防衛庁、「象のオリ」概算要求で1億円


 防衛庁は31日提出した来年度予算の概算要求で、喜界町川嶺地区に計画されている高感度円形無線傍受施設、いわゆる「象のオリ」整備関連経費として川嶺集落水道施設調査など約1億200万円を要求した。社民党の濱田健一代議士(九州比例)の事務所が明らかにした。概算要求の内訳は、「象のオリ」推進派が誘致条件に上げている川嶺集落の水道施設建設に向けた生活用水水源調査費約1億円と新喜界島通信所建設に要する一部用地(約17,000平方メートル)の新規借り上げ費約200万円。99年度は生活用水水源調査費として約7,600万円が予算計上されており、約2,600万円の増額となった。「象のオリ」建設反対運動に取り組んでいる奄美地区平和運動センター(関誠之議長)によると、新規に計上された新通信所建設用地一部借り上げ費について「建設反対派が共同で仮登記している土地なのか、別の土地なのか場所、理由が明白にされていない」と指摘し、場所や理由に注目している。福岡防衛施設局は「後日回答する」とだけ答えたという。

1999年09月02日、南海日日新聞記事より