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No.260

どうぶつの森、ピンクのヤギのピティエがやってくる。
ピティエはN64の村にもいたので、大勢いる動物の中から、
なにゆえこのサイケデリックなヤギと再びあいまみえることになったのか、
おのれの前世からの因果すらあやしむ。
ヤギをいじめたご先祖様でもいるのか。

N64のときよりも装飾品が増えてるので着せ替えのたのしみも増えた。
現在はシルクハットと変なゴーグルを装備させてる。

天下一将棋会、居飛車カードの後手番で相手がいわゆる原始棒銀をやってきた。
居飛車でも原始棒銀の受け方は当然確立されているはずなんだけど、
知らないしアドリブでできそうもないので振り飛車での対棒銀の指し方をした。
居飛車用の定跡も有名どころぐらいはおぼえていきたい。

それから、原始中飛車をもろにくらった。
こちらが後手番で、いきなり▲5八飛とされて、
あまり深く考えずに△3四歩と角道を開けてみたけど、これがよくなかった。

▲58飛 △34歩 ▲56歩 △42玉 ▲96歩 △84歩
▲97角 △85歩 ▲55歩 △62銀 ▲54歩 △52金右
こうなって、

△なし

▲なし

▲53歩成 △同銀 ▲54歩 △64銀 ▲同角 △同歩
▲53銀 △同金 ▲53歩成 △32玉
こうなった。

△歩 銀 角

▲金

駒得してるとはいえ、相手のやりたいようにやられて、
いい位置にと金を作られて既に戦意を喪失したような気分。
が、この後160手以上ねちっこく指し続けて一応それらしい勝負にはなった。

後で調べてみたら相手が角道を開けずに中飛車をしてきたら、
こちらは飛車先の歩を突くのを優先させましょうという話だった。

まだくらったことがないそこそこ有名な戦法としては筋違い角がある。
ちょこっと定跡とか調べてみたけどあまり明快な手順を把握できない。
やる人が滅多にいないということは、たいしてうれしくはならない戦法だとは思うのだけど、
いま現在の自分の実力程度ではなんだかよくわからない。


No.259

『とびだせどうぶつの森』をプレイして、なつかしくなったのでかなりひさしぶりだと感じつつも
N64の『どうぶつの森』の電源を入れてみたら、住民に「105ヶ月ぶり」といわれて驚愕した。
ハカセとポンチョが住んでいたのはおぼえていたけど、村にゾウが2匹も住んでたなんて完全に記憶から抜け落ちてた。

エルレイドを育てたのでポケモンで草タイプ以外の緑色パーティーを作ってみようかと思った。
というわけで、草タイプが入っていない主観で緑なポケモンをピックアップ。

エルレイド、サーナイト、フライゴン、バンギラス、ランクルス、ストライク、ニョロトノ、
ネイティオ、カクレオン、ボーマンダ、メガヤンマ、トルネロス、カイリキー、ダストダス

草タイプを除外したら緑色をしたポケモンってあんまりいないと思ってたけど、
調べてみたら思いのほか数はそろってた。

ただ、カイリキーあたりは緑なのか青なのかややあやしい。
それから、カクレオンとか使い方がよくわからないし、ダストダスは使いたくないし、
ニョロトノで雨を降らせてもうれしさが少なそうだし、なんかエスパータイプが多い。

エルレイドの孵化作業でラルトスが大量にいたので、
ついでにサーナイトを育ててみようかと思い、
いままでまともにやったことなかったけど、
いっちょめざめるパワー厳選というやつをやってみましょうかと思い立つ。

で、めざめるパワー氷を出すのをがんばってみたのだけど、
威力65が出たところで厭気が差して妥協することにして、
どんな技構成にするかサーナイトがおぼえる技を調べたら、
そこではじめて教え技でこごえるかぜをおぼえることを知って、実にもう心底うんざりした。
めざめるパワー炎の方が実用的な気がしてならないけどもう元気が出ない。

『とびだせどうぶつの森』は住民にアイダホという青色のクマがいて、
これは口調がおなじくクマであるポンチョとおなじだったので、
ポンチョが転生した姿にちがいないと考えてプレイしている。
このタイプは朝が早くて夜も遅くまで起きてる(ような気がする)のでなじみやすい。

N64の村には強烈な外見をしたメスのカエルの住民がいて、
今回は初期の住民にはカエルはいないと油断していたら、
最初の新規の住民がやはり強烈な外見をしたメスのカエルだった。
外見だけにとどまらず口癖が「ハーン」というやつで、
製作者の意図としてはお高くとまった外人ぽいイメージなのかもしれないけれども、
自分は「ハーン」にサンデーで連載してた南国アイスホッケー部の主人公を思い出して、
はなはだしい脱力感をおぼえるとともに、外見と併せて度肝と尻子玉を抜かれる思いだ。

では「ハーン」ではなくてどういう口癖ならよかったのかと考えると、
どうぶつの森がそこまでややこしさを要求しない素朴なゲームであることを踏まえれば、
ごくごくありきたりな発想で「ゲコゲコ」とか「ゲロゲロ」でいいんじゃないかと思いかけたところで、
頭の中で青空球児好児が「メスのカエルは鳴かないんだよ」と教えてきてくれた。正月も近い。

どうぶつの森自体がもともと懐かしさや郷愁を感じさせるゲームではあるけど、
N64から約10年ぶりのプレイということもあって、ふとしたことから当時のことを思い出したりする。


No.258

石田流がうまいこといったやつ。



終盤のよろけっぷりを直したい。


No.257

天下一将棋会、再びB2に昇格。今度はせめて特別降級はくらわないようにしたい。

自分が将棋を趣味といえるぐらいには指すようになったきっかけは「ハム将棋」で、
ネットで気軽に指せるCPU将棋があるとどこかで聞いてやってみた。

そのころ既に将棋のルールはだいたい知ってたし、
子供のころはたまに指していたので、
さすがにBonanzaとやらには勝てなくても、
ネットですぐに指せる程度のCPUなら楽勝かと考えてた。

ところが、勝てない。びっくりするほど勝てないのである。
10回以上やってみたけどまるで勝ち目が出てこない。
こいつはとんでもなく強いCPUなのかと思い、
ネットで情報を収集してみるとたいそう弱いという話ばかり出てくる。

これで頭にカーッと血が上った。全く馬鹿にされているようではあるまいか。
そこで、このハム畜生野郎を完膚なきまでに叩きのめしてやろうと、
鬱勃たるパトスをぐつぐつとはらわたでたぎらせ、一人雪辱を誓ったのである。

ハムの野郎は角交換が大好きなのだけど、わたしは角交換が好きではなかった。
だから、角道を止める方針に決めて、更に四間飛車で戦うことにした。
というのも、四間飛車は序盤で圧倒的に不利になることが少なく、
初心者でも指しやすいという話を聞いたためである。

戦法を四間飛車と決めてから、次にやったことは棒銀対策である。
ハムは角交換が大好きなのに加えて、棒銀も大好きである。
特に四間飛車にすると十中八九は棒銀で攻めてくる。

棒銀といえば加藤一二三 九段も愛用する攻撃力抜群の有力戦法だ。
昨日や今日に駒を触りはじめたような人間ではまともに対応できない。
飛車に成られたり、角に成られたり、角を取られたり、飛車を取られたり、
とにかく試行錯誤と紆余曲折の連続で、最終的に以下のような陣形にたどり着いた。



改めて見ると、いろいろと難のある形だとは思う。
たとえば、△6五歩とされるだけでけっこう困るので、
角を引くタイミングがよくない気がする。
だが、これで棒銀でガンガン攻めつぶされることはなくなった。
何より自力でひねり出した形だったのでお気に入りであった。
(もちろん美濃囲いについては自力ではないが)

しかしながら、この後がけっこう指しづらい。
うかつに飛角銀を動かすとあっという間に侵略される。
しかたがないので、飛角銀はじっとしたまま、
左金を中央から盛り上げていくという指し方をしてたけど、
それほど勝ちやすくはなかったように記憶している。

