■■■ 私、バーバートカゲです。■■■

 私、この度環境庁により絶滅危惧U類に分類されたバーバートカゲです。私は夏の暑い真昼でも活発に活動していて、好物のバッタ類などを食べて暮らしています。私たちは、主に原生林が残る山林周辺に生活していて、平地にいるオオシマトカゲと姿形はとても似ているんですが、私たちが平地へ降りることはほとんどなく、オオシマトカゲが私たちの棲む山林へくることもありません。私たちとオオシマトカゲは似たもの同士ですが、それぞれの生活領域をしっかりとわきまえ、お互い相手の迷惑にならないよう平和に暮らしているんです。私たちは子どもの頃、尾の部分が鮮やかなルリ色をしていて、とてもきれいなんです。でも、大人になるにつれ茶色味を帯びてきて、身体の5本の白っぽい線も目立たなくなります。子どもの頃、なぜ尾がルリ色のきれいな色をしているかというと、外敵を目立つの尾に引きつけ、注意を尾に向けるためなんです。尻尾は少々食べられたって、また生えてくるから平気なんですよ。それに、いざというときには尾の先を切り離して、それがピチピチ跳ね回って敵が気を取られている間に逃げることもできるしね。
 
私たちは現在、奄美群島でも森林の多く残っている奄美大島と徳之島だけに棲んでいます。だから、人間が森林を伐採していくととても大変で、暮らしていくことが出来なくなるんです。これを読んだ皆さんは、きっと心の優しい方たちばかりだと思うから、奄美の森を守ってくれるよね? きっとだよ。      


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