しんちゃんのユーザー車検への道(日記風) トップへ戻る

心強い先輩がいるというだけで、自分ではほとんど車のメンテナンスもできない、素人の日記ですのでそのつもりで笑って読んでくださいネ。


1999年11月4日
ついに車検を受けました。終わってみればたいしたことはなく、なんとなく気が抜けてしまった感じです。朝07:00に起床し、先輩を迎えに行き、書類の最終チェック。陸運局の隣にある鹿児島自動車工業共同組合でテスターを受けました。料金は\1,500で予想より安かった。受けつけのおねえちゃんに「初めてなんですぅ」と言うと、係りの方が丁寧に教えてくれながらラインを進みました。ヘッドライトの角度を相当調整されていました。危ないかもしれない、というのでちょっと緊張しました。
ここが終わったのが09:20。陸運局の車検場は10:00から20分?の休憩時間があるというので、すばやく申し込みの手続きをしました。手順は以下の通り。
  1. 申請書に添付する「自動車重量税」を\37,800収め、収入印紙をすばやく貼りつける。
  2. すぐ隣のカウンターで「自動車損害賠償責任保険」を申し込む。必ず現時点で加入している保険証を提示し継続の旨を告げる。2年で\27,600。これまた収入印紙を速攻で貼る。
  3. 隣の建物へ移動し、「自動車検査代金」として\1,400納める。
これで申請は終わりました。ここまで約10分間です。なお、忘れていけないのは、毎年5月に収める「自動車税納付証明書」も必ず一緒に提出しないといけません。
さて、これで検査を受けることはできるようになりましたが、ラインを見るとそれほど混んでいません。取りあえず、ラインの外に車を置き、他の車のやり方を見ます。全てディーラーや自動車工場の人達ばかりで慣れた様子。先輩は「見ていても仕方ないのでやろう」と一声。まあ、テスタ屋さんで一回は練習していますので大丈夫だろうということで、いよいよラインに乗りました。実際の工程は以下の通り。
  1. 係官に「ユーザー車検です。初めてです」と言う。これが大事。この場合、それなりに面倒を見てくれます。
  2. 進入せよのランプがついたら、おもむろに車を進める。待機位置で車を止めると係官が来て、外観検査を行い、ボンネットを開けるように指示されるので車から降りて自分で開ける。検査のポイントはオイル漏れの確認のようだった。その後、正面に立ち「ウインカー右、左、ハザード、フォグランプ、アップにして」と灯火関係の検査を行う。次に「ワイパー、はい、液出して」。この後は後に回り、同様に灯火関係を確認した。ブレーキランプの検査も行う。全てOKなら前進が許される。
  3. 車をさらに前進させサイドスリップ検査を行うが、歩く程度の早さで車を進めれば勝手に判定するらしく、いつの間にやったのか全然わかりませんでした。そして前輪を停止位置に乗せる。
  4. スピードメータ検査は、アクセルを踏み、時速40kmになった時点でパッシングを行う。説明では「安定したら」とあったが、そんな難しいことはなく、メータを見ていて「あ、40kmや」と思った瞬間にパッシングしたら、なんなくOKであった。全然安定してませんでした。(^_^;)
  5. ヘッドライト検査は、機械が勝手にから出てくるので指示に従いランプをアップ状態にして待つ。最初、予想通り、右ライトがダメでしたが機械が勝手に(^_^;)、「再検査します」ってやったら2回目でOKとなった。
  6. ブレーキ検査は「フットブレーキ」と「サイドブレーキ」をそれぞれ行った。前の表示板に「踏め」と出たら踏む、「引け」って出たら引くだけ。これなら誰でもできますよね。
  7. ここまでがOKならいったん検査申請書に合格の印を印字する機械があるのでそこにマークシートを挿入する。当然ながら全て合格。
  8. 次は下回り検査。停止位置で車を止めエンジンを切る。車の下に係官がいて、トンカチみたいなので車のお腹をカンカン叩いて検査する。途中で「ブレーキを踏んで」とか「ハンドルを左右に軽く回して」とかの指示。車両振動装置で車がゆさゆさと揺らされて、終わり。
  9. 排気ガス検査は車から降りてマフラーに測定器を突っ込む。測定器に「はずす」と表示されたらはずして2回目のマークシートへの印字を行う。これで検査自体は全ておしまい。
  10. 出口の窓口にマークシートとその他の書類を一式渡し、最終合格印をもらう。
  11. 書類を持って事務所に行き、書類を提出すると5分くらいで新しい車検票とステッカーを交付される。
さて、検査の内容は以上ですが、初心者向けの注意事項を挙げます。
  1. ラインに乗る前にボンネットを開けておく。(ボンネットを開けるツマミはどこにあるかは知っているよね)
  2. ボンネットは自分で車を降りて開けないといけないので、開け方も練習しておくこと。
  3. 「初めてです」というと係官がに付き添いながら進んで行けますし、なんかマズイ事があったような雰囲気を感じたらすぐに飛んできて教えてくれます。なお、ラインの倉庫には見学者コースという道もあったようなので、実際に受ける前に見学することも可能なようです。
  4. サイドブレーキは、め一杯、レバーが抜けるんじゃないかな、というくらい引かないとOKは出ません。普段ではちょっこと引いていると思いますが、そのレベルではダメでした。
  5. 後は特にこれといってありません。申請書類を買った時にくれるカラーの図入り説明書を読み、テスタ屋さんで練習し、不備があればいぢってもらえば、めちゃくちゃに古い車とかでない限り大丈夫だと思います。

