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ミレニアム・ファルコン
(Millennium Falcon)


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 旧3部作を通して登場する、ハン・ソロの愛機。もともとは貨物艇でありながら、 幾度にもわたる改造が施され、そのおんぼろの機体からは想像できない銀河最高のスピードを 誇る。反乱軍のメカの中ではXウイング戦闘機と並んで存在感のあるメカ。

 撮影用モデルは全長数センチのものから実物大まで、数種類のモデルが作られ、それぞれが プロポーションやディティールが異なっていたり、また、「新たなる希望」でが3本だった 着陸脚が「帝国〜」では5本に変更になるなど、変化点も大きい。



キットについて

 全長約40センチ。はじめはその大きさに目を奪われますが、見れば見るほどいいかげんな 作り!ファルコン号のもっともインパクトのある部分、気体上面後方のエンジン周りや機体側面 のごちゃごちゃした部分が手抜きされています。さらに、機体上面と下面を比較すると下面は モールドがあまく、これまた手抜きです。箱には Contains over 110 parts なんて 書いてありますが、だからどうした?って感じです(数を競うんじゃなくて出来の良さを 競って欲しいもんだ)。

 全体的なプロポーションに関していうと、そのまま組んだのでは機体厚が厚すぎます。 これじゃ銀河最速のイメージも台無し!ということで機体厚を詰めるのはぜひやりたい んですが、その後どうやって組み立てるかが問題になります。しかし、もともと組立性の ことなどまったく考えられていないぐらいパーツの合いが悪く、改造せずに普通に組む だけでも大変そうなので、同じ悩むならやっちゃいましょう!

とは言ったものの、大きく、かつ思い入れのあるメカだけにアラがいろいろと目立ってしまい、「機体厚をつめて、表面モールドをやり直して、 パイプ類を付け替えて、、、」などと考え込んでいると、だんだん製作する気力が失せて しまい、ずっと眠ったままになってしまう危険性を秘めたキットです。また、まともに ディティールアップするとキット自体の数倍の金がかかってしまう恐ろしいキットで、 実際に作りかけたまま完成させられない人も多いとか…。まあ、苦労は大きいけど、 出来た時の喜びは格別で愛着も沸くんだ!と自分に言い聞かせながら作るしかないですね(笑)

で、私も買ってから1年ぐらい経って最近やっと手を付けたんですが、そのきっかけは ディティールアップに使えそうなパーツがたくさん入ったプラモを見つけたから、です。 そのキットはフジミのランチア・ストラトス!(2800円)。とりあえず1台購入し、 さっそくファルコンの製作にかかりました。ありがとう、フジミ!(笑)。



組立&改造ポイント

1.機体厚さ
 機体外周につくパネルの幅を切り詰めてやります。機体前面に突き出した機首部分の パネルは、元が19mmで詰めたあとが14mmなので5mm詰めたことになります。なお、 外側のパネルはキットのものは使わず、1.2mmプラ板で代用しました(ごちゃごちゃして いて切り詰めるのが大変だったから)。切り詰めたパネルを機体に接着します。接触する 面積が小さく、強度的に不安があるので、瞬間接着剤で接着した後、さらにランナーの 切れ端で補強を入れてあります。
実機の円周部分の側面はホリが深いので、元の位置より内側に取り付けてあります。


2.コクピット高さ
 キットは実機に比べコクピット位置が低いので修正することにします。 コクピットにつながる通路を根元の部分を残しカッターで切り離します。 先端部で5mmくらい高くなるように裏側にプラ板でスペーサーを当て、表をパテ埋めします。
 コクピット位置を修正すると、機体の強度が落ちるので、裏側から1.2mmプラ板で 補強してやります。


3.レーダー
 キットのレーダーは実機に比べ直径が大きいので一回り小さく削り込んでやります。



4.ランディングギア収納部
 私は宇宙船は飛んでいる状態が好きなので、ランディングギアと昇降ハッチはすべて 閉じた状態で固定してあります。ただ固定しただけでは隙間が目立つので裏側からプラ板で 裏打ちします。


5.銃座の窓
 銃座の窓は窓枠を含めクリアパーツで形成されています。本来なら枠のみを残しガラスを くりぬきたいところですが、パーツが非常にもろいため、今回は行っていません。全体を 機体色で塗装した後、窓部をフラットブラックで塗装します。 なお、パーツの向きですが、左画像の向きが正解です



6.表面ディティール
 表面は全体的にモールドが甘く、プラの質の関係からかヒケが目立ちます。 表面モールドをすべて削り落とし、パテ埋めしてペーパーがけ、モールドの再現をしたい ところですが、これをやってしまうと多分一生完成できなくなってしまうので手を付けずに おきます。。。
 機体表面のメンテナンス用の穴につながるパイプはすべて削り落とし、真ちゅう線・ パイプで再現します。


