科学教育研究生国内短期留学(鹿児島大学) 報告書

 
インターネットに関して
 

 最近,コンピュータに関する話題としては,インターネットが中心になっている。
情報の発信・獲得の基地として,ますます重要視されているが,
以下これについて述べてゆく。

 最初はアメリカでコンピュータ同士のネットワークとして軍事用に開発された
ものであるが,現在は民間に開放され,あらゆる情報の発信や獲得をすることが
出来る。当初は,一つの中央コンピュータに情報の全てを集中させるという計画も
あったようだが,その拠点がダウンすると,全てに影響が出る上,情報の量は
日に日に増え,大きな負担となってしまうことが分かった。そこで,各情報は,
各コンピュータに管理してもらうこととして,ネットワークの必要性が生まれてきた。
現在では,全世界に専用回線を引き,24時間世界のどこからでも,自由にアクセス
することが出来るようになっている。

(下図は模式図)
   インターネット模式図

  その情報は,文化・音楽・学術研究・教育・芸能・趣味・CM等一口では言い
表せないほど,現在では多岐に渡っている。鹿児島大学でも,専用回線を引き,
24時間全国,全世界の大学を始め,様々な場所とのアクセスを行えるように
なっている。今日の日本の状況は,大学は当り前だが,小中高校においては,
全国で100のモデル指定を受けた学校のみが,ネットワークにつながって
いるだけである。しかし,ここ近年の爆発的な増殖で,学校もいずれ近いうちに
ネットワークは張り巡らされることになろう。教室にいながらにして,
全世界を隣の部屋の感覚で覗けるということは,現代社会には欠かせない
感覚となるに違いない。もっとも,学校で整備する以前に各家庭へ浸透してゆく
ことがさきであろう。ともあれ,このネットワークにより,人は巨大な
頭脳・書庫を持つに至る。これは,地域・場所・性別などの,あらゆる遍在と
なりうる障害を乗り越えてゆくことになる。
 

 今回の私の研究においても,インターネットは活用できた。必要な資料を,
簡単なキーワードで検索することによって,WWW(ワールドワイドウェブ)
と呼ばれる,全世界のネットワークの中から,あっという間に手に入れることが
出来た。下記のものは,それらのアドレスと呼ばれるもので,所在地を意味する。

  http://www.infi.net/-roralph/fractals/

   http://www.comlab.ox.ac.uk/archive/other/museum/computing/mandelbrot.html

    http://www.cnaw.fr/fractals/anim.html

    http://inls.ucsd.edu/

    http://www.graphics.stanford.edu/~folis/morph.html