直線 2x+y+n=0 と 円 x2+y2+2y−4=0 の共有点の個数を調べよ。
(教科書の例題に取り上げられる代表的問題である。)
直線の式をy=−2x−nと変形し,円の式に代入すると, x2+(−2x−n)2+2(−2x−n)−4=0 となり,整理すると 5x2+(4n−4)x+n2−2n−4=0 となる。 共有点の個数は,この式の解の個数に一致するので,判別式D=b2−4acは, D=(4n−4)2−4・5(n2−2n−4) =−4(n+4)(n−6) となる。 (i)D<0 つまり n<−4,n>6のとき 共有点なし (ii)D=0 つまり n=−4,6のとき 共有点1個 (iii)D>0 つまり −4<n<6のとき 共有点2個
直線の式をy=−2x−nと変形し,円の式に代入すると, x2+(−2x−n)2+2(−2x−n)−4=0 となり,整理すると 5x2+(4n−4)x+n2−2n−4=0 となる。
共有点の個数は,この式の解の個数に一致するので,判別式D=b2−4acは, D=(4n−4)2−4・5(n2−2n−4) =−4(n+4)(n−6) となる。 (i)D<0 つまり n<−4,n>6のとき 共有点なし (ii)D=0 つまり n=−4,6のとき 共有点1個 (iii)D>0 つまり −4<n<6のとき 共有点2個
共有点の個数は,この式の解の個数に一致するので,判別式D=b2−4acは, D=(4n−4)2−4・5(n2−2n−4) =−4(n+4)(n−6) となる。
(i)D<0 つまり n<−4,n>6のとき 共有点なし
(ii)D=0 つまり n=−4,6のとき 共有点1個
(iii)D>0 つまり −4<n<6のとき 共有点2個
一般には,上記模範解答のように,判別式Dを利用し,解が存在するか/重解を持つか/虚数解か。の三パターンで解答してゆくのが通常であろう。その際の不等式または方程式を解くことによって,nの範囲や値は求まる。
しかし,あえて,いつものごとく言いたい。
「それでいいのか?図形的意味は?nは何なの?」である。
そこで,下図をご覧いただきたい。
その円は固定される。(中心が(−1,0)で半径√5である。)その上にnがいろいろと変化する直線を書き込んでみた。 つまり,y=−2x−nという式は,y切片の座標を変えながら,平行移動させているわけである。 下図中央のy軸に注目していただきたい。青・赤・黄の色の違いが理解いただけるだろうか?n=4,−6が見て取れるはずである。しかし,y切片が−nであるため,結果的には,nの値は,−4と,6を境界とすることが理解されよう。
端的に例えて言うならば,団子に串が刺さっているのか,引っ付いているのか。である。
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