東京の柴田さんが御尊父の法事で帰省して来た。
1昨年夏以来の再会である。 早速いつものメンバーに声をかけたのだが、田舎では土曜日に用事のある人が多いのか、Aさん、Mさん兄弟は欠席、マルダイさんは配達が終わり次第、odabooさんも楽団の練習で遅くなるとのことであった。
その代わり飲ン方が何より好きな
島津梅さんを新しいメンバーとしてゲットした。 彼はお姉様が
白石酒造さんに嫁いでおられ、我々から見るとサラブレッドの如き血統の好青年である。 さらに嬉しいことに名刺代わりに
「黒天狗」、
「紅椿」及び
「花と蝶」4合瓶を持参である。\(^o^)/
(突き出しにニガゴイと豆腐の炒め物、新タケノコのバター炒め、ツワなど季節の野菜の炊き合わせ等々この日の女将さんは東京からの来客を強く意識している。)
この日はあらかじめ
「純黒無濾過」と
「古薩摩」をマルダイさんに配達して貰っていたのだが、ボギーさんが前夜枕崎の友人より略奪してきた
圏外不出の逸品をまず味わうことになった。
明治蔵で作られた焼酎なのだが、仕込み、蒸留及び濾過などを微妙に違えた試作品らしく、ビールビンに入っており
「177番」とか
「181番」なんて番号がビンに書いてあった。 それぞれの味が何となく違うような気がするのだが、それを表現する語彙が見付からない。 蒸留と濾過に普通の「白波」と異なる工夫がありそうな気がするのだが・・・まあ、爽やかで口当たりが良く旨かった。 これは閉栓出来ないため、やむなく2本とも空にする。(^_^;)
次に
「純黒無濾過」をアルコール濃度15%位になるように、
川辺の岩清水「清魂水」で割水し、黒ヂョカで燗をして飲んだ。
このマイ黒ヂョカは当初3合入りと思っていたが、450cc程しか入らないため、2合黒ヂョカと判明した。 すなわち5名で飲むとヂョカはすぐ空になり、燗付けに大忙しになるわけである。 Pyrexのビーカーと上手く回転させながら、ゴイゴイ飲んでしまった。 もうみんな酔っぱらって、焼酎の批評どころでは無くなってしまっている。
「古薩摩」も燗して飲んだのだが、
「純黒無濾過」の重厚な味わいと比べるとやや軽快か・・・なんて感じなのだが、もう味覚に全く自信が持てない。
その内、隣のテーブルに座ったおじさん達に「こん焼酎はどげんじゃっな?」と味見させたところ、「こんたうんまか!」とベタ惚れで、結局2合ほど残った
「古薩摩」は隣の連中に全部飲まれてしまった。
9時過ぎにマルダイさんが
「多楽喜」4合瓶を持ってきたが、これは生で少しだけ味わった。
(宴が進むと話題はインターネットショッピングと物流コストの話になる。
ネットショッピング達人の柴田さんの説法に熱心に耳を傾ける島津梅さん、マルダイさん。二人ともネット上で製品を取り扱っている。 手前に失神した二人が至福の顔を浮かべているのだが・・・)
10時過ぎにodabooさんが到着して、例によって遅れを取り戻そうとするかの如き鯨飲始まる。(^_^;) それに呼応するかのようにボギーさんとOさんが瞑想失神するかの如く倒れてしまった。(翌日のゴルフに備え、狸寝入りとの説もあり・・・(^_^;)
結局12時まで痛飲し
「純黒無濾過」を一合ほど残したところで散会したのだが、島津梅さんとodabooさんはその後3時まで飲んでいたらしい。
まさしくバケモノ(・_・)
ところで、
「黒天狗」と
「花と蝶」はどうなりました? 誰か持って帰りましたか・・・(-_-?) それとも全部飲んじゃいましたっけ?
それから、柴田さんのお土産を焼酎のショケに出すように、女将さんに渡したのですが、あれどうなりましたっけ?
なんかありがたい説法にほとんど記憶喪失状態で・・・(^^ゞ)
表紙 焼酎の部屋 焼酎伝道師の集い 第6夜 第8夜