(京都大学の入試問題から) 2005.5.22
 
    
 

という問題が出題された。(京都大学 2005年前期理系の5番)

 昨年担任をした生徒が,予備校に通い再び京都大学を受験した。昨年のリベンジが果たせ無事合格をし,ほっとした。(合格おめでとう!!)

 その関連もあり,近年の京都の問題に注目をしていたが,2005年は,数学Vの微積の問題としてはこの5番だけであった。問題も意地悪いわけではなく,京都にしては?素直であると思われる。

 この問題を解きながらの時点では漠然とであったが,その生徒からの事後報告を聞きながら,頭の中で図が動き始めたので,再現してみた。

 接線が(0,1)を通ると言うのは,へぇ。そーなんだぁ。確かに見たまんま,そーなってるなぁ。とか,

 共有点がただ1つというのは,cosxのグラフの下向き山(最谷部)の左側と右側に交点があるはずだから,だよなぁ。とか。

 

解説図

(1)の(0,1)を通るは,の点の部分である。

の点が接点となり,πの範囲では,交点はただ1つである。

上の図のの点が,交点である。

 

それにしても,こういう,単純な2つのC,Cに対して,奥の深いもの・面白い関係を見つけて,出題するんだから,やっぱ京都の先生はすごいやー。

その生徒も,y=(1−x)/(1+x)のグラフが,富士山状であり,y=cosxのグラフとの交点だから,・・・と,

瞬間的に見抜いてから解き始めているので,やっぱ京都の受験生も只者ではなかったのだったが。

 

今回も利用したのは,

EasyGraph ver.3.0です。

その他,

マシンを引っ越したため,

フリーソフトでGIFアニメを作成しました。

Giam ver.2.03です。

良く出来たソフトで使いやすいですねぇ。

古澤さんという方の作品で,下記のリンクからご覧下さい。

 http://homepage3.nifty.com/furumizo/