吾平町上名吾平山の北にあります。 神武天皇の御父君『ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと』 と 御母君『玉依姫命』(たまよりひめのみこと)の御陵で俗にこの山を鵜戸山(うどさん)といい、 窟を 鵜戸窟と称しています。 岩屋の陵は全国でもめずらしく、御陵域は9.35ヘクタールあります。 窟内は3アール 位で、前の岩は明和4年(1767年)の落岩です。 昭和10年11月昭和天皇が御親拝になり、昭和37年 5月には皇太子(今上天皇)、 同妃殿下が御参拝されました。 御陵は『小伊勢』といわれ、神々しく山紫水 明の地であり、春は桜、夏は「かじか」、 秋は紅葉と四季の変化に恵まれ、多くの参拝者が訪れます。 旧七高 教授次田潤先生がここに参拝されたとき 『みささぎの御前に渡せる丸木橋踏み行くほどは神代なりけり』と 詠まれています。 |