彌生(やよい) 

                        
(資)彌生焼酎醸造所   名瀬市小浜町15−3
Tel  099752−1205
ゲットした日 : 平成14年9月21日
                     

  
弥生  
  この焼酎も拙HP焼酎交友録奄美の焼酎充実のため、盟友Aptiva野郎師がご持参下さった物である。
  社名の「彌生」は大正11年3月に創業したことより付けられており、いわば老舗の酒蔵である。 となると代表銘柄は創業当初から「彌生」だったのだろうか? 太平洋戦争前は奄美群島でも泡盛や芋焼酎も造られたとのことであるので、黒糖以外の焼酎も興味引かれる。

  ラベル中央に描かれているのは蓮の花のように思えるのだが・・・。 周囲には稲の穂が描かれ、地焼酎らしい雰囲気が漂ってくる。 1升瓶も5合瓶も同じラベルデザインだが、アルコール度数25度の背景色はオレンジ色30度のそれは薄緑色になっている。 県本土では25度が主流だからだろうか、それとも健康ブームで濃度が低い方が好まれるのだろうか、もしくは小売価格が安い方が売れるのだろうか? 最近30度の黒糖焼酎が少なくなったように感じるのだが・・・。(^_^;)

  生で飲んでみた。 甘く爽やかな芳香が立ち昇る。 上品な甘さが引き立ち、口当たりが良く、口腔内でパァッ〜と蒸散する爽やかさである。 
  ロックにすると爽快感がより一層増す。 黒糖焼酎の濃醇さは残るのだが、まるでアルコールを感じさせないような飲み易さで、ゴイゴイ飲み進んでいく。
  お湯割りにすると、軽快な甘味のスッキリした味わいに感じる。
  禁断の生の燗では、甘い黒糖の薫りが鼻腔内に充満し、アルコール分の強さを黒糖の甘さと柔らかさがよく包み込んでくれるようである。 ふくよかさも十分でクセになりそうな旨さ!

  爽やかな味わいの中にしっかりとした黒糖焼酎の堂々たる風格を感じさせる逸品である。 どの様な飲み方でも美味しく楽しめるが、強いて一押しを挙げるとすればロックだろうか。


                         平成14年12月20日記載