BOXER'S ROAD
(プレイステーション/潟jュー/メモリーブロック7使用)

全国のボクシングファンを代表して
「BOXER'S ROAD2」が出ることを強く希望します

BOXER'S ROAD(以下、ボクロー)はボクサー人生をシミュレートするゲームです。
同時にボクシングファンの心をつかんで離さない、麻薬的なゲームでもあります。
このゲームやりたさにプレイステーションを購入したボクシングファンは数知れず。
ちなみにボクもその一人です。 3年以上前のゲームになろうかというのに、未だにやっています。

今まで家庭用ゲーム機の中でボクシングゲームもいくつか出てきましたが、その中でこのボクローの「ボクシングゲーム」としてのクオリティは間違いなくブッちぎりでダントツの一位と言っていいでしょう。

「マイクタイソン パンチアウト」や「ファミリーボクシング」といった秀作もありましたが、アレはどちらかというと「ボクシングの形を借りたゲーム」でした。
それに対しボクローは「ゲームでボクシングを再現してみました」という感じでとてもリアルで。だからそのリアルさがボクシングファンにはたまらないのです。

このゲームを初めて見たとき、まず印象に残ったのが試合の前準備が異様に長いと言う事です。
前準備というよりこのゲームは試合モードとトレーニングモードの二本立てになっていて、トレーニングモードで選手の食事、練習、休養といったスケジュールを管理し、次の試合への体作りをして、それから試合に臨むわけです。

そしてこのトレーニングが異様に奥が深いのです。

食事のメニューはメイン1,メイン2、サイド、デザート、ドリンクと細かく別れ、それぞれ10種類前後用意されています。 それらにはタンパク質、水分、脂質、糖質といった栄養素が設定され、これらをトレーニングの目的(スピードUP、パワーUP)に応じて組み合わせ、必要な栄養素を摂取しなければなりません。そうしないといくらトレーニングをしてもサッパリ効果が現れないのです。

これがボクローのトレーニングメニュー
迷宮のように入り組んだ魔界への入り口
スピードをUPするための食事、パワーを付けるための食事。そういったモノを考慮しつつ、さらに最適なトレーニングの組み合わせも考えなければなりません。
このゲームではスピードを上げるトレーニングをすればパワーが落ちるという風になっていて、いかにしてUPした能力をダウンさせずに他の能力もUPさせるかというのが大きな課題になります。 例えばパンチ力をつけるためのウェイトリフティングとパンチスピードをつけるためのパンチングボールを同時にやると、お互いの効果が相殺しあって結局ゼロになってしまうのです。
それぞれのトレーニングはこなすことによってUPする能力、ダウンする能力が複雑に絡み合っていて、正しいトレーニング方法を見つけない限り選手の能力がUPする事はないと言っていいでしょう。

実際のボクシングのようにより効率的で効果的な練習方法を模索する楽しさが、このゲームにはあります。
今までのゲームにはなかった魅力です。

ポリゴンで作られたボクローは、色々な視点から試合を見ることが出来ます

パラメータが非常に細かく設定されているのも、大きな魅力です。
今までのゲームは単純に「スピード、パワー、スタミナ」と分類されてきましたが、ボクローではパンチ力ひとつとってもシャープパワー、ヘビーパワーの二つに別れます。ボクシングには切れるパンチと体の芯に響く重いパンチの二種類がありまして、その「パンチの質の違い」を表現するためのモノでしょう。
シャープパワーが多いと少ないダメージでも相手を簡単にダウンさせる代わりに、その分起きあがってきます。ヘビーパワーは一度ダウンしたらなかなか起きあがれません。両者の比率によって、パンチの質も変わってくるというワケですね。

スピードもパンチを速く出すためのパンチスピード、速く移動するためのフットスピード、上体を動かすスウェイスピードと、的確に分類されています。これによって「足は遅いけどパンチは速い」とか「スウェイは速いけど足と手がちょっと・・・」といった個性を持った選手が生まれます。

さらに、このゲームではボクサー自身も年を取るため、ある一定の年齢を過ぎると能力の低下が始まります。
各能力の限界値はそれぞれ3万までですが、この「年齢」という概念があるため実際に全ての能力を限界まであげることは事実上不可能といって良いでしょう。
つまりどの能力を取ってどの能力をを捨てるかといった選択を否が応でも迫られるわけで、これによってパンチ力を一義に置くハードパンチャーか、或いは打たれ強さとパンチ力を捨ててスピードスターになるかといったプレイヤーの思想を反映した選手達が生まれます。

こうして作られた選手達は(ちょっと大げさですが)プレイヤーの方法論や思想(この場合ボクシング理論とでもなりましょうか)を反映してるわけで、これはやはり愛着がわいて当然と言えるでしょう。
このゲームがボクシングファンの心をガッチリつかんで離さないのは、こういった「オレならこうする」といった持論を実践でき、(架空とはいえ)その正否を確認できるからではないでしょうか。

ボクロー2のために

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