一幅の絵のような絶景を望む坊津の海岸、中でも坊浦の双剣石一帯は国の名勝に指定されています。 坊浦の入江に穏やかな波間に対峙するようにそそり立つ鋭く尖った二つの岩が双剣石です。 雌雄があり、大小の剣を立てた姿に似ていることからその名がつけられたと云われています。
 
坊津歴史センター「輝津館(きしんかん)」でバスを降りると、南国の強い日差しと共に、青く澄んだ海を抱き込む入り江と大小の剣を立てたような奇岩「双剣石(そうけんせき)」が出迎えてくれます。 国指定の名勝で、リアス式海岸の断崖とはるか水平線が一枚に収まる絶景は、江戸時代の浮世絵師・歌川広重もたたえたと云われています。
 
その他に、白浜清澄で海水浴・キャンプで賑う「丸木浜」、鑑真大和上の漂着の地で、日英合作映画「007は二度死ぬ」のロケ地となった「秋目浦」、幻想的な開聞岳(薩摩富士)の眺めなど、詳しくは本サイトの「景観のご案内」からご覧いただけます。

一乗院(現在の坊津学園小学校付近)が栄えた頃、薩摩藩主・島津公が参詣の途中に開聞岳を遠くに望み、風光をめでながら休憩をされた場所として伝えられています。
 
場所は、上中坊から栗野へ向かう市道・春日線の途中の小高い丘で「大山府君神(たいさんふくんしん)」と刻まれた石塚が残されており、一乗院への方向や距離が記されています。
 
現在では、道路事情の関係で利用客の多い南側の国道226号線の栗野付近を耳取峠と通称するようになり、明治時代の宮廷歌人・八田友紀の歌碑も建立され、ここからの開聞岳の眺望は絶景です。

鹿児島県で最も美しい浜辺と云われている場所(幅200m程の小さな浜)。 あじろ浜は陸続きの場所ですが、道がないため坊津の港から、船で渡して貰います。
渡し船の料金は、大人往復が1,000円程度。 渡し船の人に頼めば、浮輪や水中メガネ等も貸してくれます。 乗船して5分程で着きます。
 
海は、めちゃ綺麗(海底まで見える程の透明な水質)、そして綺麗な浜。
キメの細かい砂浜でシュノーケリングも出来ます。 サンドをはじめ、いろんな種類の熱帯魚が沢山いますので、大いに楽しめます。(岩場が有るため、サンダルを履いたまま遊ばれることをお勧め致します。)
 
プライベート・ビーチ あじろ浜へ、是非とも訪れてみては如何でしょうか。

国道226号線の泊と久志の中間に景勝の地・丸木崎展望台があります。 ここからは泊浦、丸木浜、丸木半島、坊浦、眼下に松島、沖合いには蒲鉾瀬、山島、双子瀬などと呼ばれる島々が展望できます。
 
ことに水平線はるかに沈む夕日は言葉に尽くせないものがあり、神秘的な色彩はしばし見とれる程の美しさです。 また断崖絶壁を曲走する付近の道路は、絶好のドライブコースとなり、広々と開ける東シナ海とリアス式海岸がことに美しく展望できます。
 
平成21年度に展望所の再整備が行われ、気持ち良い環境と旅人の絶好の記念写真スポットとして脚光を浴びています。
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