学術的評価


 


・ 幸田 工学博士 ・
       

BIKE TRAILERの完成おめでとう!!

(プロフイール)

昭和31年生まれ、

昭和55年福岡大学大学院修士課程修了

昭和55年防衛庁入庁。

昭和58年防衛庁技術研究本部研究員。

平成2年鹿児島高専情報工学科勤務。現在同高専助教授。工学博士。

平成10年 熊大 後期博士課程修了。工学博士。

現在、鹿児島高専情報工学科助教授。


(コメント)

バイクとトレーラとのジョイントが、工学的に非常にシンプルである。つまり 機械屋の面からは、「Simple is best」を地でいっている訳である。
 また、そシンプルさにも関わらず、バイクとトレーラとの角度が適切な角度 で設定されるので、旋回時の走行やS字走行を「片手」で行えるほどスムーズな ものとしており、バイクとトレーラ共に安定性に優れていることで、安全に、そ して安定して走行できることが最大の特徴だと思います。  


・工学的分析と将来への期待

@軽量コンパクトな設計と、安全性。

 
ROBOT ENGINEERING 株式会社 MSK (特許考案・特許申請者・設計責任 者)代表取締役 浜畑徳久氏の設計により開発されたこのシステムは、先の阪神 淡路大震災で緊急体制の不備により多数の死傷者を救済できない状況であったこ とに心を悩ませていた折り。
浜畑氏がある「省庁」のレセプションに出席した会場で、これまでの「自動車 等による緊急体制」をもっと他の方法で、具体的に何とか改善できないものかと 相談を持ち掛けられ、3年余りの研究開発を行い製品化に至ったと聞き及んでい ます。
 この「BIKE TRAILER」システムは斬新な運搬システムで、これ までに類を見ないほどの効果的な移動運搬システムであり、「将来の緊急車両」 として他に類を見ない緊急支援が行えるものと期待しています。

 特に二輪車の走行特性については「ロボット工学的検知」や「理工学的な検 知」から何ら阻害することなく円滑に、過不足無く作用させていることで、どの ような凸凹した地形でも「常に安定」して「安全」に走行することができること に、さすがの私も「アレ?」「ドウシテ?」と驚いてしまうほどでした。
 つまりは、特に「特殊連結器」の構造ついて、浜畑氏がこれまで培った「ロ ボット工学」の「力学的」融合と、「機械的」な物理的融合等の「ノウハウ」を 駆使した装置であるため、牽引側「バイク」の多様な走行(高速走行時における 直進性、急発進・急停止時の姿勢制御や制動性、S字スラローム時における安定 性、)等、多様に変化するさまざまな作用に対して「危険管理」を踏まえ、常に 「安定」させつつ、非牽引車も過不足無く「安定」して追従する設計理念や構造 が、全てを円滑に機能させるための最大の要因となっている。

 この「特殊連結器」の詳細な機構や仕様については、「特許登録品のため原 理や機構を開示できない」のが残念な程、素晴らしい特性を秘めた「安全な」装 置であり、今後「社会的な認知」を獲得するには余りある程の性能を持ち合わせ た機構を有している。
・何れにしましてもこのような「発想」と、この「装置の安全性や機構」には 驚きを隠し得ません。
 
 設計者の浜畑氏の設計コンセプトである、コンパクトにそして大容量の積載 能力を!、が具体的にそして効果的に反映されたシステムであり、「最小の設備 で、最大の効果を発揮する」を、まさに具体的に実現した画期的運搬手段といえ る。
 この「BIKE TRAILERシステム」は、自動車の幅:約1/3のス ペースで運用され、これまでの行詰まりの観が伺えるモータリゼーションに「新 風」を巻き起こすことでしょう。
また、50Cmの隙間さえあれば何処へでも進行できる「機動性」と「搭載力」 が最大のメリットで、「今後の緊急車輌用システム(高速ハイパーサポートトバ イク)」としての活用におおいに期待しており、様々な部署「消防関連」「陸上 自衛隊」「警察関連」での運用に対応して行き、絶大な効果を発揮することでし ょう。


・もっとも、皆さんが日常的に使用すれば、交通渋滞等は当然のように解消す るのでしょうが。


ACO2削減への貢献。

  地球の温暖化傾向は世界的規模での環境保全が急がれています。
特に物流(運搬・通運等)においてディーゼルの排気ガスは年々深刻化してい る状況である。
しかし、個人所有の自動車が激増していることも、有毒排気ガスの増加に起因 していることは明らかとなってる。
 このシステムを「個人レベルでの使用」や、「運送事業所等」での運用がな された場合、年間約18%以上の排気ガス削減に貢献できる試算になる。
 つまり、この省力式のバイクトレーラを夫々の交通手段として活用すれば絶 大な効果が得られると言う、画期的な物流システムで、このアイデアで、さらに 飛躍的で具体性のあるトレーラーシステムとなり2001年頃には世界各国で採 用されていくことを期待しています。

このBIKE TRAILERシステムについては株式会社MSKのホームペ ージに世界中からのアクセスがあり今後「英文」説明の充実を図ることも、必要 不可欠かと思われる。



ヤマハYSP谷山中央(九州陸運局認証工場)
TEL/FAX 099−266−6488

■ 鹿児島BTR安全運転指導員 副隊長 ■

平島清光 代表取締役


 はじめまして平島です。「何かコメントを」ということで、ちょっとお話し したいと思います。
「なんか野暮ったいもの引っ張ってるな」と、思っていましたが、見るのと、 実際に乗ってみるのとでは、「こんなに違うのか」と、驚きました。
最初は、すこし戸惑いますが、すぐに慣れ、通常に走行することについては、 まったく違和感無く走ることが出来ます。

  特に、発進や急停止のときにも全く「ガタツキ」がなく非常に安定しているの が特徴で、Uターンや右左折時にも「スーート」追いついてくる感じには驚いて しまいました。

  しかし、どうしてもバイク本体とトレーラーをジョイントでつないでいる関係 上、取回し、低速での切り替えし等、バランスとるのに最初は「あれ?」と感じ る点もありますが、すぐに慣れてしまう程度のことでした。

慣れるっていう感じは例えば、常時ロードタイプに乗っている人が、急にオフ ロードに乗った時のような感じによく似てますネ!!。

「これまで、自動車にキャンプ用具類を積んでいた同等の荷物をバイクに積ん で走れるか?」と考えるとほとんどの皆さんが、トレーラーシステムのすばらし さに気ずかれると思います。まだまだ改善するところはあるかとは思いますが、 まずは一度試乗されたらいかがでしょうか?

それでは皆さん、安全運転を心掛けてバイクフリークを満喫してください。

(私のメールアドレスは kiyomitsu-Hirashima → ki-yo@mxy.mesh.ne.jp へ変更になりました。)



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