これで「しんちゃんのユーザー車検への道」もおしまいです。新しい車検票を貰い記念写真

<エピローグ>ステッカーをはがそうとしたらこれがなかなか綺麗にはがせない。先輩はカッターナイフで綺麗にできるよということでしたが、んもう、めちゃくちゃになり、どうでもいいやってんでその上に貼りました。夕闇迫る頃にしたのでどうなっているか心配ですが。さ、浮いた3万円(推定)で何を買おうかしらん。 


最後に車検票の裏に書かれていたお知らせを書いておきます。

自動車の検査は、安全・環境の面について国が定める基準に適合しているかどうかを一定基間ごとに確認するものであり、次の検査までの安全性等を保証するものではありません。したがって、使用者は、日常点検整備や定期点検整備を確実に実施するとともに、使用状況に応じて適切に保守管理を行う必要があります


(参考)運輸省のホームページ http://www.motnet.go.jp/unyu/inspect.htm


1999年10月26日<Xデー決定

今日、先輩に有線し会社をお互いが休める日について検討した結果、11月4日(木)に決定しました。
ここで発表したからといって、当日、見学に来ないようにお願いします。(^O^)

1999年10月24日<タイヤ交換>
あと予定まで10日くらいしかないので、そろそろと思いタイヤを交換することにしました。サイズさえ合えばどこのメーカーでもいいかな、と思ったのですが、実際にお店に行ってみると、やはりブリジストンは高い。僕のはヂューラーの195の15インチです。他社製品なら1本1万円弱であるのですが、同じものは15,000円でした。これに交換手数料とバランス代が1,500円。まあ、自分で車検をすればこれくらいは浮きますので仕方ないかなというとこで、結局同じものにしました。さて、これで一応の準備は終わりました。あとは本番を迎えるだけとなりましたが、頼もしい先輩が同伴できるかどうかです。しかし、同伴したとしても実際に車検を受けるためにラインに乗っている間は同乗はできないそうなので、どうなることやら。ここでラインでの検査内容について簡単に紹介します。
  1. 同一性の確認、外観検査
  2. サイドスリップ検査
  3. スピードメータ検査
  4. ヘッドライト検査
  5. ブレーキ検査
  6. 下回り検査
  7. 排気ガス検査
  8. 最後に総合判定

