JR0AMD/1 多賀氏のDXCC 10mシングルバンド申請日記


2000年2月24日

 明日は有休を取って休みなので、一目散に 帰宅し、26日に送るDXCCの 申請書の準備に取り掛る。QSLカードを最初にエンティティー順に並べ、その後 バンド別、モード別に並び替えして申請書に記入、やっぱ手書きは手が疲れて来て 幾度か申請書を書き損じてしまうが無事に申請書記入完了!  以前より郵便局のEMSを利用していたので、今回もEMSでQSLを送る事に 決めた。EMSのホームページhttp://www.postal.mpt.go.jp/haitatu/ems.htm でも 荷物の追跡が出来るので大変FBである。 (EMSを送る際は事前にカスタマー登録してナンバーを貰っておく必要がある。)


2000年2月25日

 今日は銀行へ行き、ドルに両替してもらう。先客が居たので待つ事30分。 やっと自分の番とカウンターに行き「43ドル欲しいんですけど〜・・・」と言った のだが、(10ドル分は既に持っていたので、今回はSASEで使う分と併せて 43ドルにした。)銀行の人が「トラベル・パックしか扱っていないんですよ〜!」 の一言で、先ず1ヶ所目はダメで2ヶ所目のA銀行は機械でドルに両替してくれる所 があったのだが、窓口でしてもらう事にした。


2000年2月26日

 AM7時起床。QSL、申請書などを梱包すべく準備に取り掛る。箱に少し余裕が あったのでクッション材を入れてテープで封をしてEMS用のラベルに自分の住所、 ARRLの住所などを記入して箱に貼付。  AM11時25分頃、郵便局に到着。窓口に行ったら少し列が出来ていたので、 窓口のすぐ傍にあった計量器で重さを計測。ナ、ナント!608グラムあるでは あ〜りませんか!! 「これじゃあ予算オーバーだっ!!」と思いつつ、窓口で渋々1860円を払い郵便 局を後にしする。


2000年2月27日

 前述のEMSのホームページhttp://www.postal.mpt.go.jp/haitatu/ems.htm で郵便物番号をインプットして検索して見るが、無事に26日2231(JST)の フライトで発送された事が画面上で確認出来たので一先ず「ホッ!」とする。  ARRLには申請書と一緒に送った葉書(自分の名前と住所を書いて50セント切 手を貼ったもの)とEメールでQSLとDXCC申請書の受領を知らせてくれる様に 頼んであるので、あとはARRLの連絡待ちの状態である・・・・・。


2000年2月28日

 今日の朝(早朝5時)に起床し、メールチェックがてらEMSのホームページ で荷物の経過を見てみる。27日のフライトでW向け出発したのを確認して 出勤の支度をし、出掛ける。職場へ着き、早速私の友人であり、CQ誌のDX担当のJP1NWZ櫻田氏に メールで漸くDXCCを申請した事を報告すると、午後に櫻田氏から電話があり、 「処理されるまで約3ヶ月位掛かるとの事。」じっと我慢の子であるしかないと 痛感する。帰宅して又EMSのホームページで見ると、ナ、ナント!「データが見当たりま せん・・・」との表示。(マジっすか??)と思い、東京国際郵便局に問い合わせ て見ると、「データがダブってますねぇ〜!」・・・と言う返事。あっ!いっけねぇ !!!!! 以前EMSを出した時に郵便局員のインプット漏れがあったので、その事を思 い出し二度とこの様な事の無い様にと電話で念を押したのだが、これが裏目 に出てしまった!  が、しかし、とても親切な東京国際郵便局の方が色々調べてくれた御陰で、 ニューヨークに着いた所まで追跡出来たので一応“OK”とする。


