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ボバ・フェット
(BOBA FETT)


サムネイルをクリックすると大きな画像が見れます。

 「今度だけは大目に見よう。だがもし約束を守らなかったら、その時はボバ・フェットを差し向ける」−−−ドッキングベイ94で、ジャバの伝令役ヒーターがハン・ソロにその名を告げたボバ・フェットこそ、銀河で最も悪名高く、最も危険なバウンティ・ハンターだ(ラジオドラマより)。クローン大戦でジェダイ騎士に討伐された、マンダロア星系の戦士が装着していた装甲服を今も身にまとい、カスタム装備を強化した彼の素性は完全に謎に包まれている。確かなことは、彼が怒り、憎悪、恐れといった感情を全く表さず、請け負った仕事を決してしくじることのない真のプロフェッショナルだということだけだ。身長1.8メートル。(スター・ウォーズ・クロニクルより)



キットについて

 海洋堂のソフビキットです。すでに版権は切れて絶版になっていますが、 海洋堂にはまだ在庫があり、通信販売で手に入ります。



組立

 ソフビキットですからいつものように、お湯で煮て変形を取り、不要部分をカットします。 足首は図の様に組み立て中に石膏を流し込んでおきます。

銃を手に持たせるためには、右手のパーツの 不要部分をカットする必要があります。ここは彫刻刀の丸刀などを使って丁寧に切り取ります。 基本的に組み立ては塗装がすべて終わってから行います。うまく両手で銃を抱えるようなポーズになるように組み立てるのが結構大変でした。



塗装
(文字ばっかりでスンマセン)


 まず最初に問題になるのが、ボバはいったい何色で塗装されているのか?ということです。結論から言うと説明書の指示どおりの塗装色でいいんですが、ちょっといろいろ考えてみましょう。 まず、クロニクルで一番はっきり写っている写真を見るとヘルメットはブリティッシュグリーンぽい色となっていますが、映画本編を見るとどう見てもグリーンには見えません。なぜでしょうか? 実はボバのコスチューム形状・色は試行錯誤を繰り返したらしく、撮影直前まで手直しが入ったようです。そのためクロニクルに載っているバージョンと映画に登場するバージョンは色が違っているものと思われます(実際クロニクルにも数種類の塗装パターンが載っています)。 で、今回のキットですが、やはり映画本編に登場するパターンで塗装することにしましょう。(はじめはクロニクルのパターンでの塗装を考えて途中まで塗装したんですが、腕のプロテクターに付く武器等の形状が異なったため、本編バージョンとすることにしました)。 実際に映画本編のボバを見るとヘルメット・プロテクターなど微妙な色合いをしていることが分かります。ヘルメットはグリーンがかったようなグレーっぽいような色褪せた感じに見えますが、調合してこの色を出すのはかなり難しいでしょう。といことで汚しを使ってそれっぽく仕上げることにします。

 では実際の塗装について説明します。

注意点&使用した色
 塗料は必ず「グンゼ」の「Mrカラー」を使ってください。理由は「SPECIAL ROOM」を参照してください。 最初に述べた通り、だいたい取り説の指示通りの塗装色でOKです。パンツとスーツはグレイとなっていますが、ウォッシングを施すとより黒くなるため、薄めの色(今作例では明灰白色)で塗りました。またヘルメットの指定はオリーブグリーンとなっていますが、Mrカラーではラインナップされていないので「濃松葉色」で塗っています。

全体の塗装
 このキットは塗り分けが多いのでマスキングは丁寧に根気よく行います。とくにバックパックは下地隠ぺい力の弱い色で塗られてますので、一旦ホワイトを吹いてから色を乗せていくという繰り返し作業が必要です。

 ここまでの塗装でツヤを気にする必要はありません。デカールはつや消しの上にはうまく貼りつきませんから、ツヤありで塗装しておけばいいでしょう。塗装とデカール貼りが終わったら全体に「つや消しトップコート」を吹いてつやを消します。

 基本的な塗装が終わったら、ヘルメットとバックパックを取り付けてみます。はっきり言ってこの時点ではかなり違和感のある状態です。ヘルメットは浮いて見えるし、バックパックは渋いボバ・フェットに似合わず、おちゃめな色合いとなっています(ボバってこういう趣味だったの??)。

 さて、これからが楽しい汚しの作業です。ボバがボバらしくあるために。。それでは部位ごとに解説していきます。

全体
 「フラットブラック(エナメル)」を溶剤で溶いたもので全体をウォッシング。陰になるところ、凹んだところは多少暗めになるように拭き取ります。これでかなり落ち着いた感じになります。

ヘルメット
 左眼の上あたりに弾痕があるのでドリルで軽く彫り、周りを彫刻刀でサクサクッと彫り込んで「シルバー」をタッチして塗装の剥がれを表現します。

プロテクター(胸)
 ヘルメットと同様、「シルバー」をタッチして塗装の剥がれを再現。さらにシルバーの周りを黄橙色でタッチ。うーん、いい感じ。

プロテクター(肩・ひざ)
 ヘルメットと同様、「シルバー」をタッチして塗装の剥がれを再現。箱絵ではシルバーの周りを黒でタッチしているが、くどくなるので本作例では行なわず。


 この時点で胴体上下・腕を組み付けます(バックパックはまだ後で組み付ける)。 ウォッシングした時にゴシゴシ拭き取っったためにつやが戻っているので、ここでもう一度「つや消しトップコート」を吹きます。(ここで吹くんなら、なぜウォッシング前につや消しトップコートを吹く必要があったのか?それはウォッシングで塗料(汚れ)の乗りを良くするためです)。

 さらに、「グレー」をかなり薄めに溶いたものを頭の方からエアブラシで、ヘルメット・プロテクター部に薄くかかるように遠吹きします。これで今までくっきりしていた各色が白っぽく色褪せた感じにしてやることが出来ます。やり過ぎないように全体のバランスを見ながらの作業です。

バックパック
 塗装後、デカールを貼り、全体を「つや消しトップコート」でコーティング。体と同様にウォッシングします。バックパックは汚れがひどいので、体より大胆に汚します。

 さらに「つや消し黒(ラッカー)」を薄めに溶いてバックパックの角部分が黒ずむように薄吹きします。これはやりすぎかな、と思うくらいがいいでしょう。とにかく原色ばりばりのお茶目な感じを無くすようにしてやります。

最後の仕上げ
 以上の作業が終わったら、バックパックを取り付け、スカーフ(マント?)を取り付けます。 スカーフは金属線を埋め込んでがっちりと固定します。

 これで、だいたいいい感じに仕上がったんですが、スカーフの布らしさが欲しいところです。さらに全体的にもう少しすすけた感じを出してやります。 パステルの白を600番程度のサンドペーパーでこすって粉状にし、太目の筆で全体に擦りつけてやります。これで砂ぼこりで汚れた感じがばっちり出せます。全体のバランスを見ながら大胆にやりましょう。パステルは白に限らず茶色など他の色も使って変化をつけてやるとなおいいです。

 最後にもう一度「つや消しトップコート」を軽く吹いてパステルを定着させます。プロテクターの剥がれなど、光沢が欲しい場合は最後にもう一度シルバーでタッチしてやるといいでしょう。




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