加藤さん


パワプロ6に登場する白衣の天使、
加藤京子さんをネタにしてみます。

主人公のかかりつけの病院の看護婦さんです。
虫歯でもカゼでも不眠症でも同じ病院、同じ看護婦というのは、
よくよく考えると結構変な話のような気もしますが、
そんなところに凝られてもしょうもないので流しておきます。

姉ちゃんに5とかに出てくる髪の赤い保険の先生がいます。
特に関連イベントとかはないのですが、
ときどきテストに出るので覚えておきましょう。

また、ダイジョーブ博士のもとで「げどーくん」として働いています。
ダイジョーブの手術に失敗すると、「すーぱーカイフク薬」を届けるときがあります。
これが加藤さんを彼女にする関連イベントの開始条件なのですが、
そもそも手術に失敗した時点でリセットを押すし、
仮に続けてもその後のイベントの発生確率が低過ぎます。

どうしても看護婦さんとつき合いたい人はパワポケ3をおすすめします。
そういう趣向でパワプロをすることが正しいかどうかは知らないけど。

口調が間延びした感じでして、
「〜なのぉ」といったしゃべりかたをします。

虫歯が1カ月ぐらい治らないときに
こんなしゃべりかたをされるとキレるような気がしますが、
プレイヤーは惰性でメッセージを送ってるのでそんなところは見ちゃいません。
ほとんどは加藤さんの顔を見て治ったかどうかを確認します。

これがもしおっさんの医者(例えばテレビの集金のおっさんのような)だったら、
「このヤブ医者がぁ!」とさけんで本体もろとも粉砕してしまうことでしょう。
そういった意味でも、乾いたサクセスでの一服の清涼剤と言えます。

なぜ加藤姉妹はダイジョーブ博士に手を貸しているのか。
その辺は4とか5でイベントがあるらしいのですが、
よくわかりません。

5の方で姉ちゃんがダイジョーブに加胆しているのは
妹を探しているとかそんな感じの理由だったと思います。

4の方は知りません。
このイベントもやはりダイジョーブ失敗が開始条件らしいです。
なんかそんなんばっかりです。

突然関係のない話になるのですが、
医療関係ではあまり表沙汰にしないバイトがあるとよく言われます。

メジャーなところでは開発前の新薬の被験者などがありますが、
すごいのになるとわざわざ何本か足の骨を折ってみて、
その折れ方や治り方を観察する対象になるというのもあるそうです。