1999年10月19日<保険について&車検の期日について>
車検の期限切れに伴い自賠責保険も切れます。先輩が言うには「任意保険に加入している保険屋さんで自賠責も加入すれば任意が少しだが安くなるかも」というので、電話で問い合わせでみたところ「うちではそういうのはありません」というお返事でした。ま、一回も事故していないし会社の団体割り引きで、め一杯なので良しというところです。さて、車検の期日についてですが、例えば11月1日で車検が切れるとした場合、10月10日に車検を受けると、次回の車検日は2年後の10月10日ではなく、11月1日なんですね。これは知りませんでした。もちろん自賠責もそうです。ですから、自賠責は陸運局のすぐ隣でも加入できますが、車検を受ける時は前のがまだ残っているはずですので、忘れずにこれを持参し継続の手続きをしましょう。

1999年10月16日<自分の車を点検する>
先輩の家へ行き、必要書類へ記載。その後、自分の車を実際に点検します。整備記録簿に従い順次行いますが、初めて聞く名前の部品とかあり、なかなか勉強になりました。一番最後にふとタイヤを見ると、後輪左側が相当スレていました。昨年、前輪がスレていたので前後を交換していたのですが、新品には交換せず前後のローテーションだけでした。先輩曰く「これでは厳しいかもしれない」ということで車検までに新品のタイヤを購入しないといけないことになりました。ただし、スレているのは1本だけです。インチやサイズが同じならどこのメーカーのでもいいのですが、やっぱ1本だけ違うというのは恥ずかしいかな?と思い、新聞の広告に同じメーカーの安売りが出ないかチェックしていくつもりです。

1999年10月xx日<書類関係>
ユーザー車検に関するさまざまな本が販売されているようですが、今回は心強い先輩がいますのでこのたぐいの本は全く読んでいません。これで大丈夫なのか?というのが本ページの狙いでもあります。これを読んでくださった方が「なんだ、簡単なんだなあ〜」と思い挑戦してくれればと思います。まずは簡単にどうするのか、という点について記述します。
  1. 陸運局で申請書類を購入する。(4枚セットで70円)書類は以下の2〜5の通りです。
  2. 定期点検整備記録簿に従って自分の車を点検する。これには点検した日付けを記入する欄がありますが、特に車検を受ける何日前とかの指定はありません。ほとんどが車の整備手帳に記載されている事項ですので、全くの素人には難しいかもしれませんが、特に専門家にしてもらわなくてもなんとか自分でできると思います。
  3. 当日の車検時にラインに乗って合格・不合格の印が印刷されるマークシートに必要事項を記入します。これは車検票を見ながら書けます。
  4. 申請書もマークシートなので鉛筆で書きます。これも車検票から写すだけです。
  5. 自動車重量税納付書にあらかじめ必要事項を記載しておきます。
  6. 検査は平日のみ実施されていますので土日はダメです。しかし大体において(特に問題がなければ)1時間程度で終わるそうなので、1日会社を休まなくても大丈夫。なお、前日までに電話で予約する必要があります。

  <必要経費>

  1. 皆さんが一番気にされている部分だと思います。まだ実際に支払ったわけではないので確定ではありませんが、先輩の話では以下の通りとのことです。

                           (注:これは普通車1600ccクラスでの価格)


1999年9月xx日<プロローグ>
我が愛車のエスクードもいよいよ車検の時期になった。車を所有してから20年、車検はメーカーや修理工場に頼んでいたが、無線クラブの人が「楠本さんのはまだ最初の車検だし、特に悪いところもないだろうし、そんなに難しくないからユーザー車検をやってみない?」と言われ、最初はその気はなかったのですが、経費がうん万円浮くとか聞くと、こりゃ〜やってみるかな?と決めたのでした。そしてこの人の家で一通りの説明を受け、いよいよ「しんちゃんのユーザー車検への道」が始まったのでした。