大隅半島に残された最後の原生照葉樹林

大隅半島の肝属山地、昔ここは他とは違う特殊な照葉樹の原生林が大地を何処までも覆い尽していた。
しかしその後何十年もの間伐採が続き、どのような生物が生息しているかも知らぬ間に、
全ては伐採と共に闇に葬られてしまった。今となってはもう取り返しがつかない。
太古の昔この大地は、南のほうへ遥かに海を越え種子島を含み屋久島を越え更にトカラ列島
まで続く陸橋となっていたと言う。その為かこの大地には南西諸島と共通する生物が数多く生息しており
その後海峡によって隔てられてから、それらは全て肝属山地の固有種へと変化した。
そして、今年の7月またもこの大地でカミキリムシの新種が発見された。

9年ぶりでしたが、何とかジムニーは
これました。
ツワブキの花が満開でした。
そのツワブキの花にアサギマダラ
が群れていました。
なんと、いつの間にか保護区になって
いました。散々切っておきながら・・
今更・・
何時見てもアサギマダラは
美しいです。
とにかく、とんでもない数の
アサギマダラでした。
林に入るととんでもない急斜面に、
前へ進めません。
山頂からの眺めは言うことありません。
前方に見える海は太平洋です
海抜500mのこんな所にノギクが?・・
たしかチョウセンノギクは、
サツマ半島の磯間岳のみの
はずじゃ・・
太古の昔、この先に更に陸が
続いていたのでしょうね
山頂の森はカラカラのマテバシイ
だらけの森でした。
マテバシイにこんな大きな
カミキリらしい脱出穴が・・・
何者でしょう
9年前、この岩一面にミヤマムギラン
が付いていました。今はこんなんです。
どうしたのでしょう
今回、セッコクとムギランはありましたが
他のフウラン、ナゴラン、エビネはどこに
行ったのでしょう。
以前は、フウランとナゴラン
だらけの森だったのに・・・
誰か、三角点を作ってありましたが、
人工物は見苦しいと思いませんか。
こんなとんでもない巨木があります。 オオタニワタリも立派です。
悪路だから人が来なくて自然が
守れるのです。
珍しいマメガキの木です。小さな
作り物のような柿がいっぱいなって
いました。
イイギリの木です。こんな見事な
実の成る木ははじめて見ました。
昔この大きな葉っぱでおにぎりを
包んだのがイイギリのいわれです。