資料名    「 幸せ 」

[ねらい]
・ 幸せに生きることの素晴らしさを知らせるらせる。            
[セールスポイント]
  ・生活科と連動させて行なうことができる。
[対象学年]
  ・小学校中学年以上
[追試上の留意点]

[備考]
 本資料,現在工事中です。。
(画像などは,まで掲載しています。)                  


発問1
あなたが幸せを感じる時とは、どんな時ですか。           

発問2
「幸せ」には、二つの「幸せ」があるといわれています。   
一つ目の「幸せ」とは、「して○○○幸せ」です。               
         
二つ目の「幸せ」とは、「して○○○幸せ」です。          
ワークシート1に書きましょう。    

説明1
一つ目の「幸せ」とは、「してもらう幸せ」です。
二つ目の「幸せ」とは、「してあげる幸せ」です。               
    

指示1
今日は、「幸せ」について考えてみましょう。      
         
                                      
説明2
アメリカにサリー(借りの名)という女医さんがいました。           
         
サリー先生は、大学卒業後、緊急医療という大変な現場で働いて
いました。ある日、北極観測隊の募集(約二十名)があり、応募し
ました。そして見事選ばれ、彼女は医師として参加することになり
ました。北極観測隊に参加すると、約一年間帰ることができません。
また、北極での生活は、思っていた以上に大変だったそうです。外の       
           
気温は、零下五十度になることもあるそうです。住んでいる部屋の
中は暖房がありますが、それでも部屋の天井につららができるくら
い寒いそうです。また、一日に食べることができる新鮮な野菜など
の食料などもごくわずかだそうです。更には、このような状況下に
いるため、精神異常をきたす人もでることがあるそうです。           
               
                  
説明3
サリー先生は、飾らない気さくな性格だったので、多くの隊員からし
たわれていました。この基地の食事の準備は、全ての隊員が交代
で行うようになっていました。勿論、サリー先生も食事の当番もしま
した。                 
                       
発問3
北極観測所では、お風呂は、一週間に何度くらい入れると思いま
すか。           

説明4
一週間に二回だそうです。二回といっても、一回につきお湯が使え
るのが二分間だそうです。              
                                      
説明5
サリー先生の病室には、毎日約五、六名の患者がやってきました。
ある日、サリー先生は自分の乳房にしこり(固まり)を感じました。
乳房にしこりを感じるということは、ガンという可能性があるという
ことです。この施設には、そのしこりがガンかどうか確かめる方法
はありませんでした。サリー先生は、数日後リンパ腺の張りを感
じるようになりました。サリー先生は、所業柄このしこりは、ガンの
可能性が高いと判断していました。       
                                      
                                      
発問4
サリー先生は、体全体にだるさを感じるようになりました。しかし、
彼女はこのしこりのことを誰にもいいませんでした。このことについ
で、どう思いますか。                            
    
                        
説明6
サリー先生は、ついに症状が悪化し、隠しきれないなり、全員の
前で自分の症状を発表しました。基地内の全員が無言になって
しまったそうです。      
                                      
説明7
直ぐに本国に連絡し、飛行機から検査薬や薬品などを投下しても
らいました。検査の結果、サリー先生は、乳ガンでした。
この基地には、サリー先生の他、ドクターはいませんでしたので、検査や
治療には、素人の人(配管工、ボイラー技師、天文学者など)があたり
ました。
 サリー先生は、手術の時など乳房の部分だけ麻酔をかけ、自分で手術
をしたり、指示をして手術をしてもらったりしたそうです。           
                        
                                      
説明8
サリーは、抗ガン剤のため、髪は全部抜け、食欲もなくなってきていました。   
                
ある日の夕食、サリーはテーブルについてびっくりしました。          
                          
何がおこったのでしょうか。                    
              
説明9
それは、みんなが食べるその日の夕食のサラダのトマト一切れとレタス一
切れがサリーの食卓に全て置かれていたのです。              
サリー先生は、涙が出たそうです。                      
     
                                      
発問5
サリーは、帰還までに四カ月あったので、なかなか自分一人が帰還するこ
とに同意しませんでした。しかし、彼女は帰還するにあたり、ある条件を出
しました。                
その条件とは、何でしょうか。                   
              
説明10
私の代わりとなる健康なドクターをここに派遣することでした。
                                      
説明11
数日後、サリー先生を空軍の飛行機が迎えにきました。当日は、吹雪でパ
イロットは、目で目的地を確認することができませんでした。パイロットは、
副操縦士に計器の数値を読んでもらいながら、着陸の機会を待ちました。
どうしても視界悪く、あきらめようとした時、観測基地のたいまつがたかれ
ている滑走路が見え、無事着陸することができました。実は、この飛行機
のパイロットは、自分のお母さんを乳ガンで亡くしているため、絶対サリー
先生を助けたかったそうです。飛行機は、数分しかその場に滞在すること
ができません。なぜなら、飛行機の燃料が固まってしまうからです。サリー
先生は、防寒着を外に出ようとしましたが、歩く体力さえありませんでした。
観測基地のメンバーが彼女を抱えて、飛行機まで行き、飛行機に乗せた
そうです。救助成功した時、飛行機の中も、観測基地の中も歓声で包まれ
たそうです。
本国に帰ったサリー先生は、病院で精密検査を受けました。やはり、乳ガ
ンでした。しかし、他には転移していなく、現在は順調に回復していくそうです。 
         
              
説明12
人間には、二つの「幸せ」がありましたね。
一つ目の「幸せ」とは、「してもらう幸せ」です。      
二つ目の「幸せ」とは、「してあげる幸せ」です。               
         
                                      
指示2
今日の授業を受けて、感じたことや考えたことをワークシートに書きましょう。  
                   


※この授業のワークシートは,現在制作中です。

私の自作資料に関して一言
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