frower2012年  9月のフィールドノートから

*9月21日 龍郷町秋名
 秋の渡りが始まったかな、と秋名の水田を覗いてみた。シギチはタカブシギ、クサシギ、コアオアシシギ、チュウジシギ、タシギなど。奄美ではタカブシギやクサシギは
越冬しているので見慣れている鳥だが、今回のレッドリストの改訂で、タカブシギも危急種(VU)入りしたと知り、驚いた。全国的には観づらくなりつつあるのだろうか?
 稲刈りの終わった水田にキジバトが降りている。その数ざっと50羽ほど。水に濡れるのも構わずに、落ち穂を一心に食べているのだ。米はハトにとってもやはりおい
しいのだろうな。


▲絶滅危惧種になったタカブシギ。秋名では普通種なのだが。


▲落ち穂をついばむキジバト。ハトが水に使っている光景には違和感がある。


*9月23日 瀬戸内町高知山
 渡りの状況を調べるために、高知山で標識調査を行う。かつて同時期にキタヤナギムシクイが捕れたポイントである。同じ幸運はないだろうと思いつつ待っていると、
すぐにムシクイがかかってテンションが上がる。翼帯がないので、こいつは誰? と一瞬首をひねるが、さまざまな特徴はメボソムシクイを示している。メボソムシクイと
いえば、今回の『日本産鳥類目録』第7版では、これまで亜種とされてきたオオムシクイとコムシクイ(旧コメボソムシクイ)がそれぞれ別種に昇格したことを思い出す。
とはいえ、細かな識別ポイントはわからず、ここはメボソムシクイということで。


▲メボソムシクイと思しき鳥。ムシクイ類はどれも似ていて、毎回識別に迷う。





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