とはいえ、ともかく勝ち負けはできるようになったので満足はした。
その後、定跡本をきちんと読んだり、石田流をおぼえたりしてからは、
特にハムは石田流の受け方を知らないらしくだいぶ勝率が上がった。
何度もハムを裸玉にしては、当初の屈辱とうっぷんを晴らしたものである。

そういった過程で、定跡本とか『ハチワンダイバー』とか読んだりするうちに、
本にはこう書いてあるが実際のところどうなんだ、と棋戦も見るようになった。

こういうのはスポーツ観戦なんかとおなじで、やはりひいきの対象がいる方がたのしめる。
わたしは振り飛車党だったので、当然のように振り飛車党の棋士を中心に応援していた。

ところが、わたしが棋戦をまともに見るようになった当時は、
石田流とゴキゲン中飛車の大家である久保二冠(当時)の二冠失冠+A級陥落、
四間飛車の大家である藤井九段のB級1組陥落、というような、
ちょうど振り飛車が何度目かの冬の時代を迎える瞬間であった。

A級とかB級1組とかいうのは順位戦のクラスを指していて、
順位戦というのはJリーグでいうJ1とかJ2とかを決めるようなものである。
将棋界最高タイトルの一つである名人になるためには、順位戦でA級に所属していなければならない。
また、順位戦で所属しているクラスによって俸給も段違いであるらしい(もちろん上のクラスほど高い)。

順位戦は一年を通してリーグ戦で行われる。
最終戦で昇級降級が決まることも多々あるため、
順位戦最終日は「将棋界の一番長い日」といわれたりもする。

さてその将棋界の一番長い日、昨年度は久保二冠が降級を賭けて丸山九段と戦っていた。
形勢は二転三転、勝負は深夜までもつれてその様はニコニコ生放送でも伝えられていた。

久保二冠は当時唯一のA級所属の振り飛車党であった。
相手の丸山九段は竜王戦挑戦者で久保二冠を破った仇敵ということもあり、
世の振り飛車党党員は久保先生を全力で応援していた。
わたしもディスプレイ越しに念力を送った。

だが、奮闘むなしく久保二冠は敗れてしまった。
更に、そのすぐ後に棋王と王将の二冠も失ってしまったというのだから、
その失意の胸中、忖度するにも余りある。
振り飛車の魂のともしびが消えたかのような時であった。

振り飛車はいったいこの先どうなってしまうのか。
プロの世界では通用しない戦法として消えていってしまうのか。
もちろんアマチュアの世界では振り飛車を指して圧倒的にだめになることなどめったにない。
そうはいっても、プロの世界で消えた戦法を使うというのは、どこか元気が出ない。

そんなところにあの男が帰ってきた。
振り飛車の権化、藤井猛 九段である。

藤井九段はA級どころかB級1組からも落ちて、もはや一線を退いた棋士なのではないか。
振り飛車党党員ですらそんな評価を下しかけていたというときに、
過去数年にわたって有効性があやしまれることもあった角交換型振り飛車を苦心の末に育て上げ、
ついにタイトル戦の一つである王位戦に挑戦者として登場したのである。

いまではプロ棋士の対局でも角交換型振り飛車の採用数は増加しており、
これが有力な戦法であることはもはや疑いようがない。

居飛車穴熊によって絶滅の危機に追い込まれた振り飛車をよみがえらせた男が、
再び訪れた振り飛車の危機を、雌伏の時を超えて颯爽と救う。
いったいだれがこんな筋書きを予想できたというのだろうか。

それだけでなく、一時は鳴りを潜めていた藤井システムもまだまだ健在のようであるし、
超速3七銀戦法に苦しめられていたゴキゲン中飛車も最近は復調気味であるらしい。

どうやら振り飛車の未来はまだまだ明るいようである。
次の対局でも心置きなく飛車を振りたいと思う。


No.256

天下一将棋会、序盤でものすごく有利になって、
そのまま勢いに乗って「なんとなく寄せられそうな気がする」と思って、
えいっと調子に乗って飛車を切ったら全然詰まないどころか、
入玉すらされそうな気配になって非常に焦った。

あとで棋譜を検討してみたら、たしかに寄せられそうな気がしたところで詰みがあった。
せめて一手目があってればまだ救いはあったのだけど、飛車切りでは全然詰まないどころか、
数手前の評価値+1000(先手勝勢)ぐらいから一気に±0まで落ちてて愕然とした。

そういうヘマをやらかしていやになってしまう一方で、
天下一将棋会の全国順位戦はおなじぐらいの強さの人とやるわけだから、
誠に遺憾な手を指すのは何も自分ばかりではなく、その逆で助けられることもある。

後手番で相振りの将棋になって、石田流本組みから無理っぽいと感じつつも攻めてみたら、
やはりこれが盛大に無理で早々と桂損と角銀交換という窮地に陥った。

が、無理を通せばなんとやらで、たいして意味のなさそうな手を連発して、
相手の時間がなくなったあたりで最後のお願い的なものを仕掛けたら、
まんまと相手が受け間違えて、評価値+800(先手優勢)から一気に頓死を拾えて勝てた。

ただ、無理攻めで勝つと後でやや申し訳ない気持ちになる。
早指しでお互いミスをおかしやすい将棋だとはいえ、
無理っぽいなと感じたときは自重する落ち着きをもちたい。


No.255

ラグラージとルカリオを生かすためのパーティーをあれこれ考えてるけど、
やる前からうまくいかないシーンばかりちらついて考えがまとまらない。

せっかくだから砂嵐パーティーにするべくカバルドンを起用して、
いろいろあってハチマキを持たせてフルアタにしてみたけどどうだったか。

新たに育てたのとか以前からいた面子でとにかくそろえて以下のような感じに。

ラグラージ、ルカリオ、カバルドン、ナットレイ、キリキザン、マンムー

正直なところルカリオが役に立ってるのかどうかだいぶあやしい。
想像どおり最近はやりのローブシンで終わる。ヤドランとか使うべきか。

音ゲーでDDRはあまりやってこなかったのだけど、
POSSESSIONを聞いたらかっこよかったので、
それに釣られて最近少しだけやるようになった。

子供のときと比べると、跳んだり跳ねたりが辛い。
二乗三乗の法則とかいうのがあって、
生物の力の源である筋肉の強さは断面積で決まり、
負荷である体重は体積で決まる。

断面積は二乗で、体積は三乗できいてくるので、
おなじような体格であれば、体が大きくなればなるほど、
二乗と三乗の差は大きくなり、発揮できる力に対する負荷の方が強くなる。
そういうわけで、特別体を鍛えたりしていなければ、
体が小さな子供のときの方が軽業的な動きをしやすい。

小学生のときは鉄棒で飛行機跳びというやつをできたけど、いまやるのは無茶だ。
想像力や恐怖心が強くなったのもあるけど、到底腕で体を支えられそうにない。

IIDXの新作が出てたのでやった。
跳んだり跳ねたりはむずかしくなっても、八段はまだなんとかなったので一安心だ。


No.254

わたしは振り飛車党なので振り飛車をメインに指している。

先手のとき、初手はノータイムで▲7六歩と決めてる。
で、相手が△3四歩としてきたら、▲7五歩で石田流と決めてる。

二手目に△8四歩とされるとやや困る。
▲7五歩としても、次に△8五歩とされると石田流にはさせてもらえない。

二手目△8四歩に対しては、▲5六歩からの中飛車か、
▲7七角〜▲8八飛のダイレクト向かい飛車が多いらしい。

しかし自分にはどっちもかなり自信がないので、
二手目▲6八飛で四間飛車にすることが多い。
すると、「ダイレクト四間飛車!」の演出が出る。
え、それって角交換を指向した四間飛車なんじゃないのと思いつつも、
相手が△3四歩で角道を開けてきたら角道を止めておとなしく戦う。

石田流をやるといいつつも、実は定跡をあまり知らないのでよく困る。

初手から、▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △6二銀のように進んでくれれば、
▲6六歩で角道を止めてお互いおだやかに戦える。

しかし、▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8四歩とされると事件発生だ。
びびって▲6六歩では、ずんずんと△8五歩で早くも先手おもしろくない。