7.コクピットの窓
 コクピットの窓枠は枠が足りないので0.5mmプラ板で追加してやります。


8.噴射口の発光 2000.02.13
 噴射口、ブルーに発光してるんですけど、わかるかな?。噴射口は1.2mm厚プラ板を 塗装せずそのまま使います(今はマスキングテープを貼った状態)。機体の中に ブルーの25W装飾用電球を3個入れて光らせてるんですが、光漏れ対策として厚紙にアルミ箔を 貼ったもので囲ってます(写真撮り忘れました)。
 電球の配線方法は左図のとおり。直接100Vにつなぎます。光漏れ対策にアルミ箔などを使っているので 絶縁には十分過ぎるほど気を使いましょう(当方は事故の責任は負いません・笑)。


9.ディティールアップ! 2000.02.13
 機体側面は大量のジャンクパーツでゴテゴテを追加してやります。まあ、この辺は自分の好きなように やればいいんですが、コツとしてはパーツとパーツの繋がりを考えることでしょうか。といっても、これが なかなか難しかったりしますね(汗)。
 使っているパーツは「フジミ」のランチァストラトス(2800円)2台。「タミヤ」のミリタリー銃器セット2つです。 これだけですでにファルコン本体の値段(5000円)を超えています。。。ジャンクパーツのためだけに キットを買うのって勇気が要りますね(^^;。
 ジャンクパーツに頼りすぎるとパーツ代がかかりすぎるので、プラ板の細切りや、真ちゅうパイプ、 コードなども適当に配してやります。エンジンの後ろの部分はファルコンの見せ場なので、しっかりと ディティールアップしましょう(8.噴射口の写真参照)。




塗装

塗装色1 2000.03.05
 機体全体の塗装色はオリジナルです。白と黒の混合比がいくつ、というよりも白をベースに 黒を数滴ずつ加えていって適当な色に調合します。注意点としては、混合した状態と 塗装して乾燥した状態では色調が異なるということです。塗装して乾燥すると暗く見えるので 混合しながら試し塗りをして色合いを確かめることが重要です。

塗装色2・3 2000.03.05
 機体表面のパネルはところどころ塗り分けられています。赤の部分は「マルーン」を使用しました。 グレーの部分は、機体色にさらに黒を加えたものです。

下地塗装 2000.03.05
 ディティールアップした機体は、金属やパテ盛りした部分やらいろんな材質が混在しているので 下地を均一にする必要があります。金属の部分は塗料の乗りが悪いので、メタルプライマーをサッと筆塗り します。その後全体にサーフェイサーを吹きつけます。ここで修正が必要な箇所を修正し、再度 サーフェイサーを吹きます。これで下地は出来ました。

本塗装 2000.03.05
 エアブラシで全体を塗ります。ディティールアップした細かい部分(塗料が入りにくいところ)を 先に塗って、あとで全体を塗るようにします。全体が塗り終わったら、塗装色2・3でパネルを塗り分けます。 その後、機体色1で塗り分けたパネルに塗装の剥がれを表現します。


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 以上で本塗装は終わったわけですが、汚し塗装に入る前に、全体的に表面がざらついているのと、 塗り分けたパネルの色調を合わせるために全体にトップコート「つや消し」を吹きます。
 私は機体上面は吹いたんですが下面は吹き忘れました(^^;いいんだ、どうせ見えないから。。。

汚し塗装 2000.03.13
 さて、ついにここまで来ましたね。長かったような、短かったような。。
最後の汚し塗装で失敗しては今までの苦労が水の泡なので、気を引き締めていきましょう!
まず、いつもどおりエナメルのフラットブラックを溶剤で薄めたものを塗り拭き取って行く作業 です。機体が大きいので一度に全体を塗るのではなく、パネルの区切りごとに作業していきます。 ティッシュで拭き取ると埃がついてしまうので広い面積を拭き取る時は不織布、狭いところは 綿棒を使います。
次に、機体表面の放射状のオイル垂れを表現します。筆でサッと塗った後、綿棒で周囲を ぼかしてやります。練習してコツをつかみましょう。サビ色のところはフラットオレンジを 使いました。
最後に、排気孔の後ろなどすすけた部分にエアブラシでかるーくフラットブラックを吹きつけます。 ここで失敗したら元も子もないので慎重にやりましょう。

ということで文章で書くとなんだかあっさりと出来あがったようですが、ホントはかなり苦労したんですよ。



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