2000年3月3日

 先月26日にDXCC申請書を出してもうすぐ1週間になろうとしている。 朝、起床してメールチェックするが、DXCCデスクよりメールは来ていなかった! 「また職場の方にメールが届いているのかなぁ??」と思い(1回目に問い合わせ したら職場の方にメールが来たので。)身支度して出勤。  午前7時55分、職場に到着。PCの電源を入れて、更衣室へ・・・・・。 ユニフォームに着替えて、PCの前に座りノーツ(メールソフト)を起動させ パスワード入力、すると・・・案の定DXCCデスクより下記の様なメッセージ が・・・・・。
   Hi Mr Taga, Your cards arrived here safely on March 1, 2000 late in the afternoon USA east coast time. We currently have a    backup of over 2 months so they will be here for a while but all else is OK. 73 Bill Moore NC1L
このメッセージから察すると無事にQSLがARRLに到着した事が伺える。 取り敢えずは一件落着と言う事で2〜3ヶ月後のDXCCの結果が来るのを 首を長〜くして待っている状態である。 ・・・・・てなわけで、「ドキュメンタリー(実録!):DXCC申請記」は 2〜3ヶ月後のDXCCの結果待ちの状態になったので結果が来る までQRX・・・・・ またDXCCが到着次第報告する予定なので、乞う御期待!!!


2000年4月19日

 今日はCQ誌の発売日である。私は帰り掛けにCQ誌を買い、電車内で CQ誌を読みながら帰路に着く。自宅に着いて郵便ポストを覗くと一枚の ポストカードが・・・・・ それは、DXCC申請の際に同封したポストカード(自分の名前住所をテプラ で作り50セントの切手を貼った物)が戻って来たのである。そのカードには、 “Cards received on Mar.2nd 2000”と書か れていたので、これから察すると私が送った申請書関係はARRL職員によって 開封され、何らかのアクションが行われた様子である。多分、5月頃にはQSLが 戻ってくるものと思われる。


2000年4月24日

 外出先より帰ったら郵便受けに筒に入った10メーターDXCCが来ていた!! んんっ!待てよ?今までだったらQSLの方が先に帰って来て、DXCCのアワードは後から来るはずじゃあ無かったのかな??早速中身を確かめて見る、紛れも無く10メーター DXCCだっ!次のターゲットを20メーターDXCCに絞り込む。


2000年4月30日

 念の為にDXCC Deskの“Bill Moore(NC1L)”にE-mailで問い合わせて見る。


2000年5月4日

 DXCC Deskの“Bill Moore(NC1L)”から連絡があり、下記の様なメッセージが書かれていた。
Hi Mr Taga, Your cards were mailed on April 26. I do not know how long they take but they are on the way and should arrive soon. 73 Bill Moore NC1L
これより察すると、4月26日に日本宛にQSLを発送したと思われる。何れにせよ、多分ゴールデン・ウィーク明け頃には到着するだろう・・・


2000年5月6日

 20メーターのSP6GKW(ポーランド)とZS8MI(マリオン島)のQSLが到着し、これまた20メーターDXCCの完成!である。


2000年5月7日

 つ、ついに!QSLが帰って来たっ!今迄、「到着しないか?到着しないか?」と気を揉んでしまい、桶川郵便局に何度も到着確認の電話をしたものだ。尚、QSLカード審査後の結果は次の通りである。 MIXED 308(312)エンティティー PHONE 294(296)エンティティー    CW 124(128)エンティティー 10MTR 102エンティティー(申請後に到着したQSLを含むと108エンティティー) ※MIXED、PHONE、CWのカッコはWkd数です。


最後に・・・

 今回、2月より10メーターDXCC申請記を書かせて頂いたが、20メーターDXCCの完成により不可能と思われた5バンドDXCCの光が見えて来ました。自分の家の敷地内 のスペースを上手く利用してローバンドのアンテナを上げようとすると、容易でない気がしますが、最後まで諦めず・・・

 Gosh,I will catch up with you! (直訳:今に見てろ!) の気持ちでDXに取り組んで行こうと思っています。


de JR0AMD/1 多賀 明仁