手返し 手尻 手甲 テンコ釣り 天上糸












































手返し

でもどんな釣り方でも掛けた鮎を付け替える作業


手尻

バカ。
使用する釣り竿の長さよりも、長い釣り糸を使用する時、その釣り竿より出た部分の釣り糸の事を”バカ”と言う
例:「今日はバカを1m出して引抜をする.」


手甲




テンコ釣り

飛騨川の伝統的な釣法で、引き抜きに近いですが、竿の長さと仕掛けの長さが同じというのが特徴です。
掛かった野鮎が水を切った瞬間竿を立てたまま振り子のようにブラーンと抜き、手元で勢いが弱まったところを下からタモでうける釣り方です。
飛騨川の激流の岩場での動けない釣りでは、掛かってから早く水を切るのが、一番良い方法であって、手尻を長くした取り込方法は、竿を立てるまでの時間が長い為、野鮎とともに下流に押し流されて難儀します。岩場での動けない友釣りの欠点から産み出されたと思います。
このテンコ釣りは受けそこなうと、2匹の鮎はメリゴーランドの様に自分の周りを回ります。年寄りがこの状態になったら足場の悪い岩場では、最悪の状態ですね。向い岸から楽しませてもらいます。


天上糸

「天井糸」とは、、昔、からまん穂先とかクルクル穂先などと言うものが無かった頃、雨が降れば穂先に糸がまとわり付き、竿を担いで作業をしていると糸が穂先に絡まったりしていた。
その絡まりを少しでも解消しようと空中糸の先に細い糸を寄り合わせたあんがいシャッキとした糸を付け絡まりを防止するために考えられた糸を「天井糸」と言う。
今では殆ど見かけなくなりました。