道徳ミニ講座
[道徳授業のパターン]
道徳授業には,多用なパターンがある。
今回は,代表的な3つのパターンを紹介をする。
(1)心の2面性
・人間がもっている「弱い心(−)」と「強い心(+)」に視点を あてた資料を用いる。
[ 例 ]
「夜,宿題をする時間になった。しかし,見たいテレビがある。どうしようか迷う。」
(ポイント1)
「弱い心(−)」を全面否定するのではなく,「弱い心(−)」を認めつつ,
「強い心(+)」へもっていくことが大切である。
(ポイント2)
終末段階では,どちらかというとクローズエンド(結論を出す)にもっていくことが多
い。
(2)多様な価値
・多様な価値が含まれた資料を用いる。
モラルジレンマなどの資料がよく使われる。
[ 例 ]
自分の子供がけがをした。しかし自分は,アルコールを飲んでいる。救急車が来る
までちょっと時間かかかりそうだ。
自分の子供を病院まで連れて行くべきか。それとも救急車を待つべきか。
(ポイント3)
とった行為に視点をあてるのではなく,その理由付けを大切にする。
(ポイント4)
終末段階では,どちらかというとオープンエンド(結論を出さない。)にもっていくこと
が多い。
(3)感動資料
・主人公の生きざまを通して,価値を悟させる資料を用いる。
[ 例 ]
自作資料「義足のスプリンター」,「命を大切に」,「幸せのかけら」などをご覧くださ
い。画像つきの詳しい道徳自作資料は,私のホームページに掲載していので,
ご覧ください。
(ポイント5)
正しい情報を正確に伝えることが大切である。。教師が空想した考え(主人公は,
多分・・・と思ったと思います。)を示してはいけない。
[全体的なポイント]
・全て関していえることですが,発問,指示,説明なとば,必要最小限におこなうこと
が大切である。
・教師をやってみたいなあと思うよう資料でなければ,子供たちの心には,響かない
と思う。