亀田君の言う「男のロマン」とやらの代償は、
あまりにも大きいようです。



※.加藤さんの語尾はうっとおしいからふつうのしゃべりかたにしてます

主人公「公園でも散歩しようかな。あ、あれは看護婦さんじゃないか」

加藤「あなたは確か主人公さんでしたね。いつも当病院をごひいきにしてもらってます」

主人公「・・・あんまりうれしくないんだけどね。
    そう言えば加藤さんはどうして看護婦になろうと思ったんですか?」

加藤「血を見るのが好・・・」

主人公「ええっ!?」

加藤「あわわ・・・、子供のころからあこがれてたんですよ」

主人公「小さいころからの夢みたいなものですか?」

加藤「まあそうですね。よくお医者さんごっことかしてましたね」

主人公「そうなんですか」

加藤「いまヘンなこと考えませんでしたか?
   まあ、いま思うと恥ずかしいこともしてましたけどね」

・・・

友だち「ぐっ!や、やられた!」

加藤「大丈夫か!傷は浅いぞ!」

友だち「せ、先生。オレはもうダメだ・・・い、田舎のナンシーに伝えてくれ・・・
    オレのことは忘れて幸せになってくれ、と・・・(がくっ)」

加藤「しっかりしろ!ジャック!目を開けてくれ!ジャック!」

・・・

主人公「どういうお医者さんごっこだよ!」

加藤「え、ふつうの南北戦争中の軍医による生と死のはざまでの葛藤、
   そして裏切りの末に見た愛と友情のお医者さんごっこだけど」

主人公「絶対ふつうじゃないって!」

加藤「そうですかぁ?あ、これならみんなやったことがあると思うけど」

・・・

友だち「きょうはどうしましたか?」

加藤「ちょっとカゼをひいたようでして・・・」

友だち「じゃあ、お薬出しておきますから。お大事にね。ハイ、次の方」

・・・

主人公「そういうふつうのもやってたんじゃないですか」

加藤「ええ。『自分が医者だと思い込んでいる患者』という設定の
   ごくごくふつうのお医者さんごっこよ」

主人公「それもふつうじゃないって!」

加藤「じゃあどんなのがふつうなんですか?」

主人公「その、まわりくどい設定とかなしでやるような」

加藤「ああ、そういうストレートなやつだったらもちろんやってましたよ」

・・・

友だち「ハイ、次の方どうぞ」

加藤「先生、どうなんですか」

友だち「あ、あなたはガンですよ。しかも末期で手遅れです。
    もうダメですな。ハイ、次の方」

加藤「先生、息子の手術はどうだったんですか?」

友だち「ああ、アレね。むかしから失敗は成功の母と言いましてね。
    ハハハハハ。ハイ、次の方」

・・・

主人公「それ、どんな医者だよ!」

加藤「最近言われてるわかりやすい医療ですよ」

主人公「なんていうか、『かかわりあいたくないな』というのが正直なところですよ」

加藤「でも看護婦となってからはきちんとやってますから」

主人公「そういえばこのあいだ虫歯の治療に行ったばかりでしたね」

・・・

加藤「きょうはどうなされました?」

主人公「ちょっと歯が痛くて・・・」

加藤「じゃあちょっと口を開けてくださいね。
   ちょっと風をあてますから。しみたら言ってくださいね。
   この歯がしみますか?」

主人公「(ズキッ!)は、はぇ!」

加藤「この歯ですか?(コンコン)」

主人公「(ズキズキッ!)ふぁ、ふぁえ!」

加藤「念のため確認しますが、この歯でしたよね?(カリカリ)」

主人公「(ズキーン!)へぁ!」

加藤「ああ、やっぱり」

主人公「やっぱりってなんだよ!」

加藤「まあ一種のコミニュケーションですよ。
   じゃあちょこちょこっと削りますから。
   痛かったら気合いで我慢してくださいね」

主人公「じゃあ意味ないでしょ!」

加藤「えー。じゃあ痛かったら泣いてもいいですから」

主人公「そうじゃなくてさ!麻酔とか無いんですか」

加藤「じゃあ麻酔を打ちましょうか。痛かったら手を上げてくださいね(キュイーン)」

主人公「痛い!痛い!(あれ、手が動かないぞ?)って、
    どうして手に麻酔をかけてるんですか!」

加藤「人の泣き叫ぶ声が聞きた・・・」

主人公「ええ!?」

加藤「っと、冗談ですよ冗談。ハイ、ある意味終わりましたよ」

主人公「ある意味ってなんですか!」

加藤「じゃあこうしましょうか。ハイ、表面的には終わりましたよ」

主人公「どうしてそんな微妙な言い方なんですか!」

加藤「だって主人公さん、あんまりきちんと歯を磨かないでしょ。
   ほらちょっと鏡見て。この歯のすきまにもやしがはさまってるじゃない」

主人公「ああ、なるほどねって、そんなことにひっかけなくていいから!」

加藤「まあでも、この際だから歯も磨いときましょうか(シャカシャカ)」

主人公「(さっきからなんだかちゃんと磨かれてないような気がするなぁ)」

加藤「どこかかゆいところありませんか?」

主人公「それが言いたかっただけかよ!」

・・・

主人公「やっぱりオレほかの病院探しますから」

加藤「それは残念ねぇ。じゃあいいところを紹介しましょうか。
   うーんと、確か駅の近くにある病院がいいらしわね」

主人公「そうなんですか?」

加藤「ええ。あんまり居心地がいいらしく、
   入院した患者さんは滅多に病院から戻ってこないのよ」

主人公「死んでもそこだけはいきませんから」


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