これには敢然と▲7八飛と回る。石田流の本にもそう書いてある。


ここで相手が△6二銀とか△4二玉とか指してくれれば、▲6六歩でおだやかに戦えることになる。
しかし、相手があくまで強気に△8五歩としてきたらもう急戦はまぬがれない。


開始早々に石田流を明示してこちらから売った喧嘩とはいえ、
堂々と買われた後のことはあまり考えていないのだから始末がわるい。

上の図からは、▲7四歩、▲4八玉、▲5八玉とかあるらしい。

たとえば▲4八玉とする。その後、△8八角成 ▲同銀 △4五角と進めばどうするか。


本を読むと、これには▲7六角で返しなさいと書いてある。
△2七角成 ▲4三角成と進めば、角のはたらきの差で先手有利だそうである。
たしかに、いわれてみればなんとなくそんな気がする。


が、困るのは▲7六角の後に、一転して△4二玉と受けられたときである。


こちらも▲3八玉とか受ければ、互いにすぐには危なくなさそうだ。
しかし、その後どういう方針で指せばいいのか見当がつかない。
飛車先の角が邪魔なのでこれをどうにかしていくことを考えればいいんだろうか。

戻って、▲4八玉に替えて▲5八玉なら△4五角からの筋はない。
こんな位置に玉がいるなんて振り飛車党的にはどうもなんだかぞっとしないけれども、
あまり強くないCPUの将棋相手に試してみると、好む変化かどうかはともかくとして、
案外戦えなくもなかったりする。とはいえ、実戦で試すにはどうにも怖さが残る。

▲5八玉が怖いなら▲5八金左でいいじゃんとも思わなくもないのだけど、
本を読むとそういう変化が積極的に書いてないのでたぶんよくないのだと思う。
角交換をしてから左辺が薄くなるのがよくないんじゃないかしらん。


No.253

B2に上がって1勝はしたけど、そのあと4連敗ぐらいしてすぐにC1に落ちた。
歩成りとするところをまちがって歩不成りとしてしまったり、
桂馬が効いてるのを見落として龍を取られたりと、
はなはだ不本意な負け方をした将棋もあるのが悔いが残る。
(もちろん、完全に力負けな内容の将棋もあるけど)

で、C1に落ちてからまたしょうもないポカで1つ負けてから、
2戦目は相手が中飛車にしたのでこっちは居飛車の将棋。
終始どちらがうまく指し回してるのかわからないまま終盤に入って、
100手目ぐらいで相手の飛車を取ったところでこっちに「優勢」の表示が出た。

しかし、相手玉は金駒4枚でガチガチになってるし、
こっちは玉形が薄いし、攻めるにもと金とか作りづらいし、
決め手に欠けるまま指してたら10秒将棋になって、
時間切れなんぞになっては死んでも死に切れないと、
ひやひやしながら指してたら200手目で引き分けになった。
どうも心臓によくない将棋だ。

続いて、後手番ながら相手が3手目で角道を止めてきたので、
なんとなく石田流にしてみたら、飛車角がはたらきづらくなっていまいちおもしろくない展開。

しばらく互いの飛車が向かい合って膠着状態が続いたけど、
相手がシンプルに棒銀で攻めてきてればぼろ負けしそうな将棋だった。
石田流で飛車を向かわされたときの対策を考えた方がいいっぽい。

その後、お互いに時間がなくなってよたよたとした泥仕合になった。
K-shogiで棋譜を調べてみたら悪手判定が4連続で出るほどだったので、
切羽詰まった人間らしさが遺憾なく発揮された勝負だったと思う。
ただ、やはり心臓にはよくない将棋だった。


No.252

天下一将棋会。居飛車用のカードがC2から落ちたので参の門でプレイ。

C2はC2相応の強さの人とカードなしでプレイする人とが混在しているため、
ちょくちょくカードなしでプレイするC2とはかけ離れた強さの人とぶちあたるからたまらない。

C2の下位クラスの壱の門、弐の門、参の門は、
C2から落ちてきてやさぐれ気味にくすぶっている人と、
最近将棋をおぼえたようなうぶなフレッシュマンが同居する混沌となっている。

どのくらいの初々しさかというと、たとえば次のような将棋に出会ったりする。

▲7六歩 △3四歩 ▲7八銀

もちろんこちらの後手番だ。超有名なあの3手一組の定跡である。
何かの見間違いかと思って、10秒ぐらい盤面をあらためてしまった。

いやしかし、世の中にはついうっかりということだってあるし、
△8八角成とするとせっかくの200円がもったいないと思って、
△4四歩と収めて指してみたけど、60手ぐらいで盛り上がることもなく終わった。
どうもなんだか悪いことをしたような気持ちになる。

居飛車用のカードといいつつもなんとなく石田流をやってみたら、
相手は角道を開けないまま金銀4枚、玉、飛車を5〜7筋に集結させてきて、
ふむ、それはひょっとするとこうすればいいんじゃなかろうかと、
おもむろに飛車をひょいと2筋に転回させてみたら、
果たして飛車成りを防ぐことができないようであり、
優勢の表示が出てそのまま勝った。

それから、立会人に広瀬七段が出てきたから、
居飛車用だけどせっかくだから振り飛車穴熊にしてみて、
更にせっかくだから飛車を3筋に振り直す奇襲をしかけてみたら、
これがもうびっくりするぐらいの大失敗でぼろ負けした。
まあでも、普段と違うことをするとそれはそれでたのしみがある。

『世界樹の迷宮IV』をクリアしたので『ポケモンBW2』をプレイしてる。

ルカリオとラグラージを活躍させるにはどうすればいいのか悩む。
砂嵐とステルスロックをまいてラグラージがあくびで相手の交換を誘って疲弊させて、
十分に弱ったところでルカリオがしんそくでどかんどかんと、
とどめを刺していくとかっこよくないですか。

手始めに、しんちょうHDであくびを搭載したラグラージを作った。
それから、ラグラージが草に弱そうだねということで、
しんちょうHDのナットレイを用意して、
ナットレイが炎と格闘に弱いのが気になるということで、
ずぶといHBのブルンゲルを用意した。

そんでもって、砂嵐を起こすためにカバルドンかバンギラスがいるなぁということになって、
どっちを(両方という手もあるのか)どういうタイプで入れるのがいいのかとか考えてる。
受けタイプはナットレイとブルンゲルで十分な気がするので、アタッカーを入れた方がいいかも。
そういうことをあれこれ考えてるときがたのしい。


No.251

『走れメロス』は他人を信じることができなくなった王様に、
他人を信じることの大事さを説く話であるととらえられている。
そして、その方法として「命を賭けて走ってくる」ことが書かれている。

しかし、よく考えるまでもなくこれはかなり違和感がある。
メロスが王様と結んだ約束というのは、いってしまえば王様には特に利益がない。
メロスが一方的に提示した内容であって、メロスの一人相撲の様相を呈している。
メロスが約束を破ったとしてもメロスの友人が死ぬだけであるし、
メロスが約束を守ったとしてもメロスが死ぬだけである。
それで他人を信じることの重要性が表現できているかというと疑問である。

他人を信じられなくなった王様の状態は冒頭にこのように記述されている。

「はい、はじめは王様の妹婿さまを。それから、御自身のお世嗣(よつぎ)を。それから、妹さまを。それから、妹さまの御子さまを。
それから、皇后さまを。それから、賢臣のアレキス様を。」
「おどろいた。国王は乱心か。」
「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、
少しく派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。
御命令を拒めば十字架にかけられて、殺されます。きょうは、六人殺されました。」
青空文庫 走れメロスより転載)

典型的な例ではスターリンがそうであったように、独裁者や暴君の末路というのはひどい人間不信に陥って、
周囲の人間を過剰に遠ざけたり粛清したりして、その結果として業務や執務がうまく動かなくなったり、
緊急の事態に周囲の助けを得られずに独りで死んでいったりするものであると相場が決まっている。

一国を治めるための仕事というのは膨大かつ多岐にわたるものであるから、
王様がどれほど有能な人間であったとしても、一人で何もかも行うのは不可能である。
そのため、優秀で信頼できる部下に多くの仕事を任せて、
王様は彼らの成果を集約して管理するという方式を取ることになる。
それが組織というものであり社会というものである。

