福岡ダイエーホークス初優勝  


 平成11年9月25日、ついに感動のこの日がやってきました。
九州の球団としては36年ぶり、前身の南海ホークス以来
26年
ぶり、そして福岡ダイエーホークスと名前を変え、
九州福岡に飛来して11年目の待ちに待った
パリーグ制覇です。
 当日家族で呼ばれた結婚式が午後3時より
福岡市箱崎である予定でしたので、午前10時に加世田を
車で出発いたしました。
ところが、2日前に九州中部に上陸した台風18号の後遺症で、
九州自動車道が八代手前坂本付近で不通になっており、
栗野ICから大口ー水俣ー八代と迂回を余儀なくされました。
9回裏もうすぐ優勝
 9回裏勝利の白いジェット風船を膨らませ優勝の瞬間を待つ 
優勝の瞬間、舞う白いジェット風船。
 優勝の瞬間 白いジェット風船が飛び乱れ、
選手がダッグアウトを飛び出してくる。
こういった迂回路の常で、水俣ー八代間が大渋滞に
陥っており、なんと八代南ICに着いたのは午後6時を
回っていました。
それから高速道路を飛ばして7時半頃博多駅前のホテルに
到着しました。
 もちろんこの時点で結婚式の出席は諦め
福岡ドームに着いたのが8時頃でした。
ドームには入場券が無く球場に入れない人が
外に設置してあるモニターで声援しており、
丁度小久保の同点ホームランが出たときで大歓声が
上がっていました。
我々は事前に入場券を購入してあったためそのまま
球場の中に入ったのですが、7回裏が終了していました。
 8回からは若田部に代わり篠原が登板したのですが、
ヒットとフォアーボールでノーアウト1、2塁といきなりの
ピンチです。
しかしさすがに不敗神話の篠原、後続をダブルプレーと
内野ゴロで断ちます。
 8回裏1アウトより出ました、
井口の特大ホームランが。\(^o^)/
これで5−4とリード。球場内は大歓声に包まれ、
優勝の瞬間を待ちます。
  9回1アウトより、いよいよ守護神ペドラザ登場!
ペドラザが1球1球キレのあるボールを低めに投げ込むたびに、
福岡からライオンズがいなくなったことや、
どんなに応援してもホークスは弱くて負け続け、悔しかったり
情けなかったり、時には罵声を浴びせたことが走馬燈のように
頭の中を駆けめぐり、やっと夢の優勝に辿り着けるという思いと
交錯して、涙が出てしょうがありませんでした。
マウンドで抱き合う選手達
 マウンド周辺で抱き合い喜びを爆発させる選手達。
王監督の胴上げ
 王監督感動の胴上げ。
最後のバッター藤島を三振に打ち取ると、
球場内は歓喜の大爆発、白い勝利のジェット風船が乱れ飛び、
選手がマウンド周辺で抱き合い、続いて王監督の涙の胴上げ。
さらに秋山選手、工藤選手も胴上げ。
この間球場内は歓喜の坩堝と化し、
全員スタンディングオベーションで大歓声をあげます。
さらに試合中はドーム内に入れなかったファンが
スタンド通路になだれ込み、喜びを分かち合います。
ペナント授与式、記念撮影のあと、いよいよ場内1周です。
なんか信じられないような気分なのですが、
大仕事をやり遂げた選手の笑顔を見て万歳の渦でした。
 その後場内は暗くなって、いつの間にかドームの天井が
開いており、レーザー光線ショーと勝利の花火と歓喜の嵐は
尽きることがありませんでした。
 街はすっかり祝賀ムードで、聞くところに依れば
那珂川に飛び込んだ人が何人もいたとか・・・。
 私の行った居酒屋でも、皆さん口々におめでとうと挨拶し、
飲み物半額のサービスを受けました。(^^)
ペナントの場内一周
 ペナントを持って場内一周する選手達
鷹観音
 ドームとシーホークの間にある鷹観音 
もちろん日本シリーズの必勝も祈願して来ました。
翌日は、優勝記念バーゲンには目もくれずに、
やはり野球観戦に行きました。
優勝が決まった後だというのに、観客は相変わらず多く、
ホークスのグッズショップなどは入場待ちが出るような
混雑でした。
 試合の方は、昨日の祝勝会の余波で主力選手を欠いた
二日酔い若鷹軍団がなんとこの日も延長12回サヨナラ勝ちを
納めました。
 この調子で日本シリーズもドラゴンズを打ちのめして欲しい!!!