薩摩すんくじら


          杜氏の里笠沙  川辺郡笠沙町赤生木6762番地
                         Tel  0993−63−1002
          ゲットした日 : 平成13年2月4日 

 薩摩すんくじら

  「薩摩すんくじら」は白麹造りの黒瀬杜氏が発売されて1年後に、当時人気を集めていた黒麹造り瓶仕込みの焼酎として発売された。
  名前の「すんくじら」とは隅っこと言う意味であり、薩摩半島の中での笠沙町の位置を表しており、一般公募により命名したらしい。
  発売当初よりコクのある味わいで人気の品であり、良くお土産などに喜ばれていた。
私もこの味が好きで、発売以来7年の間に5〜6本は買ったような気がする。
と言うのも、坊津から黒瀬・野間池方面の海岸線の風景が好きで、ドライブがてら、もしくはツワ取りのついでに杜氏の里笠沙に立ち寄り、ついつい焼酎を買ってしまうのである。 県下全銘柄の踏査を悲願にしている私にとって、「薩摩すんくじら」に費やした本数は異様に多いと言えよう。(^_^;) 

  生で飲んでみると、辛みが舌に残り寄せ付けない感じがあるが、それを過ぎると甘味も引き立ち美味しく感じる。 芋原料独特のクセをそのままストレートに表現している薩摩焼酎本来の美しい姿なのかも知れない。
  ロックで飲んでみると、驚いたことに生の印象とは全く異なり甘味がグンと引き立つし、後味にも甘味の余韻が残る。 十分に飲める。
  水で割った物を燗してみると、コクのある辛口焼酎の骨格がはっきりしているのだが同時に甘味も引き立っている。 「黒瀬杜氏」と同様な印象を受けるのだが、これが黒麹造り独特の味わいなのか、ふくよかで後味の爽やかさも同時に感じる。 とにかく旨い!杯がどんどん進んでしまう。
  どの様な飲み方でも秀逸な結果を示す焼酎と言えるが、個人的にはお湯割りの辛口風ふくよかさが一番好きであり、人にも勧めたい。