それを踏まえたうえで王様とメロスが果たした約束を改めて考察すると、
やはりこの約束で王様が部下に仕事を任せる心を再び取り戻せるとは思えない。
王様とメロスの双方の間に何の信頼関係も損得も存在しない。
更にいえば、最後の場面で王様はメロスとの約束をあっさり破ってメロスを生かしているわけであって、
その様を見た部下は「我々の生殺与奪など王の気まぐれ一つなのだ」と、王への不信を強めたに違いない。

では、どうすればメロスはかの邪知暴虐の王に、他人を信じる心を取り戻させることができたのだろうか。
その鍵は以下の場面にあると推測される。

ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠をのぼり、のぼり切って、ほっとした時、突然、目の前に一隊の山賊が躍り出た。
「待て。」
「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに王城へ行かなければならぬ。放せ。」
「どっこい放さぬ。持ちもの全部を置いて行け。」
「私にはいのちの他には何も無い。その、たった一つの命も、これから王にくれてやるのだ。」
「その、いのちが欲しいのだ。」
「さては、王の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。」

物語のクライマックス、王のもとへ殺されるために帰ろうとするメロスの前に、
王が送った刺客がメロスの前に立ちふさがるという場面である。

物語ではこの後、メロスが山賊を返り討ちにして立ち去るということになっている。
しかしここで注意しなければならないことは、
もし王が真に他人を信じることができない精神構造に陥っていれば、
山賊らが仕事を遂行できたかどうか王自らがその一部始終を直接監視するか、
あるいは、本当に信用できる側近に山賊らを監視させていたはずである。

そうはしなかったということは、王は信頼のもと山賊らに仕事を依頼して、
城で彼らが成果を報告してくることを信じてやまなかったはずなのである。

ところが、実際に王の前に姿を現したのは、
王が信頼した山賊らに亡き者とされたはずのメロスであるというのだから、
そのときの王の落胆はいかほどだっただろうか。

「他人を信じるなんて所詮はこの程度のことよ」

などと、ひどい厭世観におそわれてもはや何もかもがどうでもよくなって、
暴力によって国家転覆を図った凶悪な咎人であるメロスを、
赦すというよりも投げやりな気持ちになって賞賛したのではないか。

そういう視点で見れば、なぜかわきあがる群集の歔欷の声や、
素っ裸のメロスと殴り合うセリヌンティウス、そしてその仲間に入りたがる王という、
物語の最後における唐突で異様な展開とやけくそ気味な高揚感を理解できてくる。

歴史にたらればをいってもせんないことではあるが、
もし山賊に襲われたメロスが正義と信頼に潔く殉じていれば、
王も「他人を信じることも悪くはないな」と考えを改めていたのではないか。

メロスはあそこで死ぬべきだったのである。メロス死すべし。


No.250

棋譜にコメントをつけるのを試す。

C1のちょっとむかしの対局。こっちが後手番。

振り飛車党なので初プレイのとき以来の久しぶりの矢倉戦。
あれから矢倉の定跡本をちら見ぐらいはしたけど、その成果やいかに。



矢倉よりは相振りの方がまだましじゃないですか。


No.249

使い方を調べてみたら意外に簡単そうだったのでフラ盤を使うことにした。



勝てばB2昇格の一戦。ひさしぶりの先手番。
相手が飛車先を伸ばさなかったので、石田流にしようと振ったら相振りになった。

相振りの将棋はよくわからないので、あまり深く考えずに向かい飛車+金美濃にしてる。

47手目で飛車がどーんと移動したけど、こちらの玉形を考えれば飛角交換は不利そうだし、
相手に△4四銀とでもされてればまずかったかもしれない。

55手目で相手の角成りを防ぎつつの飛車成りは、読みが入ってたわけではなくて例のごとく偶然。

59手目の歩打ちは、なんとなく飛車が素直に成るよりもはったりをかませるんじゃないかなと思って。
しかし、自然に△6二銀とされていれば手が続かなかったっぽい。

最後、△4五桂 ▲同 龍 △4二歩とか進んでれば、
終盤に自信のない自分としてはまだあやしかったけど、相手が投了したので勝てた。


No.248

鈴木大介 八段・著の四間飛車戦法(創元社)に書いてある
対振り飛車急戦の3通りの戦法を整理しておく。
※図は将棋盤面図ジェネレータで作成。

四間飛車基本形
四間飛車対急戦の基本形。
ここから、(1) 斜め棒銀、(2) 棒銀、(3) 角道こじ開け、の3通りに分岐する。

斜め棒銀
(1) 斜め棒銀
通常の棒銀とは異なり、左銀を斜めに上げて攻めに使う。
振り飛車側は飛車を7筋に振り直すのが大事。

ここから、△7五歩と仕掛けてくる。
これを素直に▲7五同歩とすると△同銀とされて、
▲7六歩と打っても△8六歩と突かれて困ってしまう。
▲7五歩で銀を取っても△8七歩成でまいってしまうし、
▲8六同歩も△同銀で相手の仕掛けが大成功になる。

△7五歩に対しては、▲9八香とか▲4六歩で一手様子を見て、
△7六歩と来たところを▲同銀とするのが正着らしい。
以下、△7二飛に対しては▲6五歩と角を捌きに出る。


棒銀
(2) 棒銀
ハム将棋とやると玉形に違いはあれどもたいていこうなる。
斜め棒銀とは異なり、スタンダードに右銀を攻めに使う。
やはり飛車を7筋に振り直すのがいいらしい。

居飛車側の飛車が8筋のまま攻めようとしてくる場合と、
7筋に移動してから攻めてくるパターンがある。
いずれにしても、△7五歩に▲7五同歩はおおいにまずい。
なので、▲5四歩と一手様子を見る。

その後、振り飛車側は角を▲6八角〜▲5七角と移動させて、
居飛車側の銀ににらみを利かせたり、5八の金を▲6八金と移動させたりする。
▲6八金は対棒銀における重要な一手らしく、
この手が現れてからは棒銀が指されることは少なくなった。


角道こじ開け
(3) 角道こじ開け
もっとちゃんとした名称があるのかもしれないけどよく知らない。
図では振り飛車側は▲4六歩と指してるけど、▲5六歩が先かも。
でも、先に▲5六歩だと△1三角とされたときがちょっといやらしい。

△6五歩に対して素直に▲6五同歩と応じるのは、
△7七角 ▲同 桂 △8六歩で、8筋を突破されてしまってよくない。
△6五歩に対しては▲4七金と高美濃に組んで待機するのがいいらしい。

図の場面でいきなり△6五桂とする強行策がある。
富沢キックとかポンポン桂とか呼ばれる仕掛けらしい。
△6五歩とは異なり角に当たっているので▲6五同歩とするしかない。
以下、振り飛車側は桂得を主張、居飛車側は龍作りを主張することになる。
これを避けるために▲6七銀を保留しておく考え方もある。


No.247

世界樹の迷宮4、FOEの希少種で経験値がうはうはなるのがたのしくて、
調子に乗って倒しまくってたらクリア前にレベルがカンストしそうになってた。

天下一将棋会、最近なんか後手ばっかり引く。
棋譜が残るので一人感想戦で勉強。



▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲7六歩 △4四歩
http://shogi-ban.appspot.com/zu/44iysgogsyi-h-7f5-kf2-5f2-9F-3F-6F2-F4-F-K-5H-IYSGOGSYI
あいかわらず振り飛車ばかり指してる。

▲6八銀 △4二飛 ▲5八金右 △6二玉 ▲7八金 △3二銀
http://shogi-ban.appspot.com/zu/32iysg-g-yi-3o-hs-2f5-kf2-5f2-9F-3F-6F2-F4-F-KGSG-2H-IY-2O-SYI
先手は対振り飛車としてはあまり見かけない戦形かも。
ただ、加藤一二三 九段によれば、振り飛車でも棒銀+矢倉で十分だとかなんとか。

▲3八銀 △4三銀 ▲2七銀 △3二飛 ▲6九玉 △7二玉
http://shogi-ban.appspot.com/zu/72iysg-g-yi-2o-3h-2f5skf2-5f2-9F-3F-6F2-F4SF-KGSG-2H-IY-O-3YI
先手はいわゆる原始棒銀で来た(原始棒銀のエフェクトも出た)。
最低限、棒銀対策だけは抑えておかないと作戦負けしづらい四間飛車とはいえ指しづらい。
棒銀相手にはあまり深く考えずにとりあえず飛車を3筋に。

