1.国分酒造の歴史

昭和45年7月に、鹿児島県国分市及び鹿児島県姶良郡内の焼酎製造者10社で、鹿児島県姶良郡隼人町(現在の霧島市隼人町)に「加治木酒造協業組合」を設立し、共同瓶詰め工場を建設。 この時の代表銘柄は「さつま隼人」。

昭和61年6月、製造免許の一本化に賛同した6社で、鹿児島県国分市(現在の霧島市国分)に「国分酒造協業組合」を設立し、酒造工場を建設。焼酎造りを開始し、「さつま国分」を発売する。

平成9年12月、業界初の、米麹を使わない、さつまいも100%の芋焼酎造りを手掛け、平成10年10月に、「いも麹 芋」として、26%(加水せず原酒の度数)の五合瓶で、初めて発売する。平成11年12月より、全国発売開始。

平成15年7月、大正時代から昭和の初め頃に作られていた芋「蔓無源氏(つるなしげんぢ)」を、苗10本から復活させる取り組みを開始。平成17年11月に、この芋を使って初めて仕込み、平成18年10月に、芋焼酎「蔓無源氏」として、初めて発売する。

平成19年4月より、プロ野球選手(ソフトバンクの和田投手)のワクチン支援活動にヒントを得て、一升瓶売上1本につき1円の寄付活動を開始。

現在に至る。

2.国分酒造の芋焼酎について

国分酒造の焼酎蔵は、国分市街地から山手の方へ車で10分ほど走った、川原渓谷沿いの山中にあります。
さつまいもは、鹿児島・宮崎県産のみを使い、水は、地下約100mより汲み上げた、霧島山系・川原渓谷の伏流水を使って、芋焼酎を造っています。
←蔵のすぐ下を流れる、川原渓谷

国分酒造では、おいしい焼酎の飲み方として、「前割り」をおすすめしています。「前割り」が簡単にできるように、「前割り専用瓶」も作っています。

以下に、国分酒造の芋焼酎ができるまでの工程をご説明します。

【芋焼酎ができるまで】

<芋切り>
2009年2月 048
畑で掘られたさつまいもは、新鮮なうちに国分酒造へ運ばれ、1個1個手作業で「芋切り」を行います。

<仕込み>
仕込み
「芋切り」が終わった芋は、蒸し器で蒸され、冷まします。その後、麹(通常は米麹)で造られた酒母(一次もろみ)に、この芋を掛け合わせます。(二次仕込み)

<発酵>
2009年2月 059
「一次もろみ」に芋を掛け合わせた「二次もろみ」は、約10日間かけて、アルコール発酵をします。

<蒸留>
2009年2月 065 
発酵の終わった「二次もろみ」は、蒸留器に入れて蒸留をします。最初はアルコール度数60度から70度程度の「初垂れ(ハナタレ)」が出て、最終的には、37度から38度の「原酒」が出来上がります。

3.国分酒造の会社概要

会社名:国分酒造協業組合
所在地:鹿児島県霧島市国分川原1750
     TEL:0995−47−2391
     FAX:0995−47−2095
アクセス:こちらの地図をご覧下さい。

 

 

ホームへ戻ります