(2007大学入試センター試験 数学TA-4 確率の問題) 2007.2.27
 
今年の問題にさいころを使い,正六角形を回転してゆくというテーマの問題が出題された。

それを解きながら,いつものように,あぁめんどくさい・・・とつぶやいたのが,今回の発端である。なんと,めんどくさいから,エクセルで数えてみよっかなぁ?とやって見たら,この問題は意外に,数学ではなくて,エクセル検定試験の情報処理の問題かな?と見えてきた。

以下どうぞ。

(解説)

ご覧の通りだが,「見てね!」だと失礼なので,ちょっとコメント。

左上は問題そのもの。問題がよく見えないときは,代ゼミのここからどうぞ。

その右は,サンプルとしてイメージ化したもの。例えば,2−1−3とさいころの目が出たときの動きアニメです。(ちなみに,10コマ分をPhotoshopで作ってGIFアニメソフトのGiamで編集した,15分の作業です。)

さて,問題は中央のエクセルキャプチャー画面です。(これは,コメントも書いて関数もチェックしてなので,1時間ぐらいの作業です。)

アニメサンプルの2−1−3は,3回投げたときにAに戻っています。つまり(1)の答えのうちの一つです。

まともな解き方は,3回投げてちょうど6になればOKなので,(普通のセンター受験生の解き方です。)

  6は,1−2−3の並べ替えの3!=6通り,1−1−4の並べ替え3通り,2−2−2の1通り,以上10通りしかありません。

これをエクセルでは,6×6×6の216パターン計算させているわけです。(中央下あたりに@のアイの10通りが見えますね。)

ん〜〜!ずるっこ!!って声が聞こえてきそうですね。でも,エクセルの勉強にはちょうどよいネタでしょう。

そのエクセルファイル本体を,ZIP圧縮かけたものをここにおいておきますので,もしお暇でしたら,ダウンロードしてエクセルで開いて見てください。自分で関数を見られるときっと面白いですよ。エクセルファイルはウィルスチェックしておりますのでご安心下さい。