▲2六銀 △1四歩 ▲1六歩 △4二角 ▲7七銀 △5四歩
http://shogi-ban.appspot.com/zu/54iysg-g-yi-2o-2kh-2f4-s-f-5f3-f-7F-3F-4SF3SF4-3KG-G-2H-IY-O-3YI
先手は自ら角道を止めてきた。こっから穴熊でもするんだろうかとか考えたりした。
あまり深く考えずに角を4二に引いたけど、いまにして思えばどうもこれは悪手だったっぽい。

▲6六銀 △8二玉 ▲5六歩 △7二銀 ▲7九角 △9四歩 ▲9六歩
http://shogi-ban.appspot.com/zu/96iy-g-g-yi-os-2kh-3f3-s-f-f-3f3-f-7F-F-FSF-2SF-F-F-F2-4G-G-2H-IYKO-3YI
そうか、引き角というやつがあったな、とだいぶうろたえる。

△4五歩
http://shogi-ban.appspot.com/zu/45iy-g-g-yi-os-2kh-3f3-s-f-f-3f-f-f-5f-F-F-FSF-2SF-F-F-F2-4G-G-2H-IYKO-3YI
あまりいい案が思いつかず、先手の角が2二に戻ってくることもなかろうと、4筋の歩を伸ばしてみた。

▲1五歩
http://shogi-ban.appspot.com/zu/15iy-g-g-yi-os-2kh-3f3-s-f-f-3f-f-f-5f-F3-FSF-2S-2F-F-F2-4G-G-2H-IYKO-3YI
いよいよ開戦。ここをしのぎきれれば玉形の差で優位に立てるんだろうけど。

△同 歩 ▲2四歩 △同 歩
http://shogi-ban.appspot.com/zu/24iy-g-g-yi-os-2kh-3f3-s-3f-3f-f2-6f-2fF-FSF-2S-2F-F-F2-4G-G-2H-IYKO-3YIf2
迷ったら取れというのが常套手段。

▲1五香 △同 香 ▲同 銀
http://shogi-ban.appspot.com/zu/15iy-g-g-y-2os-2kh-3f3-s-3f-3f-f2-6f-2SF-FSF-5F-F-F2-4G-G-2H-IYKO-3Y-FIf2i
だからといって、なんでもかんでも取ればいいかというとそういうわけでもない。
△1五同香で相手のお手伝いをする形になってだいぶよくなかったっぽい。
△1三歩か△1四歩なんかの方がよかったと思う。あとで検討しとこう。

△4六歩 ▲同 角 △3五歩
http://shogi-ban.appspot.com/zu/35iy-g-g-y-2os-2kh-3f3-s-3f-3f-2f-7f-SF-FSFK-4F-F-F2-4G-G-2H-IY-O-3Y-F2If2i
2筋が受からないと思ってちょっと投げやり気味に指してた。
特に何か考えあるでもなく、なんとなく大駒は引き寄せた方がいいかもと思って。

▲2四銀 △3六歩 ▲同 歩 △同 飛
http://shogi-ban.appspot.com/zu/36iy-g-g-y-2os-2k-4f3-s-3f-3f-2S-10F-FSFKh-3F-F-F-5G-G-2H-IY-O-3Y-F4If3i
角を引き付けていたおかげで、飛角交換に紛れさせることに成功。

△3六歩に構わず▲2三銀成ならどうだったか。
△3七歩成 ▲3二成銀 △2八と ▲4一成銀 と進めば、
なんぼ玉形に差があるとはいえさすがに後手敗勢か。

一旦、△3四飛と逃げれば、▲3五香 △3七歩成 ▲3四香 △2八と だろうか。
▲3五香に替えて▲3六歩なら△同 飛 で飛角交換に紛れさせられる。

▲3七歩 △4六飛 ▲同 歩
http://shogi-ban.appspot.com/zu/46iy-g-g-y-2os-2k-4f3-s-3f-3f-2S-10F-FSF2-4F-F-2F-4G-G-2H-IY-O-3Y-F3IHf3ik
ひとまずは落ち着いた。

△2七歩 ▲同 飛 △3八角 ▲2五飛 △5六角成
▲5七歩 △3四馬 ▲2八飛 △2四馬 ▲同 飛 △同 角
http://shogi-ban.appspot.com/zu/24iy-g-g-y-2os-7f3-s-3f-3f-2k-10F-FS-F-4F-F2-F-4G-G-4IY-O-3Y-F3IKHf3ish
このときは銀得もしてもう余裕だと思ったんだけど。

▲2二飛 △4九飛 ▲5九香 △2九飛成 ▲2一飛成 △5二金左
http://shogi-ban.appspot.com/zu/52iy-g-3R-2os-g-5f3-s-3f-3f-2k-10F-FS-F-4F-F2-F-4G-G-4IY-OI-2r-F3YKf3iys
心に余裕が出てくると決まって悪手が飛び出す。
△4九飛がおおいにまずかった。素直に角が逃げておくべきだった。

▲3六桂
http://shogi-ban.appspot.com/zu/36iy-g-3R-2os-g-5f3-s-3f-3f-2k-10F-FS-FY-3F-F2-F-4G-G-4IY-OI-2r-F3Kf3iys
あーあ。

△3二銀打 ▲2四龍 △同 龍 ▲同 桂 △3三銀
http://shogi-ban.appspot.com/zu/33iy-g-6os-g-5f3-s2-2f-3f-2Y-10F-FS-F-4F-F2-F-4G-G-4IY-OI-4F3K2Hf3iyh
なんとかしようとやぶれかぶれに指したけど、結局は角銀交換の駒損に。

▲2一飛 △2九飛
http://shogi-ban.appspot.com/zu/29iy-g-3H-2os-g-5f3-s2-2f-3f-2Y-10F-FS-F-4F-F2-F-4G-G-4IY-OI-2h-F3K2f3iy
むきになって飛車をあわせていったけど、
2四の桂馬が跳ねて飛車を抜かれる筋があるから、
△2九飛もあんまりよくなかったんじゃないかなぁ。

▲4一飛成 △2四飛成 ▲6八玉 △2八龍
http://shogi-ban.appspot.com/zu/28iy-g-R-4os-g-5f3-s2-2f-3f-13F-FS-F-4F-F2-F-4GOG-2r-IY-2I-4F3K2f3iy2
▲4一飛成はなんとなくぬるく感じた。
改めて見て思ったけど、3筋、4筋に歩を垂らされないのが大きかったか。

▲7七桂 △4七歩 ▲6五桂 △6四香 ▲3一角 △6五香
http://shogi-ban.appspot.com/zu/65iy-g-RK-3os-g-5f3-s2-2f-3f-7i-5F-FS-F-4F-F2fF-4GOG-2r-I-3I-4F3Kf2y3
一方、こちらは4筋に歩を垂らした。
▲7七桂はなんとなくいやぁな感触がしたので香車で受けてみた。
けど、あんまりよくなかったと思う。

▲同 銀 △4八歩成 ▲5三香
http://shogi-ban.appspot.com/zu/53iy-g-RK-3os-g-5f3Is2-2f-3f-7S-5F-F-2F-4F-F2-F-4GOGt-r-I-3I-4F3Kf2y3
つい今しがた使った香車がすぐに跳ね返ってきてまいった。

△5八と ▲同 香 △5三金 ▲同角成 △5二金打
http://shogi-ban.appspot.com/zu/52iy-g-R-4os-g-5f3Us2-2f-3f-7S-5F-F-2F-4F-F2-F-4GOI-2r-I-8F4GKf2iy3
ここさえしのぎきれば再び△4七歩と垂らしてやろうと、
持ち時間も少なくなってたのであまり考えずに金打ち。

▲4三馬 △同 金 ▲同 龍 △6六桂
http://shogi-ban.appspot.com/zu/66iy-g-6os-7f3-Rs-2f-3f-7S-5F-Fy-F-4F-F2-F-4GOI-2r-I-8F4SG2Kf2iy2k
▲4三馬に替えて▲1七角ならどうだったか。

