潰瘍性大腸炎の人の食事


緩解期の食事は
通常では、それほど神経質に気をつけることはありませんが、気をつけるならば、
(1)おなかを刺激するような刺激物
 (香辛料、コーヒー、炭酸飲料、アルコール類)
(2)極端に熱すぎたり、冷たいもの
 は避けるべきです。

普段から食事と腹部症状に注意し、食べると腹部膨満感、下痢、腹痛などを起こしたことのある食品は避けたほうが無難です。
 
食品添加物が多く含まれているものは、購入の際に原材料を確認してなるべく摂らずに、手作りを増やすことが大事です。

活動期ではあるが、まだ食べられるときの食事は
(1) 高エネルギー食
(炊いたご飯、うどん、パン、おかゆ類)
(2) 良質のたんぱく質
(白身魚、鶏肉(ささみ)、牛肉(赤身)、大豆食品(豆腐など)、卵)
(3) 消化のよい食品
です。
特に
(1) 消化されにくく大腸を刺激するような食物繊維
(2) 下痢を起こしやすい脂肪の多いもの
は避けなければいけません。
活動期で発熱や腹痛が起こったときなど、状態が非常に悪いとき
腸管の安静を保持するために絶食し、中心静脈栄養法(IVH)で栄養を補給します。