第3夜  黒ヂョカキープ
  この日もテニスが終わって9時過ぎから集いが始まった。
  本日の主題は「鉄幹を美味しく頂く」であり、先週半分残った「鉄幹」を、マルダイさんが前々日にオガタマ酒造の仕込み水で割り水し、それを黒ジョカで燗をして頂く、と言う趣向である。
 当日、マルダイさんは体調不良のため出席できなかったが、「鉄幹」2合黒ジョカ及び別途私が個人的に注文した「古八幡」(これは人目に触れないように直ぐ鞄の中に入れた。飲まれたら一大事!)は兄のOさんが持参していた。
  マルダイさんの2合黒ジョカだけでは心許ないと、私の3合黒ジョカもテニスの前に好味亭教会に届けていた。
 皆最初に「鉄幹」を水割り状態で頂いたのだが、驚くほどまろやかで香ばしく飲みやすい。 するとMさんが「氷で冷やして飲みたい!」等と不規則発言をするではないか。 私の鋭い視線に「今日は焼酎を美しく味わう予定だろう。」と言う諫めを感じたのか、彼は「自由に楽しめるのが焼酎だから、別に良いじゃないですか!」と予想外の挑戦的な態度で反撃し、有無を言わさず氷を浮かべてしまった。 そして「やはり水っぽくってダメ!」と当然の帰結を発露した。 私は、本音(「じゃっどがよ!こん素人が・・・!」)をひたすら隠してにこやかに微笑んでいたのみであった。 本当かな?・・・(^^ゞ)
 ちなみにMさんは鹿児島市内の某与太者系高校での3年後輩なのだが、同時期に学生生活を送くっていないと先輩の神通力も薄れるようである。
 そして、お風呂の温度より若干高めに燗して「鉄幹」を頂いたのだが、全員からまろやか、コクがある、上品、飲み易い、雰囲気がある、等々賞賛の嵐であった。
黒ジョカ 2合と3合の黒ジョカを交互に燗して、瞬く間に「鉄幹」は無くなってしまった。
 それと、燗をしながら気付いたのであるが、ここのおでん用コンロは暖めるだけで、沸騰しない。ずっと掛けていてもほぼ適温に保たれている、黒ジョカの湯煎に最適なのである。
 ←(コンロと3合黒ジョカ)

 当日は新たに吹上酒造の「小松帯刀」を購入し品評する予定であったが、
全員酔っぱらってしまい、ただただ一心不乱に飲み、多幸感に浸りながら談笑するのみであり、酒質に対する冷静な判断は当然喪失してしまっていた。  ただ、「鉄幹」に比べるとコクが若干足りないかな、とも感じたが、割水も即日の水道水なので、ちょっとハンディーがあったような気がする。
 4月上旬のような陽気も手伝って「寶星」(恐らく芋・米混合貯蔵酒)のロックを頂く人も多かったが、味わい等不明。(^_^;)
 黒ジョカで飲む「小松帯刀」も瞬く間に底をつきそうになり、残り1合弱になったところで、焼酎交友録用に私が隠してしまったが、それから何を飲んだのかは全く覚えていない。
 黒ジョカで飲み語らう焼酎の旨さに杯は無軌道に進み、お支払いをしたかどうかも定かでない程の泥酔状態になってしまった。
 そして、なんと私の3合黒ジョカは好味亭教会にキープされることになってしまった。 これからはこの黒ジョカで焼酎を美しく頂くことになるのだが・・・大丈夫だろうか? 我が儘な客で本当に申し訳ありません。m(_,_)m 女将さん。


表紙   焼酎の部屋   焼酎伝道師の集い    第2夜   第4夜

日時:平成13年2月22日
場所:好味亭教会

 本日の主役
 鉄幹(オガタマ酒造)
 小松帯刀(吹上酒造)
 宝星(本坊酒造)
本日の主役焼酎 
 参加者
ボギーさん、Mさん、
odabooさん、Oさん、
H隆さん、にっしー

 メインディシュ
  長崎風皿うどん
長崎風皿うどん
パリパリ麺と中華風あんかけは不思議と焼酎に合う。
特にロックには最適?