磯間岳の貴重植物たちの記録

磯間岳は高さ362mの低い山であるが、集塊岩の険しい崖の多い山岳でいろいろな特殊で貴重な植物が多く見られる
ことで、植物学者の間では有名な山である。この山で正しく絶滅瞬前の仲間たちに出会った。
その名も「チョウセンノギク、サツマイワギリソウ、サツママンネングサ、フウラン
ツメレンゲ」

登山道途中にこのような不思議な岩
があります。なんとなく人の顔にも見
えるからへんです。
山頂付近は何処も岩塊だらけでまともに
歩ける所は少ない。
山頂の巨岩はこのようなチェーンを
掴んでの岩登りになります。
途中で振り返るとこんなに急です。
山頂に着きました。海抜363mです。
360度の展望は言葉になりません。
亀ヶ岡方面 枕崎方面
開聞岳方面 蔵奥山方面 長屋山方面
大浦方面 野間岳方面
巨岩の最北端です。怖くて思わず
足がすくんでしまいます
崖ップチに咲く可憐な白い
長崎県と鹿児島県の2箇所のみに
分布する貴重種のチョウセンノギク
よくもまあこんな所に咲くもんだ
よっぽど崖が好きなようです。
ツメレンゲの芽です。このまま越冬
するのでしょう。
今年花が咲いた株です。
疲れきっているようでした。
何者も寄せ付けない乾いた岩崖に
たった一株のフウランがぶら下がっ
ていました。
この生命力の素晴らしさに感動
させられます。
真中の突起は私です。 あの巨岩を東から見るとこんなんです。 こんな崖の窪みに雨水を頼りに
貴重な植物が生きてます。
大分県と鹿児島県の2箇所のみに
分布するイワギリソウ、その中でも
ここの群落はサツマイワギリソウと
いう変種である。
サツマイワギリソウについての
詳しいことは「植物たち」のページ
に書いてあります。
異常に全体が毛に覆われている
のが特徴です。
ここだけに分布するマンネングサ
の変種サツママンネングサ、もう
絶滅瞬前です。