

いつもなら、潜っているチップやティッシュの中から ひょこっと顔を出すんだけど・・・。

「ぎゅうにゅう、ぎゅうにゅうっ!」と かごを少しとんとんしてみるけど、ぴくりともしない。

『も、もしや・・・・』と 慌てて 蓋を開けて かき分けてみると・・・・・

急いで たぁくんを 呼び、ぎゅうにゅうちゃんを指さすと、たぁくん「ぎゅうにゅうちゃん、

死んだの?」と。でも、「あいちゃんの鳥も死んだんだよー。」と、意外とクールでした。

命有るもの、いつしか滅びる・・・ということを、葬式にも数回参列して 彼は悟った

のかも知れません。

それとも・・・ぎゅうにゅうちゃんで、情操が養われなかったのかっっっ!!

恐ろしきかな、たまごっち世代・・・。ううっ、心配。

ま、悲しむ姿を見るよりは・・・かな。

 それにしても、ハムスターって そんなに 寿命短いもんかな。

からからからーって 走る姿、可愛かったなぁ、ぎゅうにゅう。

きちんと 育ててやれなくて ごめんね、ぎゅうにゅう。

冥福をいのりつつ、合掌。


さようなら、ぎゅうにゅうちゃん