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屋久島の動植物

自然遺産の島
屋久島の自然
屋久島の動植物
屋久島登山
海   亀
屋久島に産卵で上陸する亀のほとんどがアカウミガメで,甲長0.8mから1m,体重が150sくらいが平均的な大きさですが,中には300kgを超すものもいます。屋久島では5月から8月頃の夜間に上陸し,砂浜に掘った穴の中にピンポン玉状の卵を120個から150個ほど産み落とします。砂中に産み落とされた卵は,7〜11週でふ化し元気に海へ帰って行きます。海亀の上陸が一番多く見られるのは永田浜です。
エラブオオコウモリ 
国の天然記念物で翼手目オオコウモリ科の一種。口永良部島と宝島に生息しておりコウモリの亜種として学術上貴重な生き物です。体長は約20cm程,体は黒褐色,顎は黄色です。吻(ふん)は長くとがり,目が発達し,翼には親指と第二指に鋭い爪があり夜行性で夕方から飛び出し果実を食べます。運が良ければ口永良部島で出会えるかもしれません。
■ 海   亀
■ エラブオオコウモリ  
志戸子カジュマル
ガジュマルはアコウと同様多数の気根がからみあう樹木で,屋久島が北限となっています。谷沿いの岩や礫が多いところに自生し,最も亜熱帯的景観を呈する樹木で,大きく枝分かれした幹から気根をたくさん垂らし鬱蒼とした林を形成しています。熱帯ジャングルを思わせるガジュマルの密林は志戸子ガジュマル園で見ることができます。
■ 志戸子カジュマル
屋久杉( 縄文杉)
屋久島の天然杉は奥岳と呼ばれる島の中央山岳地帯付近を中心に,海抜650m付近から1,850m付近にまで分布し,地域的に見ると湿潤な谷間から乾性的な尾根部までわたっていますが,なだらかな傾斜面,山の中腹部に多いようです。屋久島では樹齢千年以上の老樹をヤクスギといい,それ未満のものを小杉といっています。多雨多湿,台風常襲地帯,多霧地帯という条件のため年輪が詰まっていて木目が美しく,かつ特殊な樹脂が含まれており,腐りにくく強い香りがあるのが特徴となっています。
現在発見されている生木のうち,最も大きな杉は昭和41年に発見された縄文杉で,胸高周囲16.1m,根回り43m,根の周囲28m,樹高30m,推定樹齢7,200年とも言われています。
■ 屋久杉( 縄文杉)   
■ しゃくなげ 
淡紅色の大輪の花を多数つける屋久島しゃくなげは,海抜約千m以上の高地に自生しており,初夏の登山者の目を楽しませてくれます。やくすぎ林の下生えとして生息しているヤクシマシャクナゲの花もすばらしいですが,山頂付近の低木林の中で厳しい風雪に耐えた後に咲く可憐な花は格別で,世界の名花にふさわしく屋久島を代表する花で,上屋久町の町花でもあります。
植物の垂直分布図 
高 所 《ヤクザサ原郡》
ヤクシマダケの草原・シャクナゲ・アセビ・ヤクシマリンドウ・ヤクシマシオガマ・ヒメウマノアシガタ・ヒメコイワカガミ・ヤクシマケイビラン
中高所 《灌木・白骨樹林群》
ヤクスギ・ヒメシャラ・シャクナゲ・アセビ・ビャクシン・イヌツゲ・サクラツツジ・ハイノキ・ホツツジ・ヤマグルマ・ヒメヒサカキ
中山帯 《針・広混生樹林群(温暖帯樹林群)》
ヤクスギ・ツガ・モミ・ヒノキ・ヤマグルマ・ミヤコダラ(ハリギリ)・ヒメシャラ・アカガシ・ウラジロガシ・サクラツツジ・ハイノキ・バリバリノキ・ユズリハ・シキミ
低山帯 《暖帯常緑樹林群》
シイ・タブ・イスノキ・モチノキ・ヤマモモ・イヌビワ・ハゼ・ハマセンダン・カラスザンショウ・ウリハダカエデ・アオモジ・エゴノキ・ヒメユズリハ・クス・サザンカ・シャシャンボ
低 地 《亜熱帯・暖帯樹林帯》
ヘゴ・ビロウ・アコウ・カジュマル・クワズイモ・オオタニワタリ・メヒルギ・モダマ・ツキイゲ・グンバイヒルガオ・サクララン・モクタチバナ・サンゴジュ・フカノキ・ハマビワ・リンゴツバキ