さつま白波かめ壺仕込み 

                        
          薩摩酒造(株)明治蔵           枕崎市立神本町26
                   Tel  0993−72−1231
          ゲットした日 : 平成13年7月28日
                     

  
さつま白波かめ壺仕込み
  薩摩酒造焼酎文化資料館明治蔵では100年使い続けたかめ壺で仕込んだ焼酎造りを行っている。 また江戸時代や明治時代の焼酎を再現するなど焼酎の歴史的発掘にも意欲的であると同時に、研修施設等も枕崎市民に開放するなど焼酎を通じた文化発展に大いに功績のある蔵である。
  この「さつま白波かめ壺仕込み」は某団体の研修を明治蔵の研修施設を利用し、懇親会に隣接する花渡川ビアハウスを使用したときに、薩摩酒造よりお土産で頂いた物である。 市販では1,260円もする焼酎である。 何たる太っ腹! 拍手喝采ものである。\(^^\)(/^^)/ 
  実は昨年か一昨年の誕生日に愚息共からこの焼酎をプレゼントされたのであるが、焼酎自体も旨かったのだが子供の気持ちも嬉しく、ティスティングする間もなく瞬く間に飲んでしまい、酎飲後感を書けず後悔していた。(^_^;)

  この焼酎の原料は黄金千貫、アルコール度数は25%で、目下のところ白磨りガラス4合瓶のみの発売である。 ラベルも普通の「さつま白波」とはかなり異なっている。 裏ラベルには昔ながらの伝統的な製法にこだわり、「かめの温もりと南薩摩のおおらかな風土の作り出す甘く柔らかな風味をお楽しみ下さい。」と焼酎飲みの琴線に触れるような口上が記載されている。

  生で飲んでみた。 上品な芳香と、甘く柔らかく熟成された味わいである。
  ロックにすると軽やかさが増すものの味わいは全く崩れない。 和水によるエグミもなく後味に爽やかな甘味が広がる。
さつま白波かめ壺仕込みとキビナゴ刺身  あらかじめ5:5程度に割り水したものを黒ヂョかで燗すると、口当たりは昔ながらのハッキリとした骨格の焼酎と感じる。 後味にも芋焼酎の持つ柔らかい甘さがパァーと広がり、いかにも飲んだという満足感でいっぱいになる。 またふくよかな味わいは料理との相性も抜群で、双方が際立って来る。 これは心底旨い!

  丹念な造りで醸し出された硬派の本格的?な焼酎であるが、どなたにもその味わいを体感してもらえる逸品である。 飲み方としては、やはりお湯割り系統が一番でしょう。

          しょけ(肴)はキビナゴ刺身とトイモガラ。 焼酎との相乗効果でどちらも旨い。(^^)/

                             平成13年10月24日記載