「軍事基地から奄美守ろう」

鹿児島の会を結成


 喜界島に防衛庁が進める電波傍受用大型アンテナ施設(通称・象のオリ)の建設計画に反対する「奄美を軍事基地から守る鹿児島の会」は二十一日、鹿児島市の県教育会館で結成総会を開いた。
 市民約八十人を前に、反対運動を進める「喜界島の豊かな自然と平和を守る町民会議」の丸山邦明議長が講演し、「豊かな風土に恵まれた奄美の島々。だが、施設ができたら軍事基地化することは火を見るより明らか。平和で美しい島に、象のオリのような軍事施設はいらない」と強調。反対運動の輪を広げようと呼ぴ掛けた。
 講漬後、会長に和眞一郎さんを選出し、運動方針など話し合った。

1998年10月23日、朝日新聞記事