本土最南端の照葉樹の森 木場岳


木場岳の森は、稲尾岳と並ぶ本土最南端の照葉樹の原生林が残る貴重な森である。
照葉樹林は人間の生活圏と重なる為に、事有るごとに何のためらいもなく、
ことごとく伐採されてきた。しかし、この照葉樹ほど多くの生命を宿していた
場所は他にない。まだ多くが謎のままに、この森と共に消えようとしている。
この木場岳のどこかでも最後の生き残りたちが、悲痛の叫びをあげているのかも知れない。