初歩的な読書感想文の書き方〕

〔はじめに〕
 読書感想文が不得意の子供は,読書感想文の書き方を知りません。
 そこで,ある一定の初歩的な書き方のパターンを習得することが大切だと思った。
 また,そのパターンさえ覚えてしまえば,以後,発展的な書き方へ進展していくことも可能である。

〔次の順に書かせる。〕
(1)この本を読もうとしたきっかけを書く。を
  例・この本は,おもしろい題名だったので,読もうとしました。
   ・この本は,お母さんから・・・・・・・・・・・・ので,読もうと思いました。
   ・本の表紙が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ので,読もうと思いました。
 
(2)この本の内容を簡単にまとめる。
  例・この本は,〜さんが書いた〜についての本です。
   ・主人公の〇〇さんが・・・・・・・・・するお話です。

(3)各段落ごとに内容を簡単に書き,それについての感想メモ〔1〕〜〔4〕を書く。また,一番強く印象に残った場面を中心に書く。
  〔1〕登場人物について思ったこと。
    ・〜の気持ちがよく分かります。きっと〜のことを考えていたのだと思います。
    ・行動,人柄,考えなどについて,私は〜と思います。
  〔2〕自分と比べて考えたこと。
    ・もし私だったら〜する。
    ・もし私だったら,〜と考えます。
  〔3〕筆者のいいたいこと。
    ・筆者は,この場面ではきっと〜のことを伝えたいのだと思います。
    ・筆者は,〜だと思ったから,〜のような書き方をしたのだと思います。
    ・登場人物の行動や「・・・・・・・・・・」という言葉や,行動に筆者の考えが表れているのだと思います。
  〔4〕表現方法ついて
    ・ことばを繰り返す・・・・・・・・・・が印象に残りました。
    ・まるで〜がいっているような表現方法が・・・・・です。

※ 感想メモは,感想文を書く前に箇条書きで書かせておくとよい。

(4)始めに自分の思っていたこと,考えていたことと比べて書く。
  例・〜について,最初は〜と思っていましたが,〜と思うようになりました。
   ・〜について,最初は〜と思っていましたが,ますます〜と思うようになりました。

(5)題名についての感想(別になくてもよい)
  例・どうしてこのような題名になったかが分かりました。それは,〜。

(6)この本を読んで学んだこと。
  例・私は,この本を読んで〜することの大切さを学び(分かり)ました。
   ・私は,この本を読んで,筆者が私たちに〜について伝えたかっただと思いました。

(7)今後,どのように生きていたいか,生きていくべきなのか。
  例・今後私は,友達が悪さをしているときなど,心を鬼にして注意したいと思います。そのようにすることが本当の親友
     だからです。
   ・私は,くじけそうになったら,〜のことを思い出して,最後まで頑張ろうと思います。
   ・私は,〜のような場面にあったら,〜することの大切さを忘れず,悍馬老と思います。 

   
   

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