△6六桂に▲同 歩なら△3四角とするつもりだった。
けど、実現していてもたいした効果はなかったかもしれない。

▲5九銀 △7八桂成 ▲同 玉 △8五桂 ▲8九桂 △6六桂
http://shogi-ban.appspot.com/zu/66iy-g-6os-7f3-Rs-2f-3f-5y-S-5F-Fy-F-4F-F2-F-4O-I-2r-IY-2S-4F4G2Kf2igk
相手玉が上にいくと案外めんどくさそうなので桂馬でふさいでみた。

▲同 歩 △3四角 ▲同 龍 △同 銀 ▲5四銀 △3八飛
http://shogi-ban.appspot.com/zu/38iy-g-6os-7f3-5f-3S-s-3y-7F-F2-F-4F-2F-F-4O-I-hr-IY-2S-4F5YG2K2f2ig
王手飛車を成立させてはみたけれども、どうだったか。
ただでさえわけのわからない終盤で時間が少ないのが辛い。

▲6八金 △5六歩 ▲4九金 △5七歩成
http://shogi-ban.appspot.com/zu/57iy-g-6os-7f3-5f-3S-s-3y-7F-F2-F-4F-2t-F-4OGI-hr-IY-2SG-3F5YK2f2ig
お互いによくない手を指し合ってるような感じはした。

▲3八金 △6八と
http://shogi-ban.appspot.com/zu/68iy-g-6os-7f3-5f-3S-s-3y-7F-F2-F-4F-4F-4OtI-Gr-IY-2S-4F5YK2Hf2ig2
▲3八金に替えて▲5七同金 △3七飛成ならどうだったか。

▲同 玉 △3八龍 ▲3二飛 △5六金 ▲6三銀成 △6七金打
http://shogi-ban.appspot.com/zu/67iy-g-6os-3H-3f2Z-5f-5s-3y-7F-F2gF-4F-g-2F-5OI-r-2IY-2S-4F7YK2f2ig
反省するところが多々あったけど、なんやかんやで勝てた。


No.246

今作のポップン、隠し曲を解禁させるのが何かと時間がかかる。
週に一度ゲームセンターに行くかどうかのペースだと、
いまだにラス前の3曲のどれも解禁できていない。
しかも、なんとかネイションを解禁させようとがんばってたつもりが、
ヴァルキリーなんとかを解禁させる方向だったことに最近気づいた。

少し前にポケモンBW2が発売されたけど、その後に世界樹の迷宮IVも発売されて、
さすがにそんなに時間ないので世界樹の迷宮IVだけ買った。

ソードマン、メディック、スナイパーを固定気味に、
ダンサー、ルーンマスター、ナイトシーカーを出し入れしていろいろ試してみる。
最初のカンガルーを倒せるぐらいまでは強くなった。

ギルド名はいろいろ考えた末、世界樹ってWizardlyの影響受けてるらしいよ、
Wizardlyってモンティ・パイソンの影響受けてるらしいよ、
という連想で「Python」にした。Pythonとか使えるとかっこよくないですか。
一度おぼえようとしたけど、タプルとはなんなのかというあたりで中座した。

ポップンも世界樹の迷宮もしないといけないけど、そのうえ将棋もしないといけなくて忙しい。
自分は振り飛車をよく指すので、やっぱり振り飛車党のプロ棋士をひいきに応援している。

現在の棋界で、人気、実績の面で上位の振り飛車党の棋士といえば藤井九段を推す声が高い。
王位戦の挑戦者決定戦での渡辺竜王との熱戦は記憶に新しい。

藤井九段のどこがすごいのかをざっと考えてみた。

その一、藤井システムがすごい。
振り飛車対策として考案された居飛車穴熊によって、
ノーマル四間飛車は絶滅したかと思われたところに、
藤井九段は穴熊に組ませない戦法として藤井システムを考案したのである。

振り飛車の戦い方のセオリーといえば、
玉をがっちり美濃に囲って、相手が出てきたところを軽くいなして、
最後は堅さで競り勝つ、というものだとされていた。

藤井システムはそんな常識に反して、玉は囲わず居玉でもいいし、
序盤から振り飛車から積極的に仕掛けるという戦法だったのだから、
当時の棋界に与えた衝撃と感動はいかほどだったか。

これによって四間飛車はまだまだ戦える戦法であると再認識されて、
それだけにはとどまらず、藤井システムを原動力として、
将棋界最高タイトルである竜王を三連覇する偉業を成し遂げたのである。

その二、ユニークな言動がすごい。
藤井九段のニックネームの一つとして「鰻屋」というものがある。
これは、藤井システムの優秀さから、ほかの棋士も藤井システムを
まねだしたことを受けての下記のような発言から来ているらしい。

「こちとら鰻しか出さない鰻屋だからファミレスの鰻に負けるわけにはいかない」

ほかにも、NHK杯などでの解説においても軽妙な解説に定評がある。

その三、振り飛車党なのに矢倉戦に影響を与えたのがすごい。
有力な新戦法が現れるとみんながそれを採用するようになる一方で、
その戦法に対する有力な対抗策をみんなが考案するのも世の常である。
最近ではゴキゲン中飛車に対する超速3七銀がまさにくだんの構図といえる。

藤井システムに対してもいろいろな対抗策が考えられて、
結果、藤井九段も以前ほどは振り飛車で勝てなくなってしまった。
そんな折に、何かの対局で藤井九段の相手が、

「どうせいつものように飛車を振ってくるんでしょ」

といわんばかりの手を指してきたのである。
詳細はわすれたけど、早々に相手が△4二玉と指してきたとかだったと思う。

これにかっとなった藤井九段は、売られた喧嘩を買わずして何がプロ棋士か、
といわんばかりに、飛車を振らずに唐突に矢倉を組んできたというのである。

こういう具合に、相手の挑発に乗って不慣れなことをしてもいい結果につながらない方が多い。
有名なところでは、米長永世棋聖 対 南九段の対局における、
「横歩も取れないような男に負けてはご先祖様に申し訳ない」という米長発言や、
渡辺竜王 対 佐藤王将の対局における佐藤2手目△3二金による
「飛車を振れるものなら振ってみろ」という手などがある。

ところが藤井九段はその対局で結構な強い勝ち方をしたというのだからすごい。
のみならず、藤井流早囲いというジャンルを形成したというのだからすごい。

その四、角交換振り飛車にいち早く目をつけたのがすごい。
振り飛車の天敵である穴熊に対して、藤井システムだけでは
うまく太刀打ちできないと感じはじめた藤井九段は新しい戦法を考えることとなる。
それが、振り飛車側から角交換を望むというまたしても将棋のセオリーに反した、
角交換振り飛車という戦法だったのである。

藤井九段が角交換振り飛車を指すようになってからしばらくののち、
最近になって角交換振り飛車を採用する棋士が増えてきている。
ここでも藤井九段の先見の明と非常ぶりをうかがうことができる。

ただ、自分程度の棋力では判断できないのだけども、
角交換振り飛車はそこまで有効な戦法だろうかと疑問視する向きもある。
これについては今後の評価が待たれるところである。

その五、ポカがすごい。
藤井九段のもう一つのニックネームに「終盤のファンタジスタ」というのがある。
良い意味ではなくて、終盤でとんでもないポカをすることがあるという意味であり、
しばしばこの手の終盤でのポカを「ファンタする」と呼ぶ俗語まで生まれてしまった。

一概にポカだとはいえないところだけれども、
最近だと渡辺竜王との王位戦挑戦者決定戦でこんなのがあった。

最終盤の寄せ切れるかどうかの緊迫した局面。
渡辺竜王が145手目▲3八玉としたところ。

控え室で検討している棋士らの発言:
「△4五竜とひとつ寄る手が良さそうです」(戸辺六段)
どこからか「ひとつ、ひとつだ」の声。

そんな中、藤井九段が指した手は──、△3五竜。

控え室からのコメント:
ふたつ。

棋譜につけられたあまりに率直なコメントと、
藤井九段がファンタしてしまったんじゃないかという思いで、
これを見ていたときに椅子の上でずっこけそうになった。
でもまあ、升田名人がそうだったように、藤井九段も平時がすごいからこそ、
たまにやらかすポカがとんでもない絵に映ってしまうのかもしれない。


