2012年度鹿屋青年会議所 理事長所信






【はじめに】
 2011年3月11日に、未曾有の東日本大震災が発生しました。その直前まで耳にしていた100年に一度の大不況という言葉さえも吹き飛ばすほどの甚大な被害。未だに予断を許すことの出来ない、原子力発電所の現状。我々の住み暮らすこのおおすみのこれまでの経済不振に加え震災による様々な影響で経済活動は疲弊して来ています。
我々のこのまちはまだまだ明るい社会とは言えない状況だと感じます。しかし、こんな時だからこそ、明るい豊かな未来を見据え確かな一歩を踏み出さなければなりません。


【鹿屋JCとして】
  1963年5月24日、(社)鹿屋青年会議所[以下鹿屋JCとする]は、先輩方の溢れんばかりの情熱により県内で3番目、全国で242番目のLOMとして誕生しました。以来、約半世紀にわたり、『修練、奉仕、友情』の三信条の元、多くの先輩諸兄によって、「明るい豊かな社会の実現」を果たすべく、ひとづくりやまちづくりに貢献する活動を連綿と続けてまいりました。これまでの歴史を振り返ると共に50年目へ、その後の10年、50年先へ繋ぐべく明るく元気な大隅半島を発信するために45周年時に作成された50周年に向けた指針の検証。55周年に向けたマニフェストの作成を行ないながら、公益社団法人格取得を目指しよし公益性の高い事業実施、より透明性の財務処理を行ない、地域に根ざした市民から必要とされる組織を目指します。

【JAYCEEとして】
 震災後JC活動を推進していくにはとても困難な時代になってきています。しかし、こんな時だからこそ、ほんの少し背伸びをしてJC活動を通し、自分を少しでも高め、地域に貢献しその経験を『活動』で終わらせるのではなく『運動』として家庭、会社、地域に発信することで一人ひとりが説得力のあるJAYCEEとして認知されていくのです。青年会議所は青年の学び舎としてしっかりと生きる力を体得できる修練の場であるとともに、責任のある青年の集う団体として、己の人生観や価値観さえ左右されうる貴重な出会いと発見の場として存在するのであり、この存在意義は、これまでもそしてこれからも不変であると考えます。この魅力を一人ひとりが発信することにより、新たな会員の増強に結びつくと考えます。

【地域から頼られるJCの確立】
 我々はこれまでにも様々な提言、提案を行ってきました。グローバリズムからリージョナリズムへと変革していく中、鹿屋市での市民意識の変革はもちろん、大隅半島の中の鹿屋市としての立ち位置を考えながらこのまちのあるべき姿、これからのおおすみを見据えていかなければなりません。

【各種団体と連携したまちづくり】
我々の住み暮らすこの大隅半島は、美しく豊かな自然に囲まれた都会にはない豊富な資源がたくさんあります。これまでもその魅力ある特色を生かした地域活性化事業を展開してまいりました。引き続き本年度も継続して取り組みます。この大隅半島にはまだまだ埋もれたままの我々が見過ごしている『たから』がもっともっとあるはずです。我々の自由な団体であるという特性を活かし、様々な団体と連携し、このまちに埋もれた『たから』の発掘、発信をとおしてこのまちの活性化へ繋げます。

【次代へ繋ぐひとづくり】
将来のおおすみを担う「青少年育成」は最重要課題です。これまでの伝統が息づく青少年育成事業の『おおすみっ子探検隊』を今年も開催します。現在の子どもたちを取り巻く環境はゲームやインターネットの普及によるバーチャル化、叱る大人の減少による個人主義の増加。このままで良いのでしょうか。我々が幼かった頃は活発な子ども会活動を通じ、夏祭り、キャンプ、十五夜相撲…年間を通して様々な行事が開催されこの街の、この地域の、この国の伝統や文化に触れ合う機会がたくさんありました。そういった活動の中には郷中教育のように大きな子が小さな子へ様々な事を教えたり、叱ったりした記憶があるのではないでしょうか。鹿屋の伝統が息づく青少年育成事業の開催をとおして、子どもたちが伝統文化を尊重し、心身ともに豊かで健やかに成長するきっかけとなるような青少年育成事業に取り組みます。

【鹿児島ブロック大会の主管LOMとして】
本年開催される「2012年度公益社団法人日本青年会議所九州地区鹿児島ブロック協議会第38回鹿児島ブロック大会」を私たち鹿屋JCが主管します。この鹿屋の地で開催されるのは2000年に第26回大会を主管して以来、12年振りのことです。この事業を主管することで我々がさらに飛躍する絶好の機会 と捉え全力を持って挑んでいかなければ成りません。 また、鹿屋市を中心とした鹿児島県内の方々に、JC運動を広く知って頂くための大会でもあります。私たちは、このような大会を主管させて頂けることに誇りと責任を持ち、我々鹿屋JCでなければできないブロック大会の開催、鹿屋らしさを追及するとともに、他団体や地域の方々を巻き込みこの鹿屋の地までお越し頂く参加者を最高のホスピタリティ精神で迎えていきましょう。参集して頂いたメンバーに喜んで頂き、それを見て私たちも嬉しくなる、そんな大会の設えをひたむきに準備していきます。そして、この大きな担いである第38回大会を大成功に導けるよう、鹿屋JC一丸となって邁進してまいります。

【最後に】
我々は社会的、国家的、国際的な責任を自覚し』と綱領にあるとおり、私たち個々は青年会議所メンバーである以前に一社会人であるという認識を常に持ち続けなければなりません。社会に対して説得力のある組織の構築を目指している私たちの行動が社会常識から乖離(かいり)していることなどあってはなりません。そのためには私たちが説得力のある組織を構築するという気概を常に持ち日々の活動が社会的に許容されているのか否かという検証と、明るい豊かな社会を構築するという大義を踏まえた上で社会的認知に対し常にアンテナを張る必要があります。より説得力のある団体として、明るい豊かな社会の実現へ向け一年間理事長職を全力で全うしていくことをお誓いするとともに、皆様のご指導、ご協力をお願い申し上げ、所信とさせていただきます。






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