「象のオリ」建設予定地内農地

反対住民がサトウキビ収穫

喜界島


 防衛庁が喜界島に計画している通信傍受施設「象のオリ」の建設に反対している住民らが十八日、建設予定地内の農地でサトウキビを収穫した。「喜界島の豊かな自然と平和を守る町民会議」の丸山邦明議長は「具体的な活動を通じて反対の意思表示を統け、建設を阻止したい」と話した。
 予定地内のサトウキビ収穫は二回目。同町民会議のメンバーら約四十人が午前八時に喜界町湾地区の喜界教会広場に集合し、建設予定地の川嶺地区にある畑に移動。約四トンのサトウキビを収穫したという。

2000年03月19日、朝日新聞記事より