第36夜 昼焼酎


                 日時: 平成17年10月8日(土)
                 場所: ドルフィンポートみなと食堂

 参加者: こだまさんAptiva野郎師、にっしー

 本日の主役: 「さつま白波(薩摩酒造)」「島甘露(高崎酒造)」「三岳(三岳酒造)」「太古屋久の島(本坊酒造)」「薩摩茶屋(村尾酒造)」
 
 本日のショケ:刺し盛り、魚の煮付け、ブリカマ塩焼き、チケアゲ、ガランツ、酒盗、枝豆

    
 

彷徨う
昼焼酎の出来る店を探しドルフィンポート内を彷徨う。
しょぼくれた後ろ姿が痛々しい!(>_<) こだまさん撮影
 
  「昼焼酎」・・・、なんたる妖しく背徳な響きだろう。子供の頃、昼間から赤い顔をしてフラフラしながらジジラ(小言)を言うおじさんを観ては、人は斯くも醜悪になれるものかと恐れおののいたものである。もちろんそんな大人には決してならないと固く決意したのは言うまでもない。更に言えば、盆正月以外明るい内から一升瓶に手を出そうものなら「お前は病気か!(-"-)」と母が血相を変えて叱責したものである。

  「1530ドルフィンポート薩摩酒蔵に集結せよ」と通告した手前、予定より10分程早く目的地に着くと、前電脳参謀Aptiva野郎師特殊部隊長兼酒席報道官こだまさんは既に「桜島年号焼酎2005」及び「白波新酒白・黒」をそれぞれ試飲しているではないか!
(・_・) う〜〜む、試飲と言うより実演販売員(いわゆるマネキンですな)を言葉巧みに籠絡し、ゴイゴイ酌をさせていたように見えた。(^_^;)

店員さん
 焼酎はチロルできちんと計量して出される。 こだまさん撮影
  此処で結構良い気分になった後、昼焼酎が出来る場所を探しドルフィンポート内を彷徨った。 焼酎を置いてありそうな店は奄美料理の新穂花、回転寿司、中華料理そして焼肉屋程度しか見当たらない。
  どれも昼間語らいながらまったりと飲酎するには今一なのである。 1階の故郷市場併設の「みなと食堂」に焼酎が置いてあるが、焼酎は5時以降しか出してくれず、昼時間はビールのみらしい。 「こいは焼酎に対し、偏見に基づくいわれ無き差別じゃなかか!(-"-)」と激しく憤り、薩摩焼酎の尊厳を守るためにもAptiva野郎師に交渉(強請?)してもらう。
うら若き店員はオンジョの突拍子もない申し入れに困惑したようであるが、上司の許可が得られたらしく無事店の中に入ることが出来た。

ショケ
定食の主菜をショケに。左下はお湯割り用湯飲み。
  店内には結構な数の一升瓶が置かれ、所謂幻の焼酎と呼ばれている物までラインアップしている。
  しかし焼酎のしょけは5時以降しか出来ないらしく、仕方なく定食物の主菜だけを注文しビールで乾杯。( ^_^)/□☆□\(^_^ )
  そしていよいよ焼酎に突入したのだが、無理を言って飲ませて貰う手前、各人それぞれ好き勝手な銘柄を頼むような無粋は避け、統一銘柄を注文する。まずは薩摩の基本OS「さつま白波」。生をチロルでちゃんと計量してグラスに移し、これを適量洒落た湯飲みに移し入れポットのお湯を注ぐといった趣向である。

こだまさん
特殊部隊長兼酒席報道官。唯一30代よかにせ。
奥の棚には一升瓶がディスプレーされている。
   飲んだ感じの分量は生5勺であろうか。これで280円。高いか安いかはにわかには判断が付かなかった。(^_^;) 後は「島甘露」、「三岳」、「太古屋久の島」、「村尾」といつもの如くゴイゴイ続く。
   飲み始めは確かに他の客の視線が痛かった。周囲の人々が我々を蔑みの眼差しで避けているような錯覚にとらわれる。(-ー;) 犯罪者と同様な心理なのだろうか、疎外感と共に挑発的露悪趣味まで脳裏をかすめ、幼き頃醜悪と感じたあのヨクロボ達の姿を自己投影してしまう。

  しかしながら、酔う程に3人だけの世界にのめり込み、みなと食堂の空間から幽玄脱離の状態となり、さらに深層心理の罪悪感がより一層耽美的酔い心地に誘うのである。(^_^;)
 #まあ他の客に迷惑をかけない程度の理性を持って飲んだと言うことで・・・(^^ゞ

  定食の主菜をショケにダラダラ飲んでいても何かしらノンカタの雰囲気が醸し出せず、5時も近くなったのでフライングではあるが、焼酎用のショケを無心した。店員さんはまたもや奥に消えたが、ヨクロボオンジョパワーにはもはや抗えないと観念したのか、すんなりとショケ用のメニューを出して下さった。\(^O^)/


前電脳参謀といつものヨクロボ顔
  やはり一般的なおかずよりも少し塩辛いショケの方が焼酎の旨さを倍加させるようである。
  わずか300円の酒盗が極大盛りで一同大感激したのだが、大根おろしの上に上げ底風に乗っかっていたというのはご愛敬。
 #しかし大根と酒盗とのコラボレーションは絶品でした。(*^_^*)

  ダラダラと飲んでいると時間はあっという間に過ぎ、まだまだ飲み足りない不完全燃焼感は全員の顔色からも窺えるのだが、この日のメインイベント同窓会に欠席する訳にも行かず、6時20分頃にお開きとなった。
  恥知らず、病気、落伍者、ヨクロボ等といかようにも罵倒されようとも、たまの昼焼酎ちよかもんごあんど!v(^_^)

  いやぁ〜、ほんのこて焼酎の縁ちよかどな〜!

    
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