晴耕雨読
佐多宗二商店 揖宿郡頴娃町別府4910番地
Tel 0993−38−1121
ゲットした日 : 平成13年2月18日
千葉ロッテのキャンプ参りの帰りに久しぶりに、産業道路沿いのコセド酒店に立ち寄ってみた。 後で知ったのだが、ご主人は東京のさつま料理居酒屋「からいもの里」さんの主催する蔵元さんと語る会に出張して留守であった。
どの焼酎にするか迷いに迷って、決めたのがこのカメ壺仕込・貯蔵の「晴耕雨読」と「薩摩茶屋」である。
この焼酎の高名は前々より聞いていたが、やっと手が伸びたという感じだろうか。
ノーマルの「晴耕雨読」にするかも迷ったのだが、このカメ壺仕込・貯蔵の文字に引かれてしまった。
今流行の和紙ではなく、ビニールのラッピングも質実剛健で良い。
中に店主の口上があり、カメ壺で十数ヶ月ゆっくり熟成させた事が記載されている。 このようなことも造り手の顔を感じられて、好感が持てる。
生で飲んでみると、芳醇でまろやかな味わいで、芋の風味が引き立っている。
ロックでは芋焼酎のしっかりとした骨格は保っており十分甘みもあるが、この焼酎の良さは引き出せていないように感じた。
お湯割りにすると口当たりが良く、上品でふくよかな甘さでコクがあり、さらにさっぱりとした後味を持つ。 芋の風味がしっかりと引き出されている。
店主の自信作のことだけはある。 黒ジョカでじっくりと味わいたい逸品である。
平成13年3月16日記載
先日「晴耕雨読」割水冷やし焼酎を作って飲んでみた。 普通の芋焼酎に較べると薫りの立ち上がりが異なり、コクが芋のそれとは若干異なり厚みがあるような感じなのである。 不思議に思ってラベルを注視すると、原料にさつまいも、米及び米麹と書かれている・・・。(#そんなこと最初から気づけ!(自爆(^_^;) ) 米焼酎を少し混和していたのである。 なるほどあの柔らかくクセのない味わいは米の影響か・・・と後になって納得した次第である。(^_^;)
佐多宗二商店の「晴耕雨読」の位置付けが女性にも飲める入門酒としたのも頷ける。
平成13年7月10日追記