道徳ミニ講座

[構成的エンタウンター]

従来の道徳の授業は,副読本を使うか,NHKのテレビを見せるか
であった。また,指導過程もワンパターンであった。
そのため,道徳授業嫌いの子どもが増えたのは,事実である。
詳しいデータは,「子どもが夢中になる落語流道徳自作資料10選」
(大江浩光著,深澤久解説,明治図書)をご覧ください。
副読本や従来の指導過程にもよいところも,たくさんある。
私が言いたいのは,あまりにも偏りすぎたものにしては,子どもに
飽きられてしまうということである。

最近,「構成的エンタウンター」という言葉をよく耳にする。
結構,以前から注目されていたものである。
構成的エンタウンターとは,ゲームや遊びを用いることにより,よりよ
い人間関係を作ろうと考えられたものである。
画一的なことをいえないが,一般的に現在の子どもたちは,昔の子
どもこちに比べて,コミュニケーションのとり方が下手なものが多くな
っている。(家庭環境,地域性により,かなり異なるが!)
道徳の時間にそのようなことをしなければならないかという問題点も
ある。一部には,学級活動の時間に取り扱うべきではないかという
指摘もある。
教科というのもは,人間がよりよく生きるために考え出したあくまでも
利便的なものであるのでから,大きな目標(ねらい)から考えるならば,
私は,どちらでもいいと思う。
実施する事が大切なのである。

実践事例(自己紹介ゲーム)
1.2人一組になり,握手をし,挨拶(こんには)をする。
2.ジャンケンをする。
3.負けた人から,自己紹介をする。
4.勝った人は,負けた人が自己紹介した後,自己紹介をする。
5.握手をし,挨拶(さようなら)をする。
※ 所定の時間内に何人と挨拶ができるか競う。

このような実践集は,数多く出版されているので,詳しいことは,そち
らをご覧くたざい。

このようなに,道徳時間に体験的な活動を用いることにより,子ども
たちは,道徳の時間が好きになるはずである。
教師は,その活動のねらいをしっかり把握した上で,実施する必要が
ある。勿論,実施時期も勘案しなければならない。
自己紹介ゲームなどは,1学期の最初にすると効果的である。

道徳研究の先進校や副読本(日本標準)でも,「構成的エンタウンター」
を取り入れているところがある。



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