喜界島象のオリ関連予算8000万円を要求


 防衛庁は1日、喜界町川嶺地区に建設を計画している高感度円形無線傍受施設・通称「象のオリ」関係予算に約8000万円を要求することを決めた。同日夕、濱田健一代議士(社民党)事務所に対し、防衛庁施設関係者が明らかにした。対前年度予算比で約3100万円の増額を求めており、防衛庁によると、川嶺集落の生活用水となる水源の調査費。今回の概算要求に対し、現地で建設阻止運動を繰り広げている人々は「水道施設整備などは行政が取り組むもので、防衛庁が手を出すものではない。安全な水を提供するべき立場である喜界町役場の責任放棄だ」と批判している。

1998年09月02日、南海日日新聞記事より