夢づる 

                        
種子島酒造(株)  西之表市西之表13589−3
      Tel   09972−2−0265
ゲットした日 : 平成14年3月9日
                     

  
夢づる  南九州焼酎飲んごろサミットなる飲ン方を川辺町岩屋公園のバンガローを借りて盛大に挙行した。(^_^;) 会場に向かう途中のタブッチャンが拙宅に寄られ、この「夢づる」「滴滴凛々」を進駐軍救援物資の如く投下して下さった。 いつも貰い物ばかりで恐縮なのだが、焼酎に関しては強欲極まりない小生故感謝感激有り難く頂戴した。(^^)
  種子島酒造のホームページによると、平成13年3月18日に同工場内で「焼酎文化いもづるの会」の発会式があり、翌4月にPBの「夢づる」が発売されたらしい。
  前回に引き続き、「いもづるの会」のPBを紹介するのには抵抗を感じないわけではないが、美味しい焼酎を飲むと見せびらかしたくて黙っておられないと言う幼児性は如何ともし難いのである。(^^ゞ)

  化粧箱に入ったライトブルーの美しい瓶のラベルには薄紫の唐芋と蔓が描かれている。 種子島紫芋を使用し、甕壺仕込みで、仕込み水及び割り水に甲山水(種子島の地底170mの約7千万年前の古代三紀層から汲み出した屋久島深層天然地下水)を使用している。 アルコール度数は25度。 4合瓶の他に1升瓶もある。

  生で飲んでみた。 微かに薫る芳香と口に含んだときの柔らかさまろやかさは軽口系の吟醸酒のような味わいで、これが芋焼酎?と疑うほどである。 焼酎としては濃醇な味なのだが滑らかで飲み易い。
  ロックにすると、甘さがギュッと凝縮したような旨さである。 芳醇さがほとばしっており、官能的世界に誘ってくれそうな優しさである。 薄まってもしっかりと味が残っている。 これは、飲み易きことはなはなだしく、また飲み過ぎることはなはなだしいと体感出来る。(^^ゞ)
  お湯割りにすると、甘味とふくよかさが引き立ち、芋焼酎のハッキリとした輪郭を感じる。

  種子島酒造には同じく種子島紫芋を使った「紫(ゆかり)」がある。 小生の愚鈍な味覚では両者に明確な違いは見出せないのだが、「夢づる」の方が少々柔らかい味わいに仕上がっており、より一層生ないしロック系に特化しているような気がするのだが・・・。 あっ、秀逸な物同士、味の比較など無粋の極めでした・・・。(^^ゞ) 
  飲み易さ、味わい深さ、芳醇さ等どれをとっても超弩級の逸品である。

                         平成14年3月26日記載