3月4日(土)に、鹿児島県漬物商工業協同組合(後援:(社)鹿児島県特産品協会他)が
日本食の良さや、伝統食品を見直す契機にしようと、「漬物フェスタ」を初めて開催しま
した。健康講習会と漬物料理試食パーティーには、多数の方が参加されました。
中でも、干したくあんを使った「アイデア料理コンテスト」には182点の応募があり、
当日は、最終審査に残った18点の料理と、ホテル等のプロが提案した料理8点が展示さ
れていました。応募料理は、意外性に富んだものもあり、特に入賞作品は、見た目だけで
なく、栄養バランスにも配慮されたものでした。料理の素材として使えるという漬物の新
たな一面がうかがえました。
表彰式では、末吉理事長より「今まで考えつかなかったユニークな漬物料理が多く、驚
きました。漬物も従来と比べ塩分が少なくなっており、漬物の良さを知っていただく、よい
きっかけとなりました。」とのあいさつがあり、また審査員より「初めてのコンテストで
あったが、多数の応募があり、また若い人からの応募も多く、『使い易い』『タクアンを
調味料代わりに使用している』『素材の味を活かしている』ものでありました。『漬物は
料理にも使える』という新たな発見でした。次回は、さらに多くの方にご応募いただきた
い。」との講評がありました。
入賞作品は、下記の4点となっております。
◇入賞作品◇
最優秀賞 「春野菜とタクアンの前菜」
優秀賞 「和っ!彩り包み」
特別賞 「磯の香りタクアンアラカルト」
ユニーク賞「和風タクアンサンド」
◎入賞作品の写真はこちらからご覧いただけます。
http://www.kagoshima-tokusanhin.or.jp/info/takuan.html(レシピ集の作成については、鹿児島県漬物商工業協同組合にて検討中です。)
また、別会場では健康講演会も開催され、保健師の川添多美子氏による山川漬に多く含
まれるGABAの機能性や最近の漬物の動向、鹿児島女子短期大学教授福司山エツ子氏による
たくあんと懐石料理との関係、また、鹿児島県歯科医師会大久保章朗氏による噛むことの
効用等についての健康講演会が開催されました。
◎噛むことの主な効用
@脳を活性化させ、発達させる。
→噛むことにより運動感覚の情報が脳細胞を刺激して活動を高める。
A精神を安定させて集中力を高める。
B肥満や生活習慣病を予防する。
→よく噛んで食べると満腹中枢が刺激され、食べすぎを防止する。また、唾液の分泌
がよくなり、様々な病気を予防する。
Cあごの発育を促し、噛みあわせをよくする。
D口の中をきれいにする。
→食物繊維を多く含む食べ物は、清掃性が高い。
◎GABA(γーアミノ酪酸)の機能性
@血圧を下げる。
A中性脂肪の増加抑制。
B腎臓・肝臓の機能を高め、体内の毒素を排出する。
◎懐石料理の思想
一汁三菜を基本に、食材を大切に必要以上の量や品数は不要だが、一品一品に心をこめ
て材料を吟味し無駄なく使う。(残すことを前提としない献立づくり)