「象のオリ」用地、福岡防衛施設局160人と売買契約


 福岡防衛施設局は10日、喜界町川嶺地区に建設を計画している高感度円形無線傍受施設・通称「象のオリ」について、地権者総数の8割強にあたる約160人と売買契約を結んだことを明らかにした。建設予定地の総面積は約30ヘクタールで、取得した面積は9割にあたる27ヘクタールに及んでいるという。同施設局によると、用地取得費として約8億円を計上した97年度約60人、988年3月上旬までに約100人の地権者と売買契約を結んだ。取得した土地は所有権の移転登記を進めており、「同意が得られていない地権者についても引き続き交渉を続ける」と言っている。

1999年03月11日、南海日日新聞記事より