■■■ 冬鳥の一番手、キセキレイ ■■■


 奄美で秋の渡りのうち、冬鳥の一番乗りは何といってもキセキレイです。キセキレイは、既に8月下旬には奄美へ渡ってきてひと冬を越した後、来春には本土の方へ渡っていきます。たまに遅いものは5月まで居残るものもいますので、キセキレイが奄美で全く見られない時期は、6月と7月のみということになりますが、それでもやはりキセキレイは冬鳥なのです。一方、同じ冬鳥で同じセキレイの仲間のハクセキレイは、10月頃奄美にやっ て来て冬を過ごした後、4月には北方へ渡っていきます。つまり、ハクセキレイの方はキセキレイより遅く奄美にやって来て、キセキレイより早く奄美から去ってしまうというわけです。
 
かつて、奄美大島の北部のサトウキビ畑近くの電線に夕方多くのキセキレイがずらっと並んで止まっているのを見たことがあります。しばらく見ていると、電線に止まっていたキセキレイが次々にサトウキビ畑の中に降りていくのを確認しました。サトウキビ畑の中がキセキレイの集団ねぐらだったのです。その後、毎年のように、その辺りのサトウキビ畑を集団ねぐらの場として利用しているようですが、サトウキビは12月には刈り取りが始まります。刈り取られた後、キセキレイが何処に集団ねぐらを移しているかは、まだ確認していません。きっと、 近くに山あたりで寝ているのでしょう。 
                 
夕方、サトウキビ畑の上の電線に集まってきた
キセキレイたち


1997年9月トップに戻る        topicsトップに戻る