2005年度 定期総会報告

200558日午後6より名瀬市和光町128号会事務所にて第3回定期総会を行った。

 議長として鳥飼久裕が選出され議事に入った。

 1号議案 2004年度の活動報告に関する件
  昨年度の活動についての説明があり、承認された。(詳細は省略)

 2号議案 2004年度決算の承認の件
  決算の内容について説明があり、一部修正して承認された。(詳細はこちら)

 第3号議案 2005年度の事業計画の承認に関する件
  事業計画の説明があり、承認された。(詳細はこちら)

 第4号議案 2005年度の予算の承認の件
  予算の編成に対する説明があり、承認された。(詳細はこちら)

 5号議案 定款の変更について
  事務所移転に伴う定款の説明があり、承認された。(詳細はこちら)

 以上をもって議事をすべて終了し、650分に閉会した。

 


【第2決議 2004年度決算報告】

 2004度会計収支決算書(第2期)平成1641日〜平成17331

科目

金    額

摘要

予算

決算

差額

T 経常収入の部

 

 

 

 1 会費収入

350,000

485,000

+135,000

 

 2 寄付金収入

350,000

463,000

+113,000

 

 3 啓蒙普及収入

400,000

200,463

-199,537

 

 4 委託調査収入

5,760,000

5,760,400

+400

 

  経常収入合計

6,860,000

6,908,863

48,863

 

U 経常支出の部

 1 事業費

 

 

  啓蒙活動事業費

500,000

497,844

-2,156

 

  保全普及事業費

100,000

23,100

-76,900

繰越あり*1

  調査研究事業費

5,660,000

5,655,233

-4,767

 

  事業費支出合計

6,260,000

6,176,177

-83,823

 

 2 管理費

 

 

 

   租税公課

80,000

79,900

-100

 

   地代家賃

390,000

390,000

±0

 

   水道光熱費

60,000

60,000

±0

 

   消耗品費

30,000

48,864

+18,864

 

   会議費

20,000

18,787

-1,213

 

   雑費

20,000

25,745

+5,745

 

   支払手数料

0

46,085

+46,085

税理申告分*2

  管理費支出合計

600,000

669,381

+69,381

  経常支出合計

6,860,000

6,845,558

-14,442

 

V その他収入の部

 

 

 

1受取利息・雑収入

0

5,616

+5,616

 

その他資金収入合計

0

5,616

+5,616

 

 当期収支差額

0

68,921

+68,921

 

 *1:保全普及事業費の繰越は登記上時間がかかるため。
 *2:支払手数料の増加は税理士の決算手数料を計上していなかったため。

財産目録                    平成17331    

科  目 ・ 適  用

金    額

T 資産の部

   現金 

47,549

   普通預金(鹿銀大島)

220,064

   普通預金(郵便局)

59,683

 

   振替口座(郵便局)

20,090

   定期預金(郵便局)

200,000

 

   未収入金

4,285,250

   商品

263,744

5,096,380

 2 固定資産

   土地

63,401

   器具備品

748,534

811,935

      資産合計

5,908,315

U 負債の部

   仮受金

150,000

   未払金

1,885,250

2,035,250

      負債合計

2,035,250

      正味財産

3,873,065

  第1期の正味財産は3,804,144円。正味財産の増加分は68,921円となる。
  未収入金:調査費の未収入分(環境省4,000,000円・森林管理署285,250円)

 監査結果報告書

 平17417日午後6時よりNPO奄美野鳥の会仮事務所にて会計監査を行いました。その後428日午後730分より同所にて再監査を行いました。その結果会計処理は適切になされていることを認めます。

                       監査役 島 隆穗

                       監査役 清正 齊         ※印鑑省略                                       


【第3決議 2005年度活動方針
               今年度の活動方針(概要)

