連続かつ微分不可能な関数について
古来数学で扱っていた関数は,十分に滑らか(微分可能)なものであった。
滑らかさに欠ける関数は数学上「病的」なもの,とかたずけられていた。
しかし,近年ではそういった関数は,自然界に日常的に存在していることが
分かってきた。微分不可能な曲線についての研究は,現実の自然現象の解明
のために,実用性・重要性が認識されつつある。
またそれらの関数には,自己相似性という共通した特徴がみられる。
高木関数に関して
高木貞治は1903年に,幾何学的考察により区間[0,1]において連続
かつ,いたるところ有限な微分係数をもたない関数を作ってみせた。
以下の通りである。
2x
(0≦x≦1/2)
φ(x)={
2(1ーx) (1/2≦x≦1)
としたとき
φ(x) φ2(x)
φ3 (x) φ4
(x) φn(x)
T(x)=------+--------+--------+--------+……+--------+……
2 22
23
24
2n
φn(x)
=Σ--------
2n
を考える。
図形的には,各段階ごとに下図のようになっている。また,後述のように
その図形は,自己相似の特徴を備えている。
BASICでのプログラムは下記のとおりである。
1O ’**********************GAMEN SETTEI
2O CONSOLE O,25,O,1 3O SCREEN 3,O,O,1 4O K=6 : CLS 3 5O ’*********************SENNTAKU 6O PRINT “ Takagi−Function ’‘ 7O FOR P=1 TO 3OOOO : NEXT p 8O ’氷*************ポ***来*****Takagi 9O CLS 3 10O INPUT” 項の数は, ” ;Z 11O LOCATE O,3 :PRINT ”Takagi ” 12O LOCATEO,O :PRINT”項の数は, ”;Z 13O DEF FNF(X)=T−2*ABS(X−.5):T=.5 14O REM********************* ZAHYOUNO SETTEI T5O BAI=35O : ’**********BAIRITSUY T6O GX=2OO:GY=35O :’*********GENNTENN NO ICHI T7O ’ draw axes 18O : 19O COLOR ,,,1 2OO LINE(2OO,GY)−STEP(55O,O) 21O LINE(GX+BAI,GY+1O)−STEP(O,−2O) 22O LINE(GX+BAI/Z,GY+5)−STEP(O,−1O) 23O LINE(GX,O)−STEP(O,35O) 24O LINE(GX−5,GY−BAI/2)−STEP(1O,O) 25O ’********************MAIN ROUTIN 26O FOR X=O TO 1 STEP 1/(BAI+1)/K 27O N=O :TN=1 :Y=X :S=O 28O : 29O S=O 3OO N=N+1 3TO Y=:FNF(Y):TN=TN*T:YN=TN*Y 32O IF ABS(YN)<TE−O8 THEN GOTO 39O 33O PSET(GX+X*BAI,GY−YN*BAI),N MOD 6+1 34O S=S+YN 35O IF N> Z THEN GOTO 37O 36O GOTO 3OO 37O PSET(GX+x*BAI,GY−S*BAI),7 38O NEXT X 39O BEEP |