No.245

B2への昇級を賭けた対局は漠然と石田流を組もうとしたら急戦を仕掛けられて、
なんのいいところもなくボロ負けした。
後手番で考えなしに石田流をするのはやめようと思った。

気を取り直してC1でがんばる仕切りなおしの第一戦はこちらの後手番。



▲7六歩 △3四歩 ▲5六歩
http://shogi-ban.appspot.com/zu/56iysgogsyi-h-5k-f6-f2-6f-13F-F-4F2-F-F4-K-5H-IYSGOGSYI

ゴキゲン中飛車とかそういうあれだろうか。
ぱっと見て角交換から△5七角で馬を作れるような気がするんだけど、
ゴキゲン中飛車の定跡はよく知らなくて、
もしかしたら何かいやな変化があるかもしれないので弱気な駒組みをすることに。

△4四歩 ▲5八飛 △3三角 ▲6八銀 △2二飛
http://shogi-ban.appspot.com/zu/22iysgogsyi-7h-f5-kf2-5f2-13F-F-4F2-F-F4-K-SH-4IY-GOGSYI

特にこれといった構想があるでもなく漠然と向かい飛車。
こういうふうになんとなく指して序盤から圧倒されることがよくある。

▲5七銀 △4二銀 ▲4六銀 △4三銀 ▲5五歩 △5二金左
http://shogi-ban.appspot.com/zu/52iysgo-2yi-4g-2h-f5skf2-5f2-6F-6F-2S-3F2-F-F4-K-2H-4IY-GOGSYI

金が上がるのよりも玉が上がるのが先なんだろうか。
こうして改めて相手側(先手側)の目線で見てみると、
先手の銀はちょっとさばきにくそうな感じがしなくもない。

▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二玉 ▲6八金 △2四歩
http://shogi-ban.appspot.com/zu/24iysg-3yi-2o-g-2h-f5sk-f-5f3-5F-6F-2S-3F2-F-F4-KOGH-4IY-3GSYI

なんと、相手は玉を左辺に寄らせてきた。
こちらの飛車が直射するのを嫌ったのだろうか。

▲3八銀 △8二玉 ▲3六歩 △7二銀
▲3七銀上 △1四歩 ▲1六歩 △2五歩 ▲2八飛 △9四歩
▲9六歩 △4二金 ▲5九金 △3二金 ▲6九金寄 △5四歩
▲2六歩 △同 歩 ▲同 銀 △5五歩 ▲同 角 △5四銀
▲8八角 △6五銀 ▲7七金 △5四銀 ▲2五歩 △2三歩
▲6八金 △4五歩 ▲5七銀 △4三金 ▲6六歩 △5二飛
▲5八飛 △5五銀 ▲5六歩 △4四銀 ▲6七金寄 △3二飛
▲6五歩 △4二角 ▲6六銀 △3五歩 ▲5五銀 △同 銀
http://shogi-ban.appspot.com/zu/55iy-g-3yi-os-2kh-3f3-g-f-f-7f-3Fsf2F-F-F-F-FSF-F-G-F-4KOGH-4IY-5YIfs

先手側は飛車を一旦2筋に振り直してきたので、
なんとなく飛車交換とかに備えたほうがいいのかなとか思って、
5二に上げた左金をずずっと3二に寄らせたり、
あまりいい案も浮かばないまま駒をちょこちょこ動かしてた。

▲同 角 △3三角 ▲3五歩 △5五角 ▲同 歩 △4六歩
http://shogi-ban.appspot.com/zu/46iy-g-3yi-os-3h-3f3-g-f-f-7f-3F2-F2-F-F-2f-SF-F-G-F-5OGH-4IY-5YIFSKfsk

角交換してから、ふと気づいたら4筋の歩がよさそうな位置にあったように見えたので伸ばしてみた。
こういう場面をねらっていたわけではなくて、なんか気づいたらこうなってたという場当たり的将棋。

▲5六銀 △4七歩成 ▲同 銀 △4六歩 ▲同 銀 △4七角
http://shogi-ban.appspot.com/zu/47iy-g-3yi-os-3h-3f3-g-f-f-7f-3F2-F2-F-F-2S-SF-F-G-k-5OGH-4IY-5YIF3Kfs

▲5六銀と受けてきたけど上記のとおりになったので、
▲5六金寄とかの方がよかったのかもしれない。

▲3七桂 △5八角成 ▲同 金 △2九飛 ▲4一角 △2二飛
▲3一角 △1二飛
http://shogi-ban.appspot.com/zu/12iy-g-K2yi-os-5h-f3-g-f-f-7f-3F2-F2-F-F-2S-SF-F-G-2Y-4O-G-4IY-5hIF3fs

角を打たれて飛車がふらふらと逃げる。
持ち時間が切れて10秒将棋だったのでやや苦し紛れ。

▲2三角成 △2六飛成 ▲5七金寄 △2九龍
▲8六角成 △6九銀 ▲6八玉 △5八銀成 ▲同 金 △1九龍
http://shogi-ban.appspot.com/zu/19iy-g-3yi-os-5h-f3-g-U-f-7f-3F2-F2-FUF-2S-2F-F-4Y-5OG-4IY-6rF4Sfisg
△1九龍のところで、2三の馬が効いてるのを見落として△8九龍を指しそうになった。
5六に香車打ちたいけど、2三の馬がよくはたらいてるなーと思ってたら急転直下。

▲2二銀 △同 飛 ▲同 馬 △5六香 ▲4七金 △5九龍
▲6七玉 △5八龍 ▲6六玉 △6七金 ▲投了
http://shogi-ban.appspot.com/zu/67iy-g-3yi-os-4U-2f3-g-3f-7f-3F2-F2-FUFOiS-2F-F-g-GY-6r-4IY-7F4Hfs2
▲2二銀で飛車を取りにきたので、渡りに船と△同 飛 ▲同 馬で馬の筋のそれた。
でもって香車を打って秒読みに追われながらもなんとか寄せきれた。


No.244

近所に天下一将棋会を置いてるお店がないのでプレイ間隔があいてしまう。
次の対局で勝てばB2に上がるはずだけど、一ヶ月ぐらいその状態のままだ。

ほとんど振り飛車で指してる。相居飛車の将棋はよくわからない。
それでもまあ、手順はともかくとして矢倉の形ぐらいは知ってる。
しかし、矢倉の形にしてからどう仕掛ければいいのか全然わからない。
なんとなく駒をちょこちょこ動かしてるうちに、
桂馬や銀や飛車を捕獲されたり、角交換を迫られた後に角を自陣に打ち込まれたり、
なんのおもしろみもないまま負けた対局ばかりだ。
横歩取りなんかになると完全に未知の領域で指す気になれない。

その点、四間飛車は極端な作戦負けをしづらいといわれている。
C1とかそのあたりなら、対棒銀急戦の手順ぐらいを抑えておけば、
なんとなく美濃囲いにしてそこそこ見れた勝負をできる。
が、終盤がぼろぼろなので「優勢」の表示を出してから負けたことも少なくない。

困るのは相振り飛車をされたときで、
あやしい知識で振り直して向飛車にしてみるけど、あまりかんばしくない。
こちらが先手として、

▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △3五歩 ▲6八飛 △3二飛

△3五歩のあたりで既にもう困って、△3二飛でもう戦意喪失に近い。
5手目で飛車を振らないで▲6八玉から穴熊にした方がいいのかもしれない。
どうやら居飛車穴熊の手順を勉強しないといけないらしい。

ファイアーエムブレム覚醒はノーマルでプレイしたら途中から楽勝すぎた。
外伝で多少手間取るところもあったけど、
ほとんどの章は育ったドニをあまり深く考えずに
突っ込ませておとりにするだけでどうにでもなった。
とはいえ、高難易度だと通用しない戦法だとは思う。


No.243

天下一将棋会の話、持ち時間にそれほど余裕がないので手拍子で指すことが少なくない。

「悪手は悪手を呼ぶ」という格言がある。
相手が変な手を指すと、それに誘われてこちらも変な手にお付き合いしてしまうやつだ。
ポンポンと手拍子で指してるとこれをよくやらかしてしまう。

このあいだ、金取りor角成りを仕掛けたときに、
こちらは「おおかた金が逃げるだろう」とすっかり思い込んでいて、
頭と手ではもう角成りを指すことばかりにそなえていたら、
相手が指した手は金が逃げなければ角成りを防ぐでもなく、
かといって攻め合いを目指すでもない、手渡しのような一手だった。

これを見て気が動転してしまって、こちらは金も取らなければ角も成らない、
これまたヘンテコリンな手を指してしまったというのだから困る。

その後も、相手が銀をただでくれたらこちらもすぐに銀をただで渡してしまったり、
なんの意味もない合駒を互いに連発したりと、いつにもましてひどい将棋になった。

パルテナの鏡の話、自分のプレイスタイルがまずいのか、
プレイ中に本体をやたらと傾けてしまうので3D表示をオンにすると大変見づらい。
というわけでしかたなく3D表示をオフにしてプレイしてる。
オンにした方が空中戦で奥行きを把握しやすくておすすめらしいのだけどしかたがない。

ファイアーエムブレムと世界樹の迷宮がそのうち3DSで出るみたいだけど、
3Dにする要素がどこにあるのだろうかとやや心配になる。

3D表示はプログラムを作る時点で開発者が組み込まないといけないのか、
それとも、ハード側でほとんどの部分は勝手にやってくれるのかどうなんだろうか。


No.242

東京の町田のあたりに用があって出かけて、
せっかくだからとそのままちょっと観光でもしようかと思い立ち、
町田から浅草(TX)に行こうとしたら3時間ぐらいかかった。

まず、町田から新宿に行く。これは小田急で一本だったので造作もない。
問題は新宿駅だ。なにせ乗客数全国どころか世界一位の駅である。
大量の人間があっちからこっち、こっちからそっちへと跋扈しているし、
いじわるくからまった糸のような路線を見ているとやけを起こしたくなる。

しかしこれぐらいで厭世的になって何もかもがいやになって、
「きょうはもうここで寝る」と新聞紙と段ボールを広げるわけにもいかない。
わたくしも社会の末席で娑婆塞ぎをしながらも
どうにかごまかし置かせていただいている身であるからには、
文明の利器を活用してなんとかこの世間についていかねばならない。

携帯電話でぽちぽち調べたところによれば、
新宿→御茶ノ水→秋葉原→浅草(TX)というルートらしい。

というわけで御茶ノ水に行くべく中央線を探したけれどもよくわからない。
周囲の人々が確固たる足つきでたゆまず動いている中で、
一人きょろきょろうろうろしていると焦燥感を抱いてくる。

あれこれしていると「総武線 秋葉原方面」というような案内を見つけ、
ふむ、多少時間がかかるかもしれないけれども、
どのみち御茶ノ水からは総武線に乗り換えるようだし、
こうして明示しているからにはそう無茶苦茶な遠回りにはなるまい、
と気軽に考えてやってきた電車に乗ってみたところ、
秋葉原にはいっこうたどり着かずに、気づけば千葉まで連れて行かれた。

駅名はわすれたけど終点で降りて、周囲に人がいないので落ち着いて、
今度はちゃんと路線とホームと行き先をあらためる。

そうして秋葉原について、今度はつくばエクスプレスに乗り換える。
ここでまちがうと今度はどこに連れて行かれるのかおおいに心配だったけれども、
これは正しい電車に一発で乗れた。

21時少し前ぐらいに浅草に着いた。東京のわりにはにぎやかでなく静かでなんだか怖い。
しかしまあ、東京といったっていろんなところがあるはずだし、
騒がしいよりはよかろうと思って宿に向かっていると、

「暴力、たかり、スリ、娼婦を見たら110番」

というような文言がしたためられた立看板を見かけて、
なんとなく怖かったのがはっきりと怖くなってきた。
行き交う人々がことごとくやくざ、ちんぴら、ごろつきの類に見えてくる。

そういう心情のときにとっていた宿がカプセルホテルだったのがまたいけない。
ビジネスホテルとはちがって寝床に施錠するということができないので、
もし大変に運悪く押し込み強盗でもやってきたらもうなすすべがない。
そこまでいかなくとも、うっかり枕探しにでもやられれば大損害である。

気が滅入ってはなはだ萎縮していても腹は減るということで、
いったん荷物を預けて外に夕食に出かける。
てきとうに見つけたラーメン店でラーメンをすすりながら、
これが今生最後の食事にならなければいいが、
などと考えるとますます気分が沈んでいく。
近くの客が「たばこの火ある?」なんて日常的かつ能天気な発言をしているのを聞き、
おなじ時おなじ場所にいながら、嗚呼、彼我の置かるる身のちがいはなんたることかと世の無常をなげく。

宿に戻り、風呂に入る。風呂はあまりきれいではなさそうだったけど、
わたしは視力があまりよくないので、眼鏡を外していれば
そのあたりの汚れをあまり気にしなくてもよいという利点がある。
あと、虫とかに遭遇してもディティールにさほど気づかずにすむとか。

風呂に入ればもう寝るしかすることがない。
毛布にどことなく完全な清潔を感じられない。
心理的なものかもしれないけれども素肌に触れるとかゆい気がする。
しかしまあ、このぐらいの毛布ならよその家のこたつを考えればざらにあると思い、
耳栓をしてえいやと寝る。

この条件ではたして寝られるだろうかと非常に心配だったけれども、
5時ぐらいに一度小用に目が覚めて、もう一度寝て起きたら9時だった。
時計を見たときにややうろたえるぐらいに寝ていた。

それから上野動物公園に行った。
パンダをじかに見て、パンダのしっぽは白いということを確かめて満足する。

草食動物よりも肉食動物のほうが見ていて心の高鳴りを感じる。
ライオンやヒグマの図体や四肢の太さに戦慄と興奮を隠せない。
ほんの壁一枚隔てたところに惨事があるにもかかわらず、
その惨事がほとんど架空のものであり、
全く安全であるというところに圧倒的な万能感や無敵感を見出す。
子供のころに浮き輪を装備すると無性に深いところで泳ごうとしたことに似ている。
(二回ほど深いところで浮き輪がすっぽ抜けておぼれて監視員に助けられたことがある)

新宿から浅草に行くのに時間がかかりすぎたせいで、
持ってきた本をほとんど読み終わってしまっていたため、
帰りの新幹線で手持ち無沙汰になり、脳内音楽プレイヤーをはじめる。
音ゲーの曲を五鍵から順に再生していくとかなりのひまつぶしになる。

電車内の広告で大学や予備校の案内をよく見かけたけど、
あのへんはもう無縁の選択肢なのだなあと思うと少し切ない。


No.241

もうすぐポップン20が稼動すると思ってたら、
新規筐体を入荷してるところでは先行稼動がはじまっているらしく、
調べたらもういろいろと情報が出ていた。

で、まっさきに確認したのは新曲の情報でも削除曲でもなく、
DDR ExがLv42に上がっているかどうかということで、
そしたらなんとめでたくLv42に上がってた。

これにより自動的にLv41までは全曲制覇を達成するに至り、
(ポップン20でクリアできないLv41が増えなければ)
積年の憂いが消えてなんとも晴れがましい気持ちだ。
果たしてそれでいいのかと疑問に思う人もいるだろうけど、
戦わずして勝つことは兵法の極意のひとつであるから個人的には満足だ。

天下一将棋会はC1に上がってから一勝一敗。
終わってからゆっくり棋譜を眺めていると、
「ああ、なんとへぼい手」とため息が出るのだけど、
指してるときはなぜか読みがはたらかないので困る。
もっといえば、打った瞬間にだめと気づくことすらある。

高美濃、銀冠に発展させていくとか、美濃のまま攻めるとか、
そのあたりの構想とか大局観がぜんぜんわからない。
本を読むと「ここは銀冠に組んでいくのが得策だ」とか書いてあったりするんだけど、
なんでそうすると得をするのかが皆目検討がつかない。


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