 世界的に注目を集めた1997年の京都議定書採択から7年余りが過ぎた今年2月16日、京都議定書
が国際法として発効されることになりました。アメリカが離脱を表明するなど、いろいろと問題を
抱えながらも、世界各国はいよいよ地球温暖化防止のため、さまざまな具体的措置をとって行かな
ければならない状況になっています。
 昨年わが国においては、新しい法律「特定外来生物被害防止法」が成立し、奄美で問題になってい
るマングースも「特定外来生物」に指定されました。今後の奄美でのマングース駆除に弾みがつくも
のと期待されますが、一方でマングースに限らず、ノネコやノイヌなど、その他の外来生物に対する
取り組みも重要になってきています。本会としても、他の団体とも協力するなどして、引き続き外来
種問題に取り組み、努力していく必要があります。
 鹿児島県においては、奄美の自然共生プランの策定後、昨年は世界自然遺産登録へ向け、その試金
石となる奄美の重要生態系地域の調査がすすめられてきました。今年度はいよいよ調査結果がまとめ
られ、奄美の世界自然遺産登録に向けた自然保護の担保措置がどのように保障されていくのかが明ら
かになっていくことになります。また、今年
3月には奄美群島広域事務組合により、奄美全体を博物
館に見立てて、そのよさを内外にアピールし、地域住民自身が自らの宝物として守り育てていく「奄
美自然ミュージアム構想」も策定され、いよいよ運用・実施の運びとなっています。鹿児島県や広域
事務組合のこれらの取り組みについては、本会会員も委員として参加し、自然保護推進のため積極的
に発言し、一定の役割を果たしてきました。こうした行政レベルですすめられる奄美の自然にとって
重要な取り組みでも、本会の参加が可能になってきた背景には、本会がこれまで長年にわたって地道
に活動してきた実績や調査研究の成果などに、一定の社会的評価が得られつつあること示していると
いえます。私たちは、今後ともこのような重要な事業などで、奄美の野鳥や自然に対して保護や保全
の観点から積極的役割を果たし、その推進力になるよう努力していく必要があります。
 私たち奄美野鳥の会では、昨年度はNPO法人として、新たなる発展を目
指して旺盛に活動を展開し
1年でした。奄美の野鳥や自然生態系への理解を促すさまざまな活動の取り組みのほかに、調査研
究活動なども積極的に取り組み、多くの成果が得られました。今年度も引き続き
NPO法人としての組
織にふさわしい、多くの市民の方々とともに、より幅広く、より身近で責任ある活動を展開していき
ます。

 今年度の本会の活動は、これまでの基本活動である定例探鳥会を中心活動とした取り組みをすすめ
調査研究活動、環境学習・教育活動、自然保護・環境保全活動、啓蒙・啓発活動、会員間の情報交換
および親睦、会報発行などを引き続き活発に行い、会の発展に努力いたします。
 自然保護、環境保全の活動では、本会は昨年7月、野鳥保護の観点から大和村に対して「村道大棚
名音線の拡幅工事の中止に関する要望書」を提出し、9月には直接大和村名音集落の方々とこの問題
について話し合いを持ち、問題化帰結のために努力しました。こうした取り組みは、
昨年度の活動方
針に基づき、自然保護に関する問題では、行政に対して対決姿勢ではなく、問題点をより明らかにし
て行政や他の団体とも協力・協調して共に解決のため努力していくという方針を実践した取り組みで
した。本年度も自然保護、環境保全問題に対しては、出来るだけ幅広い観点から論議して、公平で政
治的中立を保ち問題点の公開を原則に、より多くの理事・会員の納得を通じて解決にあたるよう引き
続き努力します。
 ところで、昨年度末は奄美野鳥の会の事務所移転の方針に伴い、今年度からは新しい事務所を活動
の拠点として活用していくことになりました。しばらくは若干の交通の不便も強いられますが、今年
度開通予定の「和光トンネル」の完成後は、それも解消いたします。以前より広くなった新しい事務
所を大いに活用して、新たなる活動の拠点として、また会員間の親睦や情報交換の場として、今年度
も積極的に活動を展開していきましょう。
 奄美野鳥の会はNPO法人として、社会に開かれた、市民に親しめ、楽しく学びあえる組織として、
今後ともさらなる発展を目指します。これまで会を支えていただいた多くの方々に改めて深く感謝す
ると共に、これまで以上に会員間の相互理解に基づく信頼関係を築いていきます。会の運営の中心に
あたる理事、運営会員の一人ひとりが、本会の社会的役割を自覚し、組織の一員としての誇りと個性
を発揮して、更なる会の発展のため努力していきます。


【第4決議 2005年度予算書】 
        2005年度会計収支予算書(第3期)
                         平成1741日から平成18331日まで

科  目 ・ 適  用

金    額

T 経常収入の部

 1 会費収入

450,000

 2 寄付金収入

500,000

 3 啓蒙普及収入

200,000

 4 委託調査収入

5,760,000

  経常収入合計

6,910,000

U 経常支出の部

 1 事業費

   啓蒙活動事業費

500,000

   保全復元事業費

80,000

   調査研究事業費

5,590,000

  事業費支出合計

6,170,000

 2 管理費

   租税公課

140,000

   支払手数料

50,000

   地代家賃

396,000

   水道光熱費

60,000

   消耗品費

50,000

   会議費

20,000

   雑費

24,000

  管理費支出合計

740,000

  経常支出合計

6,910,000

  当期収支差額

±0

 項目の説明
  啓蒙活動事業費              探鳥会経費・会報の発行・写真の印刷など
  保全普及事業費              龍郷町の共有権利地やその他の箇所の調査費
  調査研究事業費              委託調査の経費・オオトラツグミ調査費


【第5決議 定款の変更について

200392日に施行した特定非営利活動法人奄美野鳥の会の定款2条の内容は以下の通りである。

   (事務所)
  2 この法人は、事務所を鹿児島県名瀬市港町172号に置く。

この条文を、新事務所の所在地に変更する。

  (事務所)
  第2 この法人は、事務所を鹿児島県名瀬市和